今でこそ大晦日は「紅白歌合戦」と「笑ってはいけない24時間」の二つですが、10年前の大晦日は「紅白歌合戦」に格闘技イベントが2つ、年によっては3つ並ぶことがある格闘技ブームで毎年格闘技イベントが行われてました。

ブームが過ぎ去っても大晦日に格闘技イベントは大晦日に行われてましたが、2年前に大晦日に格闘技イベントを行うことが途絶えてしまい、「格闘技の冬」を象徴してしまっていますが、今年の大晦日に大きな対戦カードが決まりました。

立ち技系格闘技K―1の全盛期を支えた魔裟斗(36)が大みそかに一夜限定で現役復帰することが5日、分かった。現役UFC選手の山本“KID”徳郁(38)と3分5RのK―1ルールで激突する。

出典スポーツニッポン  2015年11月6日 07:24

現役引退をした魔娑斗が一夜限りの現役復帰をして、現役のUFC選手である山本KIDと対戦することになりました。

11年前に対戦

この二人は11年前の大晦日、格闘技ブームの真っ只中「K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!」で組まれたのが「魔娑斗vs山本KID」戦でした。

K1のカリスマである魔娑斗と総合格闘技でデビュー後すぐに世界王者になり、「神の子」と言われてた山本KIDが対戦。当時格闘技ファンは勿論、日本中がどちらが強いのか?と大きな話題になりました。

その試合結果は

試合はK1ルールで3分3R(延長1R)で行われ、

1R 先に左ハイでけん制した魔裟斗。その速さに場内がどよめく。しかし、KIDも鋭い出足で中に入ると、左右のフック。コーナーに詰めていく。しっかりガードの魔裟斗は、コーナーから脱すると、KIDはさらに左右のワンツーで前進! 中量級ならでのスピードに魔裟斗もステップバックでかわし、右のカウンターのストレートを合わせていく。キック2戦目とは思えない、驚異的なステップを見せるKID。しかし、魔裟斗も右ミドルをガードを上から叩き込むと、KIDも右フックから左ミドル!! さらに鋭いステップインから、魔裟斗をロープに詰めると左フック!! 思わず魔裟斗がダウンする!

出典 http://web.archive.org

なんと、K1ルールで総合格闘技の山本KIDがダウンを奪いましたが

遠い間合いから右ロー2連打! さらにコーナー際で右ローがKIDの股間に入り、KIDは急所を押さえて前のめりにダウン。魔裟斗にイエロー後、5分間のインターバルが置かれる。

出典 http://web.archive.org

魔娑斗のローキックが山本KIDの金的に当たってしまい試合は一時中断。その後もお互い積極的に攻撃を仕掛けて3R まで終了。

判定は2−0(1者ドロー)で魔裟斗が勝利。試合後、魔裟斗はKIDに歩み寄り、抱擁。リング上でマイクを取り、花道を帰るKIDに「1Rのローブロー、KID、本当にゴメン。オレより5キロも軽く、ダウンを取ったのもサスガ。渋谷じゃないけど、東京のどっかで呑みたいな。KID好きだし、いいところを見たことあるし、今回は、試合で舌戦したけど、しばらく試合することもない。これで心おきなく、今まで以上に仲良くなれる。今年は世界一のベルトがないけど、来年こそベルトを巻く。オレは一番が好きだから。一番、輝きたいと思います」とKIDとの邂逅と、ベルト奪還を誓った。

出典 http://web.archive.org

判定で魔娑斗の勝利に終わりました。

その後の二人

その試合後も魔娑斗はK1ミドル級のカリスマとしてK1で戦い、2007年に女優の矢沢心と結婚。2008年にK1WORLDMAXで優勝。翌2009年の初めに突然の引退発表をして2009年末に引退。

引退後はタレントとして活躍してましたが、2012年にK1のエグゼクティブプロデューサーに就任。しかし、同年に「運営との考え方の違い」を理由にエグゼクティブプロデューサーを退任。その後はまたタレント活動を続けています。

山本KIDはあの試合の後は総合格闘技の選手としてK1やDREAMで試合を続けている中2004年にモデルのMALIAと結婚。一児をもうけるも2009年に離婚。

2011年にDREAMを離脱して世界最高峰の総合格闘技の場であるUFCと契約。UFCでは3連敗と結果を残せなかったが、頚椎ヘルニアを患っていたことを告白。治療に専念し今年の2月に3年ぶりの復帰戦を行いました。

現役復帰の魔娑斗は

一夜限りの現役復帰が決まった魔娑斗は現在大晦日に向けて猛練習の日々だそうです。

大一番に向け、今夏からジム練習を再開。久々に人を殴り、殴られ、拳を腫らしながら週6日のペースで汗を流してきた。現役時に数々の戦いを乗り越えて神経がまひし、痛みを感じなくなっていたすねも、今では椅子にぶつかると痛みも感じるという。ただ、ジムでのトレーニングは継続しており体脂肪は1桁台をキープ。ベンチプレス130キロを持ち上げるパワーで重量感ある打撃を披露し「一発は重いですよ。当たるか分からないけど」とニヤリ。3分5Rの真剣勝負を見据え、残り2カ月で体力を強化していく。

出典スポーツニッポン 2015年11月6日 07:24

6年ぶりに一夜限りの現役復帰を決めた理由として魔娑斗は

「子供ができて、2人を見ていて全てが挑戦なんです。0歳の子供が寝返りを頑張って挑戦し、3歳の子供が公園のグループの中に入っていくのも挑戦。そういう子供がチャレンジする姿を見ていると、おやじも、ちょっとは挑戦して頑張らなければ、という気持ちになる」

出典スポーツニッポン  2015年11月6日 07:24

子供が生まれたことにより”挑戦”することが芽生えたという魔娑斗。おやじも毎日挑戦してる子供を見て挑戦しようと決心するとは現役時代に「反逆のカリスマ」と言われた魔娑斗らしいといえます。

現在も現役の山本KIDは

3年ぶりに復帰戦を行った山本KIDは現役選手のプライドをのぞかせています。

現役UFCファイターの山本“KID”徳郁は魔裟斗戦に向け、すでに10月中旬から1カ月間の予定で、キックボクシング技術習得のため本場タイで合宿を行っている。契約が残る中、UFCから特別に許可を得てK―1ルールでの対戦が実現。「また日本の格闘技を盛り上げたい」と笑顔を見せ、「リングに立ったら真剣。だけど、その前までは楽しみ。大みそかまでは。リングに立ったらマジで情け無用」と“ガチ対決”を宣言した。

出典スポーツニッポン 2015年11月6日 06:10

UFCでの復帰戦は無効試合となって

9月27日さいたまスーパーアリーナで開催されたUFC Fight Night: Barnett vs. Nelsonでは試合が決まっていたにも関わらず、山本KIDと対戦相手のマッド・ホーパー共に負傷で試合は中止。復帰第二戦となるこの試合で結果がほしいところでしょう。

11年ぶりの対戦にファンは

11年ぶりに対戦が決まった試合にワクワクドキドキしてる格闘技ファンも多くて

喜ぶ方がいる一方で

こうした声もあり、格闘技界にスターが現在いないことを表しているのかもしれません。しかし、こうしたカードで注目を集める事によって、現在格闘技界で頑張ってる人が試合内容で注目カードを圧倒して自ら注目を浴びるチャンスでもあるので、格闘技イベントが盛り上がっていく方向にいけばいいなと筆者は思います。

11年ぶりに対戦が決まった魔娑斗vs山本KIDは大晦日のTBSの特番「史上最大の限界バトル KYOKUGEN2015」(12月31日午後6時~)で放映されます。

最新の情報は「KYOKUGEN」の公式Facebookがありますので、そちらをチェックしてれば試合チケットの情報とかも出てくるかもしれません。

この記事を書いたユーザー

篁五郎 このユーザーの他の記事を見る

政治・経済、思想・哲学、文学を学びつつ地元を中心にラーメンを食べ歩くフリーの物書きおじさんです。
spotlight公式/プラチナライターでもあります。仕事は随時受け付けしてますのでブログなどを参考に依頼待ってます。
ブログ:http://ameblo.jp/komi1114/
メールアドレス:komi1114@gmail.com

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス