記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
もしおっぱいの癌になったらと女性ならば誰しも一度は不安に感じたことがあるのではないでしょうか。生活習慣を改善することで、おっぱいを癌から守ることができるのでしょうか。

今回は、「おっぱいの癌」について医師に伺いました。

乳がん検診をうける

やはり、おっぱいを守る為に最も重要で確実なことは乳がん検診を受けることです。

○40歳以上のかた
自治体の乳がん検診で2年に一度マンモグラフィを受けることができますので、是非そちらを利用してください。

○40歳以下のかた
40歳以下のかたに関しては職場の乳がん検診があれば、是非そちらを利用しましょう。

○遺伝性の乳がんに対して注意が必要なかた
専門医(遺伝外来または乳腺外来)とご相談いただいて検診の方法や間隔を決めるのがよろしいかと思います。ちなみに、遺伝性乳がんに対して注意が必要なかたは、
・2人以上の乳がんになった血縁者がいる
・45歳以下で乳がんになった血縁者がいる
・乳がんと一緒に他の臓器のがんも発見された血縁者がいる
・男性乳がんになった血縁者がいる
・卵巣癌になった血縁者がいる
・遺伝性乳がんの遺伝子変異を確認された血縁者がいる
というかたです。

乳がん検診で異常を指摘されて、精密検査を受けた経験がある方は、主治医の先生と相談して、次の検診の時期を決めましょう。

おっぱいの癌にならないために、生活習慣で気をつけること

・禁煙する
喫煙は乳がんのリスクとして指摘されています。乳がん以外にも健康に害を及ぼします。禁煙外来などを利用するのもひとつの方法です。

・過度な飲酒は控える
お酒を1日1杯程度(日本酒なら1合(180ml)、ビール中ジョッキ1杯(500ml)、ワインをグラス2杯(200ml))であれば、影響はないと考えられていますが、それ以上は控えましょう。

・閉経後の肥満に気を付ける
食生活の欧米化が日本での乳がん増加に関与していると考えられています。そして閉経後の肥満が乳がんのリスクである可能性が高いといわれています。加齢とともに基礎代謝が落ちて太りやすくなるので、閉経後は特に食生活に気をつけましょう。

・月1回、生理が終わった頃にセルフチェックをする
セルフチェックでは、鏡の前で乳房に部分的に不自然な変形がないかを確認します。皮膚がくぼんでいたり、ひきつれていたり、ふくらんだり、ただれていたりというものです。そして親指以外の4本の指を軽くそろえて、指の腹を押すように触ります。乳房全体から脇の下まで、少しずつ指を移動させて、固い部分やしこりがないかを確認しましょう。最後に軽く乳首を絞るように血の混ざった分泌物がないかを確認しましょう。透明だったり、白っぽい分泌が少量の場合は問題ありませんが血が混ざっている場合は、病院で検査をする必要があります。

その他のおっぱいの癌のリスク

現在研究の結果、乳がんリスクとして関連が指摘されているものは、上記の他には
・高身長
・初経が早い
・閉経が遅い
・出産経験がない
・30歳以降に第1子産
・授乳経験がない
・経口避妊薬(定量用ピル)、更年期障害のホルモン補充療法などの治療歴がある
・胸部の放射線治療歴がる
…などが挙げられています。リスクがあるからといって必ず癌になるものではありませんが、しっかり検診を受けることは大事です。

≪不正出血にはそうしたトラブルが隠れているかも!≫
1分で簡単チェック【危ない不正出血度】を診断してみる

あい先生からのアドバイス

日本人のおっぱいの癌は40代、50代に多いとされています。普段から生活習慣に気をつけて、なるべくなら癌になるのを避けたいですよね。しかし、仮に乳がんになったとしても、早期発見によって、治る可能性が高い病気です。もし発見されたら…と怖くなるお気持ちはわかりますが、勇気をもって、乳がん検診を受けてみましょう。

(監修:医師 あい先生)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス