記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
臓器提供は、積極的に語られるようになってきたテーマの一つです。誰かの命をつなぐことが出来たり、提供を受けた人の人生を大きく変えることができる素晴らしいシステムです。

しかしその反面、身近な人が臓器提供の提供者になったら、あるいは自分が提供できるか…と考えると、さまざまな葛藤や迷いが生まれるでしょう。今回は、この臓器提供について、医師に聞いてきた話をお伝えします。

臓器提供する、しないを意思表示をしよう!

角膜の提供を受け目が見えるようになったり、腎臓の提供を受け週に何日も通っている腎臓透析が必要なくなったりする人がいます。その人の人生を大きく変えるような助けとなるのが臓器提供です。そして必要な臓器提供を待って、何十年も過ごしている人たちがいます。

臓器提供は個人の決断ですが、残された人にもいろいろな思いを抱かせる、大きな決断でもあります。また誰もがいつどんな時に事故に遭ったり、病気にかかったりするかはわからないものです。万が一、事故などで亡くなってしまう場合、自分の身体の取り扱いにきちんと「自分の意思」が反映されるのは重要なことです。いざというとき、臓器を提供するかどうか、あなたの意思表示をする方法があります。

健康保険証・免許証に記載しておく

【免許証】
一番皆さんがよく目にする機会の多いものは、やはり運転免許証の裏などにある臓器提供の意思表示欄などではないでしょうか。

【健康保険証】
健康保険証にも、あらかじめ臓器提供の意思を記載できる欄があるものも増えてきています。

「いつ臓器提供の提供者になる可能性があるか」というと、交通事故や病気で倒れて病院で処置を受けるとき、という可能性が高いでしょう。そういう場合に運転免許証や健康保険証に、臓器提供について自分の意思を記しておくのは、しっかり意思が反映される可能性が高く合理的です。はっきり決まっているのであれば、ぜひ意思表示をしておきましょう。

意思表示カード、インターネット登録で意思表示ができる

【臓器提供意思表示カード】
また、役所や図書館といった公共施設などに行くと、リーフレットについている形で臓器提供意思表示カードなどが置かれていることがあります。公衆電話の脇や、役場の窓口などの横などにもあり、全国で配布されています。運転をしなかったり、健康保険証に臓器提供の意思表示欄がない場合は便利に利用することが出来ます。

【インターネット登録】
あまり知られていないように思いますが、インターネットであらかじめ臓器提供の意思を登録しておく方法もあります。日本臓器移植ネットワークという公社で運営していて、モバイルサイトもあるようです。15歳未満の方でも「臓器を提供しない」という意思の登録ができるようになっています。

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【医師からのアドバイス】

家族や自分の身近な人が臓器提供者になった場合、その心の葛藤は激しいものでしょう。そんなとき「臓器提供の意思があるかないか」がわかれば、家族や関係者も気持ちの整理がつきやすでしょう。

また自分自身の臓器提供を考えたとき、自分には難しいと考える人も多いと思います。人生観、宗教観も関わる大きな決断です。しかし冷静に考えできるうちに、意思表示しておくのが一番よいのではないでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

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