世の中には、5体満足ではなくてもモデルの仕事をしている人達がいます。あなたは、そんな人達を見てどう感じますか?五体満足じゃないくせにモデルなんて、と思うでしょうか。本物のモデルは五体満足でなければいけないのでしょうか。

ここ、イギリスのレスター出身のテイラー・クリスプさん(19歳)は、今、片足モデルとして世間からの誹謗中傷に負けず活躍しています。

生まれつき右足が短かったテイラーさん

出典 http://www.mirror.co.uk

テイラーさんは、大腿骨部分に疾患を持って生まれました。膝頭とアキレス腱、つま先部分がないという状態でした。そして15歳の時にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症にかかり、右足を切断しなければならなくなったのです。

義足を「釘足」とからかわれた学校生活

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テイラーさんの学校生活は、周りの理解のなさから生まれた非常な虐めにより耐え難いものとなりました。義足姿を見たクラスメイトたちは、「釘足女」とテイラーさんを中傷。15歳という難しい年頃であったために、余計にこのことはテイラーさんの心を深く傷つけました。

でも、17歳の時に地元のモデルクラブにスカウトされ、参加。それ以来、「何も恥じることなんてない」という自信がテイラーさんにつきました。「自分は人とは違うけれど、完璧でなければいけないということは何もない」ということを世の中に伝えたいとテイラーさんは語ります。

「今は自分に自信をもって仕事をしているわ。」

出典 http://www.mirror.co.uk

せっかくポジティブに生きる道を見つけて頑張ろうとしているテイラーさんに、世間やメディアは義足モデルのテイラーさんはモデルとして不向きだと中傷したりもしました。それでも温かい家族やパートナーのサポートにより、自信をもってモデルの仕事をしていると言います。

「同じような障がいを持つ人の励みになれれば」

出典 http://www.dailymail.co.uk

五体満足であることは、もちろん感謝すべきこと。でも、そうでなくても誰にでも前向きに生きる権利があるのです。世間の冷たい誹謗中傷は必要ありません。そしてテイラーさんは、若くしてその冷たい世間の壁に立ちはだかったのです。

「同じ障がいを持つ人に勇気を与えたい。」テイラーさんはそう言います。学校を去ったからといって、クラスメイトからの虐めは逃れても世間の残酷な中傷が止むわけではありません。それでもそういう人達は気にしないように努めているそうです。

「色々言われるのはショックだけど、気にしていたら余計に落ち込むわ。それよりも自分に自信を持って何かをすることに集中した方がよほどいいわ。」あくまでも前向きな姿勢を保ち続けるテイラーさん。

「何かをするのに完璧である必要はない」「あなたは1人じゃない」テイラーさんの力強い言葉が、同じ障がいを持つ人達の励みとなることは間違いないでしょう。これからもテイラーさんのモデル活動に期待したいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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