Driving Rock Band D_Drive

ハードロック・メタルを基本としているインストゥルメンタルバンド D_Drive。バンドリーダーであるSeijiと女性ギタリストYuki による「詩(うた)は無いが、楽器が奏でる歌がある」とも称される程に印象に残るメロディに、Shimataroとchiikoの屈強なリズム隊が絡む。キャッチーなサウンドに仕上げつつも、巧みに練られたドライヴィングロックがD_Driveの最大の魅力だ。

今回は11月6日(金)に渋谷 O-WESTにて、TOKYO MXの音楽番組『LIFE is V』主催により行われたワンマンライヴの模様をレポート!!

出典写真はD_Drive Seiji氏から譲り受けております

『LIFE is V』Presents D_Drive ワンマンライブ

11月6日、関東では新宿・川崎の2ヶ所で邦楽メタル・HR系イベントが行われており集客の苦戦が予想されていたが、いざ蓋を開けてみれば、日本中からこの日の為にTSUTAYA O-WESTへと集まったD_DriveR(ファンの名証)がフロアを埋めている光景を目のあたりにする事となった。D_Driveが地道に対バンやイベントでファンを増やしてきた結果であろう。

オープニングSE「Hyper Driving high」に続いてニューアルバム”R”に収録の「Ran to R」が流れメンバーが登場!SEに合わせてファンが拳を上げるなどスタートから一気に盛り上がり、新曲「Attraction 4D」でライヴの幕が上がる。緊張感溢れる高度なテクニックとアグレッションとが混じり合ったサウンドが会場を完全に掌握する。続く「Drive in the Starry Night」ファンにも人気の高い「M16」と繋ぎ、躍動感溢れる演奏がD_Driveメンバーとリスナーのギアを上げていく。

漫画『進撃の巨人』からインスパイアを受けたというダイナミックな楽曲「Advance and Attack」。この曲はプログレ的ともいえる構築美が楽しめる佳曲であるが、印象的なイントロやつい口ずさみたくなるメロディ・展開も多く、難解なだけでは終わらない、しっかりとリスナーの耳に残るD_Driveならではのメロディの秀逸さがポイントである。
更にD_Driveの代表曲である「Cassis Orange」で会場を盛り上げ、叙情性溢れる名バラード「Unkind Rain」でクールダウンさせる等、緩急がありストーリー性をも感じさせるセットリストにリスナーは段々と引き込まれていく。

シングルとしてもリリースされていた「Among the Distraction」「Russian Roulette」では、Yukiが白いフライングV。Shimataroがサンダーバードを初披露し、いつも以上に攻撃的かつソリッドなプレイでフロアを沸かせる。SeijiとYukiによるフライングVのツインギターという光景も珍しいが、お互いのサウンドがぶつかり合う事も無く、爆音ながらも各楽器の細かい音も聴き取れ、個々にしっかりと主張していた点は司令塔としてこのステージをコントロールしているSeijiのプロデュース能力の高さも大きく反映されているのであろう。スラッシーでザクザクとしたキレの良いギターリフが特徴的な「1,000,000 hp」では、D_DriveRが激しいヘドバンとメロイックサインで応える。この3曲に代表される独創的かつ攻撃性を兼ね備えているD_Drive流メタル楽曲は、もっと多くのメタルリスナーの耳に届けるべきである。それだけのクオリティの高さも価値も兼ね備えている。

出典写真はD_Drive Seiji氏から譲り受けております

今年のワンマンライヴは、例年のゲストが登場するという形式とは異なり、100%D_Driveメンバーのみという濃いステージが楽しめる構成となっていた。ソロコーナーでは、パンクなノリのコール&レスポンスで会場を盛り上げたchiiko。映画『CROSSROADS』 に登場したスティーヴ・ヴァイ が憑依したかの様な圧倒的なテクニックを見せ付けたYuki。改めて、メンバーそれぞれが強い個性の持ち主であり素晴らしいプレイヤーであるという個々の光の輝きを再確認出来た。

アンコール「Screw Driver」ではメンバーに合わせD_DriveRがジャンプをし、この日最高潮の一体感を見せた。D_Driveの魅力である〔キャッチーで楽しいロック〕をこの楽曲は完全に体現している。続き「OverREV」でライヴは終了。メンバーから感謝の言葉が伝えられると、大歓声と鳴りやまない拍手が会場を包んでいた。全16曲、2時間以上という長さを感じさせないステージだった。メンバーの織り成す疾走感溢れるサウンドにより時間が加速したかの様な錯覚さえ受けてしまう。まさにDriving Rock BANDならではの、無限大の可能性を垣間見る事が出来た素晴らしい夜だった。

出典写真はD_Drive Seiji氏から譲り受けております

D_Drive 3rd Album "R"

11月27日に待望のニューアルバム『R』がリリースされる。2009年から始まったD_DRIVEの歴史の集大成となる本作。邦楽ロック界への2015年最後の爆弾となるか?

D_Drive 3rd Album "R"
2015.11.27 リリース

収録曲
1.Run to R
2.Attraction 4D
3.Advance and Attack
4.Russian Roulette
5.Among the Distraction
6.Drive in the Starry Night
7.1,000,000 hp
8.Now or Never

商品番号:COTM-2015
\2700税込(本体価格¥2500)

結成6年を迎えるD_Driveの集大成である本作。テクニカルでキャッチーなロックバンドといった印象から、一歩も二歩も先に進んだ意欲作となっている。勿論、最大の武器であるDriving Rockの疾走感とメロディアスなツインギターは健在。ギターのフレーズにドラムやベースが絡んでる箇所を分析する楽しみや、楽曲ごとのテーマやストーリーを受け手が自由にイメージ出来る事もインストバンドであるD_Driveの強みである。Yukiが手掛けた楽曲では、最新のロックやメタルを吸収しつつ、邦メタル系・コア系バンドに有りがちな海外有名バンドの模造品にはならずに、D_Driveとしてのオリジンサウンドを新たに打ち出す事に成功している。現時点での邦楽インストゥルメンタルアルバムの最先端である事は疑う余地は無い傑作である。

出典 YouTube

【D_Drive11月ライブ&イベント情報】

◾︎11/27(金)神奈川 厚木サンダースネイク
◾︎11/28(土)東京ディスクユニオン新宿ヘヴィメタル館(握手&サイン会)
◾︎11/28日(土)東京新宿 Wild side Tokyo
◾︎11/29日(日)東京 新代田BAR BOOGIE STOCK (トーク&ライブ)

詳しくはオフィシャルサイトをチェックして下さい。
http://www.geocities.jp/lucky_d_drive/page006.html

出典 http://www.geocities.jp

この記事を書いたユーザー

藤崎実 このユーザーの他の記事を見る

音楽媒体で活躍中の音楽ライターです。
エイリアン/SF系映画ライターとしても修行中。
猫大好き!!

得意ジャンル
  • 音楽
  • 動物
  • グルメ
  • カルチャー
  • エンタメ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス