もう学生はとっくの昔に卒業したのに、未だに試験問題が全然わからなくて困っている夢を見る、という人も多いでしょう。

隣の子の解答が見えて、自分の解答と違う・・・隣の子の方が賢いからと解答を書き直したら、自分の答えが正解だった、などという悔しい思い出、ありませんか?

試験にもいろいろありますが、医学部4年生が受ける試験がすごいんです。

5年生になって臨床実習に入る前に・・・

医学部の学生が、ちょいとそこらの遊びまくっている学生とは、勉強量が大幅に違うことは想像がつくとは思いますが、医学部4年生の終わりに行われる試験が、かなりの試練だ洗礼だと言われています。

この試験は、全国どこの大学の医学部でも行われる試験です。
5年生から始まる臨床実習(ポリクリと呼ばれています)の前にこの試験を行い、合格しないと留年になります。

基本的に医学部では、全科目必修で全科目合格しないと留年です。

試験を受ける前から、「この科目はもう落とすつもり。あと2科目落としてもまだ大丈夫だから!」なんて言っているどこかの大学のどこかの学部の学生もいるようですが、医学部では落とすなんて、考えられないことです。

問題集を積み上げると高さ30cm以上に!

医学部4年生の終わりに行われる試験は、CBTとOSCEと呼ばれる2つの試験です。

CBTというのは、コンピューター上で出題されます試験です。
コンピューターにある2万題以上の中から、ランダムに出題されます。
一人一人問題が違うので、隣の人の答えを見るといったカンニングは不可能です。

2万題以上もあるのですから、カンニングペーパーなんて作っていられません。
1日で約400題を解きます。
体力的にもキツイようです。

私だったら、頭が沸騰して発熱する?爆発する?

CBTのために、通常は3か月から6か月前から学生たちは対策を取ります。
机の上に積み上げると高さ30cm以上になる問題集を、3周から5周くらいは勉強するそうです。

試験範囲が教科書30ページほどで、悲鳴を上げている予備校生たち!
それくらいの試験範囲なら序の口やん!どうってことないよ。がんばれ~!

身だしなみまでチェックされる実技試験

そしてもう一つの試練が、OSCEと呼ばれる実技試験です。

診察法や問診の取り方、外科的手技、救急手技などを模擬患者さんで行います。
その時、手技の正確さだけではなく、話し方や態度、表情もチェックされます。身だしなみも白衣のシワまでチェックされます。

たぶん、上の写真の彼女は不合格になるか厳しい注意を受けるでしょう。

えっ?どうして?感じ良いしかわいいやん!と思ったかもしれませんが、ヘヤースタイルで不合格の可能性ありです。

女性の場合、髪が肩よりも長い人は束ねてさらにまとめること、としている医学部が大半です。
テレビに出演してる女医さんの多くは、長い髪を束ねるだけですが、医学生時代ならダメですね。またドクターコートの白衣の前ボタンも、ドラマではよく開けていますが、これもきちんとボタンを掛けないとダメです。

男性は、横の髪は耳にかからないこと、後ろの髪はスタンドカラーの白衣の襟に付かないこととなっている医学部が大半です。
もちろん、茶髪やピアスやつけまつげ、マニュキュアはダメですよ。

女性のお化粧に関しても、厚化粧はもちろん好ましくないがノーメイクも好ましくない。ナチュラルメイクを心がけること、と書いている学校もありました。

まるで、どこかの校則が厳しい高校と同じだ・・・と絶句したかな?

仮免許

この2つの試験は仮免許的な位置づけで、すべての医学部で実施されます。

これらの試験に合格すれば、5年生に進級となり、5年生からは実際に患者さんの前に出て臨床実習が始まります。
今が正念場と言える時期です。

きっとハローウインパーティーのお誘いがあっても、見向きもせず勉強していることでしょう。
風邪ひかないように、がんばれ~!!

しっかり頼むで、未来の良医&名医!!

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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