よくある育児本の言葉「怒ると叱るは違う」「怒るのはよくない」「怒らないためには」「怒らないママになるために」等々の言葉。こういった言葉を見たり聞いたりするたびに「どうして?」って思ってしまうんです。

「怒る」って悪いこと?

だって怒らない人なんていますか?嫌なことをされたり、何もかもがうまくいかなかったり、理不尽なことをされたりしたら誰だって腹が立つしイライラするのが普通だと思います。そして良くないと分かっていても、そんなときには誰かに八つ当たりをしてしまったりイライラをぶつけてしまったりすることもありますよね。家族や友達や恋人達に話すことで落ち着いたり、趣味に没頭したりショッピングやカラオケで発散する人も多いかもしれません。

でもそれが「母親」となると「イライラするなんて子どもがかわいそう」とか「怒るなんて母親失格」とか言われそうで母親としても「ちゃんと我慢しなくちゃ」という思いが強くなり、怒るということにすごく抵抗を感じてしまう気がします。

怒ることって決して悪いことではないですよね。その怒りを抑えきれずに暴言や暴力で当り散らしたり収集がつけられなくなることが良くないだけで怒る感情自体を抱えることはごくごく当たり前のことだと思います。

うまくいかないイライラ

子どもを産んで分かったのですが、育児の中でイライラすることって本当に多いです。働いていたときよりも怒りやすくなったような気さえします。その1番の理由は「うまくいかないことが多いから」なんじゃないかなと思います。人は何かを始めるときに、最終的にこうしたい、こうしようと目標やゴールを設定して臨むと思います。

日常生活でも「8時に家を出るから7時に起きて7時半までにメイクを済まして朝食を15分で終える」と予定を立ててその通りに行動しますよね?でも子どもがいるとどれだけ余裕を持って予定を組んでもその通りにいくことなんてなかなかなかったりします。「あと5分で食事を終えよう」と思っていたときに牛乳の入っていたコップをひっくり返され、「よし出発」ってときに「ママーうんち」となる。

大事な約束であればあるほど、前日からしっかりとシミレーションをして予定を立ててできる限りの準備をして臨んでいるお母さんです。だからこそその通りにいかなかったときのどうしようもない行き場のない空しさがイライラとなって溜まりやすいような気がします。

イライラが溜まりやすい

牛乳をこぼしたのもわざとではないし、うんちも仕方のないことです。そんなことで怒ってはいけないのは分かっているしそれで怒鳴り散らすことはないと思います。でも心の中にイライラがいっぱいな状態だとそんなことで?って思うようなことでも怒鳴り散らしてしまうことがあります。例えばコップに水が満タンに入っているとして、そこにほんの1滴水を垂らしたとします。そうするとコップの水は溢れてしまいますよね?それと同じことです。

気持ちに余裕がないとどんなことでも怒るようになってしまいます。だから大事なのはそのコップを常に空っぽに近い状態にしておくこと。気持ちのコップの底に点でもいいから小さな穴を開けられたらいいですよね。そのためには自分がどんな時にイライラしやすいのか、どうしたらイライラを発散できるのかを自覚しておくと良いと思います。

怒っているときは予告と理由を伝える

女性の場合、生理前後等は体調不良も重なり普通に生活しているだけなのにイライラすることもありますよね。気持ちのコップはほぼ満タンの状態です。当然そこに子どもがいればちょっとしたことで怒りをぶつけてしまうような場面も多々出てくるわけです。

そんなとき、できる限り子どもに怒りをぶつけないように私はなるべく予告をするようにしています。「ママ今日たくさん寝れてなくて(お腹が痛くて、具合が悪くて、理由は分からないけど等で)イライラしてるの、だからこのままお部屋がおもちゃでいっぱいになると、みんなに早く片付けてー!ってすぐに怒っちゃうと思うからあまり散らかさないようにしてほしいんだ」とか「ママ今イライラしてるから大きい声を出されるとすぐ怒っちゃうと思うんだ」とか怒って怒鳴ってしまう前にこのままだと怒りそうだと話すようにしています。

そして子どものしたことで怒っているときでも「ママは今あなたがこれをしたことにすごく怒ってるからお話しできない」と話し、怒っている理由も伝えた上で「話をしない」という行動を起こします。さらに「ママも怒ってるの早くおしまいにしたいから落ち着いたら教えてね」とママの怒りがどうすれば鎮まるのかも伝えています。

他にもただただ話したくない、静かにしていてほしい。そんな時もあるかもしれません。でもそこで何も言わずに黙り込んでしまったらママが怒っている理由が分からない子どもたちは不安になりますよね。そんな時も先に「ごめんね、ママ今誰ともお話ししたくないから時計が◯のところになるまでお話ししなくてもいいかな」と話してから黙るようにして、ちゃんと終わりを伝えそれを守ります。

怒りを抑えるのは優しさ

怒りが溜まってしまうのには色々な原因があると思います。その怒りやイライラを発散するために美味しいものを食べてみたり、やたらと断捨離してみたり、旦那さんにも協力してもらって1人で外出したり、女子会で語りまくったりと色々としてはきましたが、発散法は分かっていてもそれを実践する時間もなかなかないのが母親ですよね。そんな中、先日長男から言われた一言で私の気持ちのコップは空っぽになりました。

それは「今ママイライラしてるからもう少し静かにしてくれないと怒りそう」と話したときに、長男が笑顔で「わかったよ、ママが怒らなくて大丈夫になるように静かにするから寝てていいよ」と言ったあとで妹弟に小声で「ママ大変だから寝れるように静かにしてあげよう、お片付けもしようよ」と話していたことでした。

それを聞いてスッとイライラが消えてしまった私。イライラは優しさで消えるんだなと実感しました。それ以来、家族みんなで「誰かがイライラしていたら優しくしてあげよう」というのが合言葉になりました。

ママだからっていつも笑顔で優しくいられるわけではないんです。訳もなくイライラしたり怒ったり悔しがったり涙を流すこともあります。そんな喜怒哀楽するママで良いと思っています。人には色々な感情があって時には自身でさえもコントロールできなくなってしまう、そんな時は周りの人が自分が優しくしてあげようと思える人になってほしいと思うし私もそうでありたいと思うのです。

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5歳(男)、4歳(女)、1歳(男)の3人の子ども達の育児に奮闘中の主婦です!
母になって、日々思うこと、感じることを書き綴っていけたらいいなぁと思っています♡

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