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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
みなさんは捻転毛(ねんてんもう)波状毛(はじょうもう)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これらの毛の形は、いわゆる癖毛といわれ、くるくると巻くタイプの癖毛です。基本的には、毛髪で特徴的にみられますが、実は、その他の体毛でも同じ癖が出ることが知られています。

今回はこの捻転毛と波状毛について、医師に解説していただきました。

捻転毛、波状毛の特徴は?

毛は通常まっすぐ、あるいは、重力で少したわむように伸びますが、この癖毛は、くるくると巻くことが知られています。毛髪で言うと、5~10センチ伸びると1回転するというイメージでしょうか。ここまで巻き毛にならなくても、非常に強いウエーブがかかるかたもいます。

ある程度伸びると重力で下に引っ張られるため、ある程度まっすぐになりますが、髪を短く切った後などは、非常にくるくると巻くことが特徴です。

捻転毛、波状毛の原因は?

髪の毛は毛根で作られ、その主体的な成分としてコラーゲンがあります。このコラーゲンが髪の毛の硬さ、強さを左右しています。コラーゲンは基本的にまっすぐなのですが、所々、硫黄元素が飛び出るように作られています。(髪の毛に硫黄が着いているわけでは有りません。硫黄の元になる元素が、コラーゲンの周りにひっついているのです)

硫黄元素と硫黄元素は、ジスルフィド結合という化学結合を起こしてひっつく性質があります。まっすぐに伸びるコラーゲンの周りに硫黄が着いているため、硫黄同士が結合し、真っすぐ伸びず、くるくる巻いてしまうのです。硫黄元素がコラーゲンの周りにどれほどの量着いているかは、本人の体質に寄ります。つまり、硫黄元素の数が多いコラーゲンを作る人は、髪の毛が巻いてしまうというわけです。

体毛が捻転毛、波状毛だと思わぬトルブルが!

頭髪の場合は髪型の問題だけで、特に支障を来しませんが、体毛、特に睫(まつげ)の場合、癖が強いといわゆる逆まつげになりやすいと考えられています。睫は、もともと、まぶたから外に向かって伸びていますが、ここがくるくると巻いてしまうと、内側に向かって伸びることとなり、眼球自体と接触してしまいます。

また皮膚において、まっすぐに伸びないと、皮膚の外に出れずに皮膚の中に髪の毛の塊が出来てしまうことがあります。これは、皮膚の痛みを伴ったり、感染すると切除が必要になることがあります。

改善法&予防法はない!?

体質ですので、残念ながら改善の方法はありません。一度毛を剃ると治るという、迷信がありますが、これは正しくなく、同じような毛がまた生えてきます。毛髪の場合は美容室などで縮毛矯正パーマをかけることでまっすぐな髪を手に入れることができます。

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【医師からのアドバイス】

捻転毛、波状毛はご両親の髪の毛の質が、子供に遺伝することが大きいと考えられます。また、髪質は年齢と共に変わってきますので、小児の時は何ともなくても、成長すると共に癖が出る人もいますしその逆の人もいます。

(監修:Doctors Me 医師)

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