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現代において、いじめは子どもから大人まで、いつになっても起きる問題と言えます。

特に子どものいじめは増加の一途を辿っており、文部科学省の発表した資料によると小学校から高校までのいじめ件数は18万件にも上り、過去最多の件数なのです。

このいじめに関してフジテレビの番組「ワイドナショー」において、メンタリストのDaiGoさん、脳科学者の茂木健一郎さん、芸人のウーマンラッシュアワー・村本さんがコメントし、話題になっています。

小学校から8年間、いじめを受けていたDaiGo

出典 http://daigo.me

メンタリストとして一躍有名になったDaiGoさんは、小学校から中学2年生までの8年間いじめに遭っていたことを話し、自身の経験を元にいじめられている人に対してアドバイスをしていました。

はじめに、いじめっ子の性質について次のように説明しています。

男女でいじめの構造は違うんですよ。

男の子の場合は、いじめっ子がガキ大将でコミュニケーション能力が低いことが多いんですね。集団の中で自分より弱い一番の下っ端をいじめて作ることによって、自分の地位を守ろうとするのが男の子です。

女の子の場合は逆なんですよ。頭いいんですよ、いじめっ子が一番。コミュニケーション能力があって、大人から見るとすごくいい子に見えるんですね。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

ケースバイケースですが、女の子のいじめは大人が見つけにくいのかもしれません。

次にDaiGoさんは、自身のいじめについても話しています。

僕、小1から中2までいじめられっ子で、友達がいないんですよ。

よくテレビとかであるトイレで水かけられたりとか、あれ1人にやられても当たらないんですよ、あんまり。でも、3方向から3人にやられるとびしょびしょになったりとか…。

上履きの中に画鋲ってあるじゃないですか。裏に両面テープを貼っておくやつ。あれはまだ優しいんですよ。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

聞いているだけで胸が痛くなるような話ばかり…。

しかし、DaiGoさんはある行動をすることによっていじめから脱出しました。

いじめっ子にやり返した結果…

出典 http://www.greenweeknantes.com

待ってたんですよ、僕。待ってれば、クラスが変われば友達が出来るかも、先生が変われば助けてくれるかもって。

8年間待ったんですけど誰も助けてくれないし、誰も友達になってくれなかったんですよ。それで8年目の時に、初めてやり返したんです。いじめっ子に。

いじめで一番怖いのは「慣れ」で、慣れていたんですよ。自分はダメな人間って受け入れていたんです。

無力を受け入れていたんですけど、初めて母親をバカにされたんですよ。8年目で。母親が大好きだったので、カチンと来ちゃって…。

足元にナタがあったので投げたんです。(現場は工作室だった)

ハンドボール投げで5m飛ばない位の投擲能力しかなかったので、そこら辺の壁に当たって終わったんですけど…。

それで「あいつヤバい!」ってなったんですよ。

本当は良くないし、オススメはしないんですけど、自分が動いた時に周りがこんなに変わるんだって、その時初めて気付いたんです。

自己主張したら、見えている世界は変わる。じゃあ、やらないと!ってなって、そこから全部自分を変えようってなって、こうなっちゃった(笑)。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

8年間という長い期間、ずっといじめを受けていたDaiGoさん。

ずっと自分自身のことをバカにされるといういじめを受けていましたが、大好きなお母様をバカにされたことをきっかけに、初めていじめっ子に反撃をしたことでいじめが終わりました。

もちろんナタを投げるのは危ないことですが、何らかのアクションを起こすことで周りの世界も変わるというのは間違いありません。

さらにいじめられている人に対しても、こんなメッセージを送っていました。

いじめられている子達に一番言いたいのは、チャンスなんです。いじめられているというのは。

普通の人間は普通に生活して、普通に仕事に就いて、普通に死んでいくんですよ。何故かというと変わる必要がないから。変わる理由がない人は、絶対に変われない。

でも、いじめられっ子はチャンスですよ。今その歳で、中2とか若い年齢で自分を変えなくちゃいけない逼迫した状況にいるっていうのは、成功するための切符が目の前にあるようなもの。

だから戦って勝ち取って欲しい。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

人間きっかけがないと「自分を変えよう」とは思いません。

いじめられることは辛く苦しいことですが、自分を変えるためのチャンスとDaiGoさんは前向きなエールを送っていました。

これに対して、脳科学者の茂木健一郎さんはこんなコメントをしています。

「逃げることを勧めたい」

出典 https://tokyo2020.jp

DaiGoはたまたま強かったからいいけど、俺は逃げることを勧めたいね。その場から。

不登校になってもいいし、転校してもいいし。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

確かに「逃げる」ということも選択肢の一つです。

自分の身を守るために環境を変える、というアクションと言えるのではないでしょうか。

そして、芸人のウーマンラッシュアワー・村本さんもいじめについて次のように話しています。

「想像力がない人間の物差しの中で生きていく必要はない」

出典 http://www.oricon.co.jp

いじめられると自分の親が悲しむと思うんです。

自分が例えば茂木さんをいじめたとしたら、茂木さんの親が悲しむ。自分が同じことをされたら、自分の親が悲しむ…って思える人って、人をいじめないと僕は思うんですよ。想像力があったら。

そんな想像力がない人間の物差しの中で生きていく必要はないと思うし。

もう、そんなのクラス辞めて、学校辞めて、自分に合うところ探した方が(いい)。そんな低いレベルの、想像力のない奴、愛のない奴とおる意味がない。

学校ってこんな(米粒位の)世界やと思います。(実際の)世界は、もうちょっと広い訳ですよね。

だから、もうどんどん飛び出していって、自分に合うところに行って、自分の人生を楽しくして…。親に迷惑かけてもいいし。

出典フジテレビ「ワイドナショー」より

私立であれば問題のある生徒は、退学になることもあります。しかし、公立で義務教育である中学校までであれば、退学にすることなどできません。つまり、いじめられた側はずっと嫌な思いをすることになりかねないのです。

だからこそ、村本さんは転校も視野に入れつつ、自分に合う場所をあらゆる角度から探してみることを勧めていました。

三者三様のいじめに対するアドバイスには、Twitterでも多くの感想が寄せられています。

Twitterの声

逃げることは、相手に対する無言の攻撃にもなるということですね。

どの選択肢でも、行動することで何かが変わるはず。

刃物を振り回すことはオススメできませんが、それに相当する位のインパクトのある反撃をしなければ、いじめっ子はいじめを止めないとも言えます。

同じ経験をした方がいらっしゃいました。

学校に通うのは親ではなく、子ども自身なのです。

どうしたいのか、お子さんの意思を最大限尊重してあげることも必要ではないでしょうか。

やられっぱなしがデフォルトになってしまうと、いじめの内容がエスカレートする可能性もあります。

そうならないためにも、どこかで何かを変えるタイミングは必要ではないでしょうか。

たしかに投げたナタが当たってしまったら、相手が死んでしまう可能性もあるのでオススメはできません。

とは言え、集団で人をいじめる行為は許されるものではありませんし、いじめを隠蔽するなんて言語道断です。

逃げても、逃げた先で同じことが起きてしまう可能性があります。

他人を変えることよりも、自分を変えることの方が難易度としては低いはずです。

おわりに

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一概にどの方法が正しいとは言えませんが、大切なのは本人の気持ちと希望です。

そして、当たり前のことですが「いじめは許さない」という意識を、大人も子どもも持つことが必要なのではないでしょうか。

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