昨夜PM10時からのドラマ「無痛~診える眼~」では、為頼先生が、白神メディカルセンターの医師の顔を見て、コレステロールが高いと言う兆候を捉えました。

もしかしたらこれは、「黄色腫」と呼ばれるものかもしれません。まぶたに現れることがあるのですが、黄色腫とはどのようなものなのでしょうか?

黄色腫

コレステロール値が高い人は、上の写真のように、上まぶたの内側に黄色っぽい扁平な隆起として現れることがあります。
コレステロールの高い人に特異的なものだという訳ではありませんが、このような黄色腫が生じることがあります。

発疹性黄色腫

適当な画像が見つからなかったのですが、
中性脂肪が高い人では、4ミリ~6ミリくらいの黄色&褐色の円形でやや盛り上がった発疹が、ひじやひざ、お尻、太ももの裏側、くびに出ることがあります。

格好悪いだけではない

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高かったり、中性脂肪(トリグリセライド)の値が高かったりすると、このような兆候が顔や体に出ることもありますが、顔や体に出て格好悪いだけではありません。

脂質異常症(高LDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症)が長く続くと、血管にこれらの脂肪が沈着し、血管が硬くなります。
つまり、脂質異常症は動脈硬化の原因となり、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞になるリスクも抱えることになります。

また、顔や体にこのような兆候が現れることはなく、健康診断を受けていない人の中には、何の自覚症状もないため、知らず知らずのうちに動脈硬化が進み、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞で倒れる人もいます。

1年に1回は健康診断人間ドックを受けて、これらの値が高くないか調べて貰うことが重要です。

予防するには

脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症)を予防するには、摂取する油や脂に気をつけましょう。

①トランス脂肪酸を使った料理は出来るだけ控える
最近よく耳にするトランス脂肪酸は悪玉コレステロールや中性脂肪を増やします。

マーガリンや洋菓子、ファーストフード、インスタント食品、市販の加工食品に多く含まれています。
商品の裏にショートニングや加工油脂、ファットスプレッドと書かれていたら、イコール=トランス脂肪酸だと思って下さい。

トランス脂肪酸のことを、「最悪の脂肪だ」「キラーオイル」と言う専門家もいます。
できるだけ控えることが脂質異常症の予防には大切です。

②亜麻仁油(あまに油)、えごま油、米油 がお勧めです。
家庭で使う油はオメガ3と呼ばれるこれらがお勧めです。
悪玉コレステロールを減らす作用や、認知症予防の作用、骨の健康を維持する作用など多くの良い作用があると言われています。

これらの油は、サラダオイルなどと比べるとお値段が高いので、そこがデメリットかもしれませんが・・・

③EPAの多い青魚を積極的に食べましょう
EPAには悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす作用があります。
EPAはサバやアジやイワシ、マグロなどの青魚に多く含まれます。
これらを積極的に献立に取り入れましょう。

④運動
運動は善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールや中性脂肪が増えるのを防ぎます。

忙しくて運動する時間が取れない人は、テレビを見ながら足踏みをするだけでも、何もしないのと比べるとかなりの差があります。
ラジオ体操や簡単なストレッチなど、工夫して自分に出来るものを探し、生活の中に取り入れましょう。

手軽にできる運動を毎日続けることが大切です。

わかっていること&当たり前のこととは思いますが、ドラマ「無痛~診える眼~」はフィクションです。
パッと見ただけで病気が判る為頼先生のような医師はいません。

健やかな毎日を過ごすためには、健康診断を受けてチェックし、自分自身でも食事に気を付けて運動を心がけましょう!

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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