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女性が妊娠・出産をきっかけに、職場で嫌がらせをされる、または仕事を辞めるように促されること等をマタニティハラスメント(以下、マタハラ)と言います。

昨今、ニュースなどでも取り上げられることが多くなり、マタハラの認知度も高まっていますが、まだまだ女性が働きやすい環境とは程遠いのが現状です。

さて、日本の女性がどんなスタイルで働いているか、ご存知でしょうか?

半数以上が非正規雇用

出典 http://www.garbagenews.net

このグラフは、15歳以上の女性の雇用形態をグラフで表しているものです。

ざっと見ていただいて分かるように、半数以上が非正規雇用で働いています。この非正規雇用の女性に対するマタハラが、大変深刻なものでした。

派遣社員の48%がマタハラを経験

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妊娠・出産を理由に職場で不当な扱いを受ける「マタニティーハラスメント(マタハラ)」について、厚生労働省が女性を対象に行った初の実態調査で、妊娠・出産した派遣社員の48%が「マタハラを経験したことがある」と回答したことが、12日までに分かった。正社員では21%だった。

出典 http://www.nikkei.com

妊娠を申し出たことで、「辞めたら?」「迷惑だ」と言われたケースや、契約を切られる、雇い止め、労働者の交代、産休・育休がとれないなどの経験をした女性が、半数近くいることがわかったのです。

なぜ正社員に比べて、派遣社員の女性がマタハラに遭いやすいかというと、やはり契約ありきの雇用だからではないでしょうか。

派遣先の企業が適当な理由を作り、派遣会社との契約を打ち切ってしまえば逃げ切ることができてしまいます。

そういった意味では派遣社員のマタハラは、黙殺されやすいのかもしれません。

とはいえ派遣社員として働いている女性も、自身の雇用形態について不満を持っていないわけではないのです。

こちらのデータをご覧下さい。

今は派遣だけど正社員になりたい、という声も

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今後の働き方については、60.7%が「当面は派遣社員として働く」と回答しているが、数年後に希望する働き方では「正社員として働く」という人が44.7%で最多となった。

出典 http://news.mynavi.jp

日本人材派遣協会が2015年1月に発表したアンケート結果によると、現在派遣社員として働いている人の約45%が、将来的には正社員で働きたいと回答しているのです。

その理由としては、昇給や賞与といった金銭面だけではなく、福利厚生を理由として上げている人もいました。

つまり、正社員として働きたいという気持ちがありつつも、様々な事情で派遣という雇用形態に甘んじている人が一定数いるということを示しています。

再就職のハードルの高さを感じさせる声も上がっていました。

再就職のハードルは高い!

核家族の場合、子どもが体調不良の時は大変…。

面接時にこういったことを聞かれ、再就職を断念する人もいるのです。

仕事が決まらなければ申請できない…仕事が先に決まっても預け先が確保できない…どちらもハードルが上がる原因なのです。

働きたいのに働けない、こういった方は本当に多いのです。子どもの預け先があれば、また違ってくるのでしょうが…。

どうしても出産・育児でブランクがあると、再就職で正社員採用というのは狭き門ですし、残業、出張などが難しいケースもあることから、派遣やパートという雇用形態を選ばざるを得ないのが現実です。

マタハラに、先頃改正された派遣法(業種を問わず、最大3年しか同じ派遣先にはいられない)が加わることで、益々女性の雇用は不安定になることが予想されます…。

では、派遣社員は産休・育休が取れないことになっているのか?というと、実際はさておき制度としては存在していました。

しかし、取得出来る方はごくわずかですし、復帰後に必ず仕事があるという保証もありません…。

この非正規雇用のマタハラについて、賛否様々な意見があがっています。

Twitterの声

一度退職してしまうと、復帰するのは至難の業…。

双方にメリットがある形で雇用できる仕組みが作られると良いのですが…。

正規雇用よりも非正規雇用が増えているのですから、政治の目を向けて欲しいですよね。

派遣で働くことのリスクを痛感させられる意見。

契約だから仕方ない、という意見も多く見られました。

実際に契約更新を断られ、相談している人も。根深い問題です。

気兼ねなく取得できる仕組みを作らなければ、少子化がさらに加速することは避けられないでしょう。

女性が働く際の選択肢があまりにも少ないのですよね…。

条件を満たせば取得できますし、取得している方もいるのですが、企業がそれを潰しているケースが多々あるのが現実。

これはあからさまですね…。

悲しくなりますね…。

ひどすぎる…。

おわりに

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非正規雇用というのは、契約ありきの雇用です。しかし、働く女性の半数以上が非正規の今、非正規の方の待遇を考えなければ少子化対策は進まないのではないでしょうか。

再就職の門戸を増やす、希望者は正規雇用する、育児サポートの充実など、働く意思を持っている女性の選択肢が増えていくといいですね。

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