「誰しも、いつかは死と向き合うことになる。だから勇敢で、偉大で、寛大であれ。」ニュージーランドにあるクライストチャーチ・ボーイズスクールで、一人の青年が卒業式に最後のスピーチをしました。

1週間前にがん宣告を受けた生徒会長のジェイク・ベイリーさん

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ニック・ヒル学校長のアナウンスの後、車椅子で現われたのは創業134年という名門校の生徒会長であるジェイク・ベイリーさん。彼は入院中であるにも関わらず、卒業式のスピーチのために壇上に立ち、名門校の誇り高き生徒会長として最後の舞台を飾りました。

一言一言に想いを込めてスピーチを読みあげるジェイクさん

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卒業式の1週間前に、医師から「バーキットリンパ腫」と告げられたジェイクさん。最も増殖速度の高い悪性のリンパ腫で、早急に治療を始めなければ3週間後の命の保証はないと告げられました。

実はニック・ヒル校長は入院しているジェイクさんのスピーチを代弁する予定でしたが、今回、特別に病院側から許可をもらい卒業式のスピーチをすることが可能に。1ヶ月ほど体調が優れずに検査を繰り返していたジェイクさんでしたが、やはり思い出のある高校生活。自分でスピーチをしたいという強い意志があったのでしょう。

「人生は短い。誰にも、いつどこで何が起こるかはわからない。未来は僕たちが握っているんだ。人生の大きな夢を語るより、目の前のチャンスを掴んで欲しい。僕たちの目の前にあるものを、プライドを持って挑んで欲しい。今を精いっぱい生きよう。」

ジェイクさんの約20分間に渡るスピーチを誰もが静かに聞き入っていました。そして涙と共に最後のスピーチを終えると、会場からは大きな拍手。そして全員が総立ちで優秀な生徒会長の最後の舞台を温かくサポートしました。

スピーチの締めくくりは「Altiora Peto(志を高く持て)」

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名門校の生徒会長として、最後の誇り高きスピーチを聞いた全員が拍手喝采の後、相手に対し、感謝や敬意を表す「ハカ」と呼ばれるニュージーランドの伝統的な民族舞踊が数名の生徒によって披露されました。

小さく「ありがとう」とつぶやいたジェイクさん。彼が舞台から去る姿を多くの人が感動の眼差しで見つめていました。高校を卒業して、人生まさにこれからという時に宣告された悪性のがん。

壇上で気丈に最後のスピーチをしたものの、きっとこの先の治療に不安な気持ちでいっぱいのことでしょう。それでも、生徒会長として最後の制服に身を通し名門校の名に恥じない立派なスピーチをした姿は、まさに学校の誇りといえるでしょう。

ジェイクさんがスピーチで述べたように、未来は彼自身が握っています。どうか可能性を諦めないで、今後の治療が成功して欲しいと願う筆者です。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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