記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
骨粗しょう症という病名を聞いたことはありますか?女性や高齢者がかかりやすい「骨がスカスカになってしまう病気」などといわれています。

今回は女性が気になる「骨粗しょう症」について医師に聞いてきました。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症とは、骨の代謝バランスが崩れ、骨に「鬆(す)」が入ったような状態になることです。

骨が弱くなるため、体重を支える背骨の圧迫骨折を起こしたり、 転倒時に大腿骨頸部、橈骨遠位端、上腕骨頸部の骨折などが起こりやすくなります。

【骨粗しょう症の症状】
1. 無症状の場合が多い
体の不調などの特別な変化を感じないことも多いようです。

2. 気づかずに身長が縮む
「何cm縮んだら骨粗しょう症である」という明確な基準はありませんが、 25歳時の身長から4㎝以上低くなったかたは、背骨などを骨折する危険性が2倍以上高くなるという報告があります。

3. 背骨の骨が圧迫骨折を起こす
姿勢が前かがみになっていきます。 壁にかかとをつけまっすぐに立ったとき後頭部が壁につかない、あるいは力を入れないと後頭部が壁につかない時は、背骨の圧迫骨折が疑われます。

身長の低下や前かがみになるような姿勢の変化に気付いたら、整形外科に相談しましょう。

骨粗しょう症の原因

・女性ホルモンの低下
・糖尿病
・胃の切除(カルシウムの吸収が低下するため)
・ステロイドホルモンの内服
など

【骨粗しょう症になりやすい人の特徴】
・閉経した女性
・老化に伴ってカルシウムが吸収不足になっている人
・過度のダイエットをしている
など

ちなみに骨粗しょう症の患者さんは、女性800万人、男性200万人と推定されています。

骨粗しょう症の予防法

家庭でできる予防法として食事の改善が挙げられます。

1. 一日三度、食事をとる

2. 過度のダイエットはしない

3. 牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐などの大豆製品の中を積極的に食べる
高齢者でもカルシウムを1日に800mg以上を摂取することが推奨されています。乳製品、大豆製品にはカルシウムが多く含まれていますので、積極的に食べましょう。

4. スキムミルクを活用する

5. ほうれん草より小松菜やチンゲン菜を選ぶ
ほうれん草にはカルシウム吸収を阻害する働きがあるため、要注意です。

6. 魚料理では酢を使用する
魚骨が柔らかくなり、カルシウムの吸収率がアップします。

7. コーヒーやタバコの摂取を控える
特にタバコは骨粗しょう症の原因と言われています。

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【医師からのアドバイス】

若い頃から積極的にカルシウムを含む製品をよく摂ること、 健診などで定期的に骨の状態をチェックすることで骨粗しょう症は予防可能な疾患です。また、治療が必要な場合でも優れた薬があります。新たな生活習慣病ともいわれる骨粗しょう症、予防と治療を積極的に行っていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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