記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「毛深い人はハゲやすい」などと耳にすることがありますが、果たしてこれは都市伝説か、それとも真実なのでしょうか?
そこで今回は、体毛の濃さと毛髪の関係について医師に解説していただきました。

体毛とホルモンの深い関係とは?

体毛はホルモンバランスの影響を受けて増減します。よく体全身は毛深いのに頭髪は薄いという方を見られたことがあると思いますが、これはホルモンの仕業なのです。
ホルモンにもいろいろなものがありますがこの状況で関わりをもつホルモンが、ジヒドロテストステロンというものでこれは男性ホルモンの代表格であるテストステロンが5アルファ還元酵素というもので変換されてできるものです。

血中ジヒドロテストステロンは男性のほうが女性よりも多く、加齢に伴う変化は生後6カ月までの男児では高い値を示しますがその後、急に減少しし思春期まで低い値で推移します。そしてその後、思春期以降は再び上昇して20~70歳代まではほぼ一定の値を維持しますが血液中のたんぱく質に強く結びついて存在しているものがほとんどなので、その値は検査で測ってもその有用性はあまりないとされています。

体毛が濃い=毛髪が薄いは本当だった!?

ジヒドロテストステロンは体中の細胞に備わっているアンテナの役割をする受容体というものに刺激を伝えて効果を発揮しますが、頭部以外の体表の受容体にジヒドロテストステロンが作用しますと発毛する方向に働きます。
ところが不思議なことに頭頂部や頭髪の生え際には髪の成長を抑制する方向に働くことがわかっています。そのために体毛の濃い男性は頭髪が薄いことが多いとされています。
もっと正確に言いますと髪の成長にはサイクルがあるのですが、そのサイクルを繰り返す過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなるとされます。そして頭髪が軟かくなり細く短くなって最後には生え際が後退し頭頂部の頭髪が薄くなる、これが男性型脱毛症(AGA)の正体です。

薄毛を抑制する認可薬がある!

治療として用いられているもので日本国内で認可されているお薬は、プロペシア(フィナステリド)があります。これは先に述べました5アルファ還元酵素を抑制することによりテストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を抑えて、発毛作用を示すと考えられています。
自費診療での処方となり、男性しか使えない、性機能低下などの副作用もありえますが、薄毛に悩んでいる方はチェックしてみてください。

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医師からのアドバイス

もちろん、体毛が濃い人がすべてハゲやすいというわけではありません。個人差がありますので、ご自身の毛髪が心配な方は、まずは専門医に相談してヘアチェックを行ってくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)

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