うのたろうです。
2020年に東京オリンピックが開催されます。

となると、考えてしまうのは近未来。
それも80年代に予想していた20XX年というやつです。

ぼんやりでてくるのは大友克洋の名作「AKIRA」。実際に今、ぼくらの目のまえにやってきているコギレイな現実とは違い、ちっとも洗練されていない世界。昭和のころの想像力ので想像された空想の未来の世界。

スマートフォンもコーヒーの歩き飲みもないけれど、カッコイイメカはある。
そんな世界は男の子なら憧れてしまいますよね。

たとえば左手首を見てください。
どんな時計がついていますか?

ロレックスやオメガなんかの大衆時計?
それとも、パテックフィリップやバシュロンコンスタンタンなんかの雲上時計?
カルティエやブルガリなんかのジュエラーの時計をしている人もいれば、Gショックやチープカシオなんかの実用重視の時計をしている人もいるでしょう。
大学生御用達のハミルトンやサラリーマン御用達のグランドセイコーをしている人もいるでしょう。

では……

文字盤が腕のうえの宙に表示される「空間表示時計」をしている人は?

おそらくぼくの知る限り、そんな人は世界にひとりしかいません。
いくら近未来の時計をつけているといってもアップルウォッチなどのスマートウォッチがせいぜいでしょう。

そんなカッコイイ時計は便利すぎてスマートすぎます。

やはり、近未来といったら男の子の心をくすぐるデザインでなければいけません。
実用性なんか二の次です。カッコよければ、カッコイイんです。

そんなわけで。
本日はそんな話題の「空間表示時計」についてのお話しです。

はっきりいって、これ、むちゃくちゃカッコイイです。
どんなものなのでしょうか?

見ていきましょう……

空間表示時計とは?

読んで字のごとく、腕のうえの空間に文字盤を表示させた腕時計です。

ことの発端はニコニコ動画に投稿された1本の動画。


「空間表示腕時計を作ったった【スチームパンク】」


たった2分26秒の短い動画ですが、これが圧倒的にかっこよすぎて、みるみるまに話題になりました。twitterなどでも拡散され、ちょっとしたブームになりつつあります。

どれだけカッコイイかは、文字で読むより実際に見た方がわかりやすいはずです。ということで、まずはこの動画をごらんください。

出典 YouTube

これが自作だというから驚きです。

電源は単三電池3本。
正体はバーサライタだといいます。

ところで……

バーサライタとは?

バーサライタとは、ひらたくいえば「LEDで文字や画像を表示する装置」です。

ひじょうにわかりづらいですが「板のうえに縦一列にぎっしりならべたLED」を想像してみてください。これを光らせて左右に振ったり、回転させたりするとどうなるのでしょうか?

コンサートのスティックライトなどを想像してみるとわかりやすいだろうと思いますが、光の棒を振ったり、まわしたりすると残像が残ります。
LEDで文字や画像を表示する
これをLEDでおこなう。
しかも光のパターンを変えながらおこなう。

するとどうなるでしょうか?

答えは簡単です。
残像で絵や文字を書くことができるようになるのです。

これがversa-writer(バーサライタ)、あるいはPOVなどとも呼ばれています。

こういった装置(といってもおもちゃのようなものですが)は意外と簡単につくれるうえ、市販もされているので置き時計などに応用されていたりします。

ちなみに。
大まかなつくり方は以下の通り。


①基盤を制作する
②モーターを用意
③EXCELでプログラム(表示する絵or文字)を制作
④組み立て
⑤完成


プログラムのダウンロードやつくり方などは書籍やインターネットの検索で簡単にできますが、専門的な知識も多いため初めての方には少々難易度が高いかもしれません。

電子工学をかじったことがある方ならばかなりスムーズに制作ができるでしょう。さて、そんなバーサライタですが、こういった手順を踏んで作成されます。

今回の「空間表示時計」もその応用です。
この空間表示時計ができるまでの流れはこんな感じでした……

空間表示時計ができるまでの流れは?

まずは空間表示時計制作者のフリスクP氏のtwitterでのこんなつぶやきがスタートでした。

なんとパソコンのUSBに挿して使用する時計扇風機が販売されていて、それを購入したというものでした。

ちなみに。
これ、2200円で購入できます。しかもこれがあれば難しいプログラムを組んだりすることもないのでかなりオススメです。

と、それはともかく。
これを購入し使ってみたところ、氏にはあるアイデアが浮かんだそうです。

そのアイデアとは……

なんとPCではなく、モバイルバッテリーにつないで電源を供給し動かすことに成功。

しかも、それをテープで腕に巻いてみたというのですから、やんちゃっぽさ全開です。もう、すでにカッコイイっ!

そして、さらにやんちゃ心に火はついて……

だんだんと原型ができてきました。
あとはガワをかっこよくするだけです。

そこで氏が選んだものは……

100均のアイテムたち。
氏はこれらを合体させて、これまたカッコイイベルトをつくりました。

もう、ほんと、このセンス大好き。そして……

そこに、先ほどのバーサライタ(USB扇風機)を組みこみ腕時計にしたというわけです。

このさいに電源を単三電池2本→単四電池3本に変更しています。

そして、動画のようなスチームパンクな近未来時計が完成したというわけです。

まとめ

これは完全にアイデアの勝利ですよね。

いや、すごい。
本当、すごい。
天才とは、いい意味での変態さを持った人なんだなということがわかる一品です。

アリモノとアリモノをかけあわせてアリモノをつくっただけなのに、漫画のSF世界が現実に目のまえにあらわれる。

こういった発想ができるというのはまぎれもなく天才なのではないかなとぼくは思います。

「ほええ、すげえな」

そんなふうに思いながら、ぼくのような凡人は、誰もがあっと驚く天才的な文章を書くことができないので、とりあえず精進して鮮度のいい文章の精度をあげていこうかなと思っております。

ともあれ、このバーサライタ腕時計。
Amazonで販売されているUSB扇風機をつかえば、誰でもけっこう簡単に(といっても、多少の知識は必要になりますが)制作することができます。

興味のございます方は、ぜひつくってみてはいかがでしょうか?

まじ、かっこいいですよ。

うのたろうでした。

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