ニュースや歌詞、バラエティー番組などで使われている言葉でも間違って使われている言葉がたくさんあることをご存じでしょうか?


号泣

「号泣」は「大きな声を出して泣き叫ぶ」というのが本来の意味です。
(中略)
「号」の字は「大きな声を出す」という意味で、「怒号」や「号令」といったことばにも使われています。
この字の意味からすれば、「号泣」する場合には必ず大きな泣き声を上げていなければならないはずです。

出典 https://www.nhk.or.jp

TVでよく用いられる表現ですね。
号泣!とテロップでは流れているのに、泣いている当の本人は少し涙を流しているだけ...なんてことはよく見かけます。
このテロップを見るたびに違和感を感じるのは私だけでしょうか?


さわりだけ紹介します

本来の意味は「聞かせどころ」「いちばんよいところ」です。

出典 https://www.nhk.or.jp

最初だけという意味で使う人が多いですね。
気を付けましょう。


私には役不足です

1俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。「そのポストでは―な(の)感がある」

出典 http://dictionary.goo.ne.jp

「力不足」と言うべきところを「役不足」と言ってしまう例が多いようです。
「その仕事は私には役不足です」と言うのはつまり、「そんな簡単な仕事は私の仕事ではないです!」と言っているようなものです。


「おざなり」と「なおざり」

現代語として考えた場合、両方に共通している部分は、「いい加減な対応だ」ということです。そして異なるのは、「おざなり」は「いい加減ではあるにせよ、何らかの対応をする」のに対して、「なおざり」は「多くの場合、何の対応もしない」という点にある、と言うことができます。
(中略)
「おざなり」は、「御座(敷)の形<なり>」を縮めたものです。このことばは19世紀初めには使われ始めていますが、宴会の席(御座敷)などで表面的に形ばかりを取り繕った言動のことを指したものと推測されます。
いっぽう「なおざり」の語源にはいくつか説があるのですが、その1つに「なほ(直・猶)+さり(去)」というものがあります。「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「去り」は「遠ざける」という意味がありますから、ここから想像すると「なおざり」は「何もしないで距離を置いておく(放っておく)」というのが出発点だった、と言えるかもしれません。

出典 https://www.nhk.or.jp

この区別は曖昧なまま使っていました。
成り立ちを見ると理解しやすいですね。


~ざるをえない

これは、知っている人にとっては「そんなことは当たり前だ」と感じることでしょう。しかし、放送の字幕でも間違いが見受けられることがあるようなので、今回あえて取りあげてみました。
「行かざるをえない」は、
○ 行かざる - を / 得(え)ない
というように成り立っています。「行かないということをできない」つまり「行かないわけにはいかない」という意味です。しかし、このように分解せずに、
× 行かざる  / おえない
という形で誤解してしまっている人がいるようです(この場合の「おえない」は、「負えない」あるいは「終えない」ということばだと解釈しているのでしょうか? よくわかりません)。
よく似たものとして、「しかたがない」という意味の「やむをえない(止(や)むを得(え)ない)」を、誤って「やむおえない」と書いてしまう例があります。○ やむ - を / えない
× やむ  /  おえない

出典 https://www.nhk.or.jp

発音だけ聞いている分にはいいのですが、時々変なところで区切って読む人がいたり、文章のなかで間違った書き方がしてあったりすることがあります。


3階の発音は「サンカイ」?「サンガイ」?

古い日本語では、「1階、2階、3階、4階」は[イッカイ、ニカイ、サンガイ、シカイ]と言っていました。「3階[サンガイ]」および「何階[ナンガイ]」が濁るのは、「『ん』のうしろは濁ることが多い」という日本語の傾向によるものです(ただし「~回」の場合は「3回[サンカイ]」「何回[ナンカイ]」なので、すべての場合に「ん」のうしろが必ず濁るというわけではなく、この傾向が規則的にある語と、もともとない語とがあります)。
ところが、「シ」は「死」に通じる、という発想(忌みことば)から、「シカイ」の「シ」を「ヨン」に取り替えて[ヨンカイ]と言うようになりました。「シ」を「ヨン」にそのまま替えただけですから、[ヨンガイ]にはならなかったのです。
「~階」の読み方には「『ん』のうしろでは濁る」という規則があったのですが、[ヨンカイ]という新しい言い方が生まれたことによって、「規則違反・例外」が出てきてしまいました。ここで、規則を捨ててこの際「3階」「何階」も[サンカイ][ナンカイ]にすればすべて「~カイ」で統一するのですっきりするのではないか、という考えが生まれたのだと想像できます。
ただし、「3階」を[サンカイ]と読む人は全体としてみればまだ少数派で、違和感を引き起こすことがあるのを知っておいたほうがよいでしょう。文研の調査では、九州地方では[サンカイ]と読む人が多いものの、それ以外の地域ではすべて[サンガイ]と読む人が多くなっており、日本全体では[サンガイ]派が4分の3以上を占めることが明らかになっています。

出典 https://www.nhk.or.jp

私はずっと「サンカイ」だと思っていたので、これにはかなりびっくりしました。
地方によっても差があるようですね。
みなさんはどちらの読み方をしますか?


おわりに

いかがでしたか?
よくわからないまま、または間違ったまま使っている言葉はたくさんあるようです。
正しい日本語を使える人は素敵ですね。

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