ある日遭遇した不審な車

先日近所を歩いていると、歩道に寄ってヨロヨロ走る、挙動不審の車に遭遇しました。運転しているのは70代ぐらいの男性。

気になって見ていると、少し開いた窓から声がします。
「うんうん。今、信号の所にパン屋が出て来たぞ!」
携帯で誰かと会話中のようです。道を確認しているようですね。どうりでスピードを落としてふらついているわけです。

しかし、その車の進行方向にはパン屋などありません。あるのは「パソコン教室」。そう言えば、そこから数百メートル先の信号の所なら本当に「パン屋」はあります。恐らくパン屋は目印なのでしょう。

(おじいちゃん、駄目じゃん!)そう思いましたが教える術もなく、場所も間違えている上にヨロヨロ走行の車はそのままパソコン教室を左折して行きました。きっと辿り着けないに違いないのに。

最近増えている高齢者の事故。安全な場所に停車することもなく携帯で通話し、正確な場所も把握出来ていない、あのおじいちゃんの運転マナーと思い込みにもその理由が見えたような気がしました。

高齢になるほど、自分の運転に自信を持つ傾向が!

高齢者を対象にしたアンケートでは、意外な結果が出ていることに驚きました。年齢が上がるほど、自分の運転に自信を持つ人は多いようです。

運転中の危険な状況を「回避できる」と回答している人が75歳以上では実に半数以上に達しているんですね。運転経験が長い分、テクニックに自信があるということのようです。

十分対象であると思われるのに、高齢者マークを付けていない方を良く見かけますが、「自分には必要無い」と思っている方が多いということに繋がるのだと思います。

これは、自分の運転テクニックであれば、十分危険を回避できるかどうかということに関して、イエスと回答した人の割合ですが、今おっしゃられたとおり、70歳を超えるとぐんと上がってまして、75歳以上の方では、実に53%に達しているということです。

出典 http://www.nhk.or.jp

高齢者であるという認識とマナー

高齢者の事故は、年間10万件以上も発生しているそうです。当然ですが、身体上の衰えも当然事故の原因に繋がっています。
判断能力の低下もありますが、視力の低下なども大きいようです。

そして、これは個人的に感じることなのですが、運転の上手い高齢者のほうが、しっかりと「高齢者マーク」を付けているドライバーが多い気はします。勿論、付けていても危うい方はいらっしゃいますが、こちらも心得ておける為、距離を取ったり注意が出来るので危険を回避しやすいんです。

この「高齢者マーク」を付けずに危険運転に至ってしまうのが、上で書いた「自分の運転に自信を持っている人」という事に繋がるのではないかと感じました。

「自分は高齢者である」という認識と周知させる意識の違いにも、実際の運転テクニックとマナーが表れるのでしょうね。

未来ある若者が高齢者による事故で亡くなる矛盾

おじいちゃんおばあちゃんになっても夫婦で仲良くドライブなんて、素敵な老後だと思いますし、憧れます。

しかし、最近本当に増えている、高齢者の単純な判断ミスや誤操作による事故で、まだ若く未来のある方や子供のいる方が亡くなっているのは悲し過ぎませんか?

核家族化が進んでいる現代では、老夫婦世帯の為に車は必要不可欠で、免許を返納出来ない方もいるそうです。

しかし、ほんのちょっとの判断ミスや思い込みで、大切な誰かの家族を犠牲にすることがあったら、取り返しがつきません。

家族も注意したい高齢者の運転

家族に高齢者のいる方は、本当に安全な運転が出来ているか?免許返納させたほうが良いかを、改めて見てあげて欲しいと思います。

高齢者は自分では自覚出来ていないという現実を考えると、周囲がしっかり現実を見極めてあげる事が大切なんですね。

そして、自分達もいずれ歳を重ねたら、しっかり自分の身体能力の衰えを自覚し、時期を見極めて運転を続けるかどうかをしっかり判断したいものです。

この記事を書いたユーザー

石井ロージー このユーザーの他の記事を見る

音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

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