記事提供:カラパイア

我々人間は、1万ものにおいを嗅ぎ分けられることを知っているだろうか。これは1200万個もの嗅覚受容器細胞のおかげだ。だが、犬は4万のにおいを嗅ぎ分けられる1億~3億の受容器細胞をもっている。

においというものは、その人の気分、感情、記憶にかなりの影響を与え、いい香りに包まれているとすばらしい経験を忘れないで幸せな人生を送れるチャンスが増えるということが、研究でわかっている。

嗅覚は人間が肉体的・精神的に意識しなくても、味わうことのできる基本的な感覚のひとつなのだ。

ところが、日々の生活においてひどいにおいに遭遇せざるをえないこともある。思わず顔をしかめて、反対方向へ逃げたくなるような、怒りすらわいてくるようなにおいだ。

ここでは、世界最悪と言われる悪臭をあげてみよう。

ただし個人差もあるので、人によってはそのにおいが好きだったりもするからそこんところよろしく。

10. ツメバケイ

体臭がもっとも臭いと言われている鳥。野生動物が悪臭を放つのは、防衛のためだが、ツメバケイの悪臭は食物の消化方法のせいだ。この鳥は、食べたものを前腸発酵の助けをかりて消化する。

牛などの反芻動物に通常見られるように、発酵専用の消化管でバクテリアが摂取した食物を分解する。

そのため、この鳥は牛の群れのようなにおいがする。肉はおいしいし、飛ぶのが下手で捕まえやすいのに、このひどい悪臭のため、よっぽど飢えていない限り、食料にしようとする人はいないようだ。

9. ビュー・ブローニュチーズ

2004年11月、強烈ににおうと言われている15のチーズの中から、どれがいちばん臭いかを決めるのに科学者が挑戦し、見事第一位を獲得したのがこのチーズ。牛の乳のにおいというより、牛の糞のにおいと言われる強烈なにおいは耐えがたいほど。

マッシュルーム、濡れた土、腐った葉に近いにおいで、フランスで公共の場では禁止されているエポワスよりもくさい。このチーズの悪臭の原因は、チーズの酵素に作用するビールバクテリアのせいだ。

8. ピータン

ピータンという卵は、いったんそのにおいを嗅いだら鼻について離れない。これが好きな人はどうやってにおいを克服して、口に入れたのだろうと思わざるを得ない。

ピータンとは、灰と土、米、塩、石灰の中に数ヶ月寝かせた卵。熟成が終わり、殻をむくと、こげ茶色の白身と、クリーミーでダークグリーンのにおう黄身が現われる。

硫黄やアンモニアのにおいに似ていると言われる。

7. ゾリラ

危険なものが多いとはいえ、小さくて毛がふさふさした動物はかわいい。しかし、長くふさふさした尾っぽに美しい白黒の縞模様のこの小動物ゾリラは、なにはともあれ、避けたほうがいい動物かもしれない。

イタチの仲間で、夜行性で肉食、北米にいるスカンクと姿はそっくり。捕食者に対する防御のために、肛門の腺から嫌な臭いのする液体を噴出して、一時的に相手の目を見えなくする。

半マイル先からでもこの硫黄ベースの臭いはわかり、涙目になりそうなほどの強烈なこの臭いのせいで、ほかの動物もゾリラを追いかけないほうがいいことがわかっている。

6. 硫化水素

硫化水素(H2S)のにおいも最悪なもののひとつ。腐った卵のにおいというのが一番しっくりする表現だろう。汚れた不快なにおいとして、監獄の中に閉じ込められた囚人を表わすのにも使われる。

実験室で発生するだけでなく、下水や沼、バクテリアが酸素のない環境で有機物を分解している場所でこのにおいに遭遇できる。不快な臭気だけでなく、このガスは腐食性があり、引火、爆発しやすく、有害でもある。

5. シール島

魚は最高のタンパク質源かもしれないが、最悪のタンパク質のにおいも発する。魚の肉のにおいはいいが、腐った魚のにおいは耐えられないという人も多いだろう。

魚の悪臭は、魚の肉が酸化することによって、トリエチルラミネオキシドという化学物質が分解されアンモニア誘導体に替わるせいだ。

南アフリカの海岸の狭い場所で、一匹だけでなく、たくさんの魚の死骸が腐っているところを想像してみて欲しい。シール島は小さな島で、アザラシだけでなく、たくさんの魚の死骸やアザラシの糞のせいで、吐き気をもよおすとてつもない臭いが充満している。

4. ショクダイオオコンニャク(死体花)

花が咲くときに、ものすごい腐臭を放つ。死体花とも呼ばれ、腐敗が進む死骸に似た不快な刺激臭を放って、腐肉を好む虫を惹きつけ、授粉を媒介してもらう。

ニクバエやフンコロガシやその他肉食の昆虫がこのとてつもない臭いに引き寄せられてやってくる。インドネシア、スマトラ島原産のこの植物は花が咲くのにかなりの時間がかかる。

3. ドリアン

マレーシア原産のこの果物は、東南アジアでは一般的だが、外国人にとっては排泄物、腐ったタマネギ、ジムで履いていた靴下とテレビン油を混ぜたの臭いに似ているらしい。

ドリアンの放つ臭いには、エタンチオール(タマネギに似たにおい)、メタンチオール(腐ったキャベツのにおい)など、およそ44もの悪臭成分が含まれている。

そのにおいのせいで、シンガポールでは禁止されているところもある。

しかし、東南アジアの人々にとってはとても実用的なフルーツで、伝統料理の風味づけや抗発熱剤、催淫剤などに使われている。

2. 未処理下水

人間の排泄物は臭いものだが、それがおむつや凝固脂、その他汚いもの一緒に一ヶ所で山になっていたら、もう最悪極まりない。長い間にたまった15000トンもの未処理汚物のにおいを想像してみて欲しい。

これはファットベルグという状況だ。2003年、ロンドンの下水道作業者が、一台のバスほどの高さに積みあがった汚物を発見し、それがロンドンの下水道の流れを悪くしていたことがわかったという。その臭いたるや、説明する言葉もないほどだろう。

1. 腐敗した人肉

運悪く死体や腐敗が進行している人体に遭遇したことがないとしても、このにおいは決して忘れることはできないだろう。研究者による実験で、腐りつつある人間の死体のにおいに近いのはブタの腐肉だけだということがわかったという。

腐敗中の人体は酵素やバクテリアなどさまざまなものが分解するため、生じるにおいはそれはひどいものになる。

不明遺体を捜索する仕事にたずさわっている人たちはしかたがないが、そうでない人は最後に食べたものを吐き出したくなかったら、極力避けるべきにおいだろう。

別格:シュールストレミング

臭いにおいと言えば、最初にこれを思い浮かべる人が多いかもしれない。主にスウェーデンで食される塩漬けのニシンの缶詰、シュールストレミングはその強烈なにおいから、「世界一臭い食べ物」と称される。

気密性が高い缶の中で二次発酵を進めているのは、Haloanaerobiumと呼ばれる嫌気性細菌の一種である。この細菌が醗酵の過程で、強い悪臭を生成している。

その強烈な臭いは、魚が腐った臭い、または生ゴミを直射日光の下で数日間放置したような臭いともいわれる。臭気指数計ではくさやの6倍以上(8070 Au)の値を示す。

開缶と同時に噴出するガスに失神する人までいる程で、内容物が衣服などに跳ねた場合、その異臭を完全に取り除く事はできないという。

それでも一度は食べてみたいという人、楽天などのネット通販で入手できる。

というか私は銀杏がどうしても食べられないし、クサヤも食べられないのだが、とてもおいしいといって食べる人も多いので、においの感度と好みってやっぱ人によって違うよね。住んでる地域などによっても異なるのかな?

出典:therichest

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