出典 https://www.yahoo.com

皆さんは「We Finish Together」というアメリカの団体を聞いたことがありますか?
この団体は寄付によって集められた、メッセージ付きのリボンがあるメダルを、助けを必要としている人に贈るという行いをしています。
実はこの団体はある1人の女性によって作られました。その女性の名前はキム。難病に侵されていて自身も病気で苦しいなか、キムがこの団体を作るようになったきっかけをお話ししたいと思います。

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「レースは楽しいものではなく、どれだけ速く完走できるかただ挑戦するためのものでした」

キムはそう自分の過去を振り返りました。レースで自己最高記録をだしても常に反省点を見つけ出す、そんな自分にとても厳しかったキムが病気になったのは2009年の事です。

最初は肺炎だと思われていたキムでしたが数か月にわたる検査で、ミトコンドリア病という身体の機能を低下させる難病であることがわかりました。
その後リンパ腫など、様々な病気がキムを襲います。

かつては黒髪で周囲から校長先生と呼ばれていたキムは髪を染め、コスチュームをして病院に行くようになります。

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見かけは変わったキムでしたが、走ることはやめませんでした。

「走っている間、ずっと笑顔でいるわ。今は走るのがとても楽しいの。医者は走ることは私にとって生きがいだというわ」

走ることを楽しむようになったキムでしたが、病気のせいでラスベガスのマラソン大会に出場することができないということがありした。

病気の悪化と、マラソンが出来ないことに落ち込むキム。そんなキムを元気づけたのは、代わりに大会に出た友人がプレゼントした完走者のメダルです。

キムはそのメダルを病院に飾り眺めているうちに、自分が今まで集めたメダルを誰か支えが必要な人に寄付する事を思いつきます。


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そうしてできた団体が「We Finish Together」です。

「私達は他の人に支えられていて、私も助けが必要だったの。一秒ごとに支えられていることを実感するわ。私たちは毎日の中でそのことを忘れがちになってしまうけどね」

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「私は死に向かっているけれど、みんないずれは死ぬのよ。私はその見通しがついているだけ。だから私は横になりながら髪の毛が抜けているのを眺めているんじゃなくて、自分が幸せになる事ができることをしたいの」

医者が走るのは無理だろうと考えていたにも関わらず、キムはそういって最後のマラソン大会に出場しました。

レース中に髪の毛が抜け始めても、キムは笑顔で言います。

「経験すること、すべてが素晴らしい」

キムは不可能だと考えられていたレースの完走をはたしました。
そして人生の最後に貰ったメダルは「私はいつでもあなたのそばにいます」を書かれたリボンとともにいつも彼女を支えていた夫のもとへ。

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キムに残された時間は長くはないかもしれません。それでも彼女は残された人生を、他の人が笑顔になるために送っています。

「みんなメダルを握る事で、誰かが自分のことを考えていてくれていると知ることができるわ。メダルは信じる事と、どんな事とでも戦うことができると思い出させてるれるの」

病気と闘い自分も苦しい中、自分が楽しむ事と他の人への優しい気持ちを忘れないキム。
キムはなにか行動に移す事で、誰かを幸せにできるということを私たちに教えてくれています。

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アメリカに留学中の大学生です。日々の暮らしで見つけた面白い発見を記事にしていきたいと思います。

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