視聴率が取れないと言われている時代。そんな中、視聴者から絶大な人気を誇っている番組があります。視聴者から愛される番組作りの裏側にはこんなエピソードがありました!プロデューサーが語る番組の裏話を見ていきましょう。

『月曜から夜ふかし』

『月曜から夜ふかし』はマツコ・デラックスさん、関ジャニ∞の村上信五さんがMCを担当しているバラエティ番組。放送時間は23:59〜24:54の深夜帯ですが、超人気番組のひとつです!企画・演出を担う古立善之さんと、プロデューサーの小野隆史さんが番組制作の裏側を語っています。

元々はマツコ・デラックスという、生まれてこのかた陽に当たったことのない陰の存在と、ジャニーズ事務所で光に当たり続けている村上さんが喋る…みたいなコンセプトだったんです。

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光と影というコンセプトだったんですね。確かに見ているとマツコさんと村上さんの好みが真逆なことがあって、その言い合いのようなやりとりが面白いですよね。

ちなみに第一回の収録でマツコさんがブチ切れるというハプニング(?)もあったそう。

第一回放送では、とりあえず「お祓(はら)いをする件」として、番組が成功するようにお坊さんを呼んでお祓いをしてもらったんですよ。そのお祓いがとてつもなく長くて。30分くらいお祓いをしてマツコさんが本気で激怒するって修羅場(笑)。「なんだ、このクソ番組!」って、ものすごく怒ってた。後にも先にもあんなに怒ったのはない。

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回を重ねていくうちに、個性的なキャラクターの一般人やユニークな意見が飛び出し、他のテレビ番組にはない目の付け所と視聴者目線の作りがこの番組の面白さのポイント。

『夜ふかし』って、みんなの中にある“あるある琴線”みたいなものに触れる番組なんですよ。「え! 今の時代にガングロのコがいるのか」という驚きとか、埼玉で育っていまだにダサイタマと言われる感じとか、こういう会話ってみんなの中に共通してあるよねっていう。

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そして、あの株主優待で生活をしているという桐谷さんとの出会いも偶然だったそう。

当初は株主優待のメリットを伺うという真面目なインタビューのはずだったそうなのですが…。

桐谷さんは、「最近株を買う人が増えているらしいよ、株主優待って何があるんだろう?」って調べていく中で、たまたま朝から晩まで株主優待だけで暮らしている人がいるんですって話になって。取材してみたら(面白いポイントは)株主優待じゃない、それよりも桐谷さんが移動する自転車がめっちゃ速かったんです(笑)。

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このように街中や偶然で出会った素人さんで面白い人をフォーカス。その偶然が重なり、素人・取材ディレクター・番組MCの3つが混ざり合う事で、面白い番組になっているんですね。

『情熱大陸』

その分野で活躍している人に密着してその人のいろんな顔や心の内を視聴者に伝える「情熱大陸」。今話題の有名人や芸能人がどんな人なのかわかる番組です。

プロデューサー福岡元啓さんが語った番組の裏側は…

情熱大陸では、本人から「オレ、あんなんだったかな」「あのシーンは流してほしくなかった」という悶々とした感想を、放送直後にもらうことがあります。だけど、しばらくしてから、周りからのいい評判を聞くと、「あれも自分だったんだ」に変わるのです。

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「本人が気がつかない自分」を映像に残す事が多いです。そんな部分を知れる事がリアルで視聴者の心を鷲掴みにしているのかもしれませんね。

「その人の“旬”の時期がいつなのかを判断するのは、なかなか難しいことです。3カ月後には状況ががらりと変わっている可能性もありますから、周囲の状況まで含めてよく観察し、予測しなければなりません。その上で、その人の何を表現したいのかが、シンプルに1行で言い表せることが大切なんです」

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今年の放送一発目はゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんだったのですが、「今年残れるんですか」「紅白歌合戦も2年連続で同じ曲ですが、いいんですか」という本人がよく思わないであろうことも、あえて聞きました。

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歌手のクリス・ハートさんの回でも、「本当に日本が好きなのか」というテンションの切り口で密着するようにしてほしいと、取材するディレクターに言いました。

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鬼龍院翔さんにあえて聞きづらい質問をしたり、クリス・ハートさんが本当に日本好きなのかという切り口で取材したり、「みんなで仲良しこよし」の番組ではないところ、視聴者が普段疑問に思っていることをバッサリ聞くスタイルが受けているんだと思います。

さらに長年取材交渉を続けてきた小田和正さんのオファーを、井上真央さんが取材するという新しいスタイルで実現させました。

賛否はありましたが、小田さんを引きずり出したという効果は絶大ですよ。ここ10年間、出てくださいと頼み続けても、出てくれなかったので。そこで井上さんに出てもらうことで、「変わったことやるならば僕も出てみたい」と小田さんも思ってくれたのです。

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長年続けているけれども、新しいスタイルを常に模索しているという『情熱大陸』。著名人の表の顔だけでなく、深く置くまで踏み込み、丁寧に取材しているからこそ、このような濃い番組が作れるんですね。

『モヤさま』

さまぁ〜ずの二人が街中をブラブラする様子を放送している「モヤさま」。日常的なほっこり感とゆるいスタイルが人気です。伊藤隆行プロデューサーのインタビューを紹介します。

全てが演出でもあり、全てが演出ではないです。そこまでに至る環境作りそのものが演出と言えるんですよ。たとえば朝一で打ち合わせをして、「今日、こんな感じです」って説明をしますよね。でも、さまぁ~ずの三村さんは忘れるクセがありまして、ありがたいことに…打ち合わせの内容を全部忘れるんですよ(笑)

忘れる三村さん、忘れちゃいけない狩野アナ、意外と、ちょっと覚えている感じを出しながらほとんど覚えていない、さまぁ~ず大竹さんっていう3人に対しての、打ち合わせの仕方そのものも演出なんですよね。

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長年さま〜ずのアシスタントを務めてきた大江アナ。さりげなく丁寧なサポートがさまぁ~ずの二人と視聴者から支持を受けていました。2013年4月1日付でニューヨーク支局へ転勤した先輩の大江麻理子に代わりに、狩野アナウンサーが抜擢された理由についてこのように語っています。

まず、さまぁ~ずの2人は「大江の次は知らない子がいいな」と言っていたのです。だから、どこかで一緒に仕事をしていたり、キャラクターとして成立している人は避けようと思っていました。

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そこで抜擢されたのが狩野アナでした。初対面のさまぁ~ずからは、「38歳?」「子持ち?」などといじられながらも、嫌な顔ひとつせずニコニコ笑う狩野アナのキャラクターとの掛け合いが、あたらしいモヤさまが誕生した瞬間でした。

さまぁ~ずの2人は、照れ屋さんというか、人見知りがひどくて、こっちが緊張してしまうような人たちなので、スタッフには「いい人」を集めて、楽しく過ごしてもらう工夫をしています。

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さらにスタッフを選ぶポイントは優秀かどうかではなく「いい子」だそうです。きちんと挨拶ができる、や、街の人に丁寧にお礼が言えるかなどそういう面を見ています。このほのぼの感が視聴者にも伝わるんでしょうね。

『徹子の部屋』

長寿番組で知られている「徹子の部屋」ですが、2015年2月でなんと40周年を迎えました!黒柳徹子さんが毎回ゲストを迎えトークしていく番組なんですが、徹子さんの容赦ない質問と軽快な司会ぶりが癖になる人も多いのではないでしょうか。

華やかなセットが組まれており「部屋」らしい、くつろぎの空間が演出されています。

約20人の観客が本番を待つ中、スタッフは本番前の最終チェック。
間もなくして黒柳さんがスタジオに入ってくると、観客のみなさんの前で立ち止まり、セットやゲストについて気さくにお話しされていました。アットホームな雰囲気でゲストを迎え、収録スタート。

出典 http://www.tv-asahi.co.jp

生放送ではないのですが、黒柳さんはトークの途中で「一旦CMです」と必ず言いますよね。それが生のような感覚を味あわせる面白いところでもあります。

黒柳さんはテレビ誕生と同時に生まれた日本初のテレビタレント。「編集」という技術がなく、生放送が当たり前の時代を過ごされてきたので、ゲストの話をこちらの意向で編集するのは「ゲストの方に失礼だ」として、編集をしない収録スタイルにこだわっているのです。

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また、番組をご覧になったことがある方なら、机の上に置かれている紙の存在にお気づきではないでしょうか。実はこれ、番組側が用意した台本ではないのです。

黒柳さんがつくられている構成台本のようなものです。事前に担当ディレクターがゲストに話を聞いてきて、その話を黒柳さんにお伝えするのですが、そこから興味をもったことなどの情報を黒柳さんが自分でノートにメモしています。そのメモをスタッフと話しながら「この話はこっちかな」「これはこっちかな」と切り貼りして、黒柳さんオリジナルの構成台本を作っているんです。なので、番組が用意する「台本」はありません。

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黒柳さんは、スタッフの方をとても大切にされていて、一度担当になると「ずっと一緒にやりましょう」と声をかけてくださるそう。そんな温かい現場だからこそ、ゲストも安心して話せるのかもしれませんね。

『YOUは何しに日本へ』

テレビ東京系・毎週月曜夜6時57分~から放送している『YOUは何しに日本へ?』。日本の地に降り立った外国人たちに密着する番組。外国人たちの奇想天外な行動がウケ、評判も高い番組です。

しかし、見ての通り、台本はなくぶっつけ本番で空港で見つけた外国人に声をかけているため、その取材は本当に大変なのだそう。

これまでおおよそ4万人以上の“YOU”に声がけして250人以上に密着していますが、各ディレクターがまだ慣れていなかった頃は、40人にインタビューして、そのうち1人オンエアできるかどうかという程度。そこから密着となると、ハードルはさらに上がりますし、密着できたとしてもボツになるのが半分以上あります。

出典 http://www.news-postseven.com

スタッフはほぼ毎日、空港で取材をしているそう。この日は9名3班に別れて取材をしていたようです。

「星の数ほど取材していますが、放送される確率は低い(笑)。基準は『日本の再発見感』があるかどうか。もちろんYOU自体が面白く、かつ周囲の日本人が面白いこと。

出典 http://zasshi.news.yahoo.co.jp

また、声をかけるポイントについては…

「やはり見た目が面白い人には声をかけますが、エピソードが案外普通で出落ちになることがほとんど。オンエアのインタビューでギリギリ使えるかどうか…ってパターンが多いですね」(久岡D)

出典 http://www.tv-tokyo.co.jp

取材交渉がOKでも途中で連絡が取れなくなってしまうことも多いこの番組。このリアルさも面白いですよね!

「たぶん番組と観ている人の距離が近いのでは。ノープランで旅するYOUが放送されると『おカネは大丈夫?』とか連絡が来ますね。そこは彼らの自由な旅を狙っているので、我慢して見守っています」

出典 http://zasshi.news.yahoo.co.jp

その人ごとのストーリーを作らないといけないので、取材をしても放送されないエピソードもあるんだとか。そんな中から放送される外国人は貴重なんですね。まだまだこれからも面白いYOUたちを発掘してもらいたいです。

愛される番組にはこのような裏側の苦労や努力があったんですね…。番組制作サイドだからこそ聞ける裏話に驚き、ますます番組を見るときに注目していしまいそうです!

視聴率が取れない時代と言われている中、これからも独自の路線で頑張ってもらいたいですね!

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白うさぎ このユーザーの他の記事を見る

芸能ニュース、芸能ゴシップ好きの33歳女性。ブログをお休みして、最近はSpotlightでの執筆にハマる日々です。

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