記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
処女とは、性交の経験がない女性のことを指します。「性病」の多くは性交から感染すると言われていますが、性交経験がない処女であれば性感染症に感染することはないのでしょうか?

詳しい話を医師に聞いてみました。

性行為がなければ基本的には「移らない」と考えてOK?

まず、性感染症というと、
性器クラミジア感染症
淋菌感染症
性器ヘルペス
・尖圭コンジローマ
腟トリコモナス症
が一般的に挙げられるものなんですがそのほかにもHIVやヒトパピローマウイルス、毛じらみ、B型肝炎、梅毒なども広義の性感染症に含むのが一般的です。

基本的にはこれらの病気は性行為がなければ、通常の生活ではまず移らないと考えていただいて大丈夫です。しかしごくまれに運悪く公衆浴場の共用の椅子を介してや感染者とバスタオルを共用することなどでクラミジアや淋菌などに感染してしまったという報告はあるようです。ですので特に女性は公衆浴場ではシャワーで椅子を洗い流してから座ったりバスタオルは共用しないほうが無難かもしれませんね。

性器同士以外の感染は?

また性器同士以外の性行為も社会的風潮の変化で多くなってきておりその一種がオーラルセックスというものがあります。口で相手の性器を刺激するものです。この行為によってもクラミジアや淋菌、B型肝炎、HIV、ヒトパピローマウイルスなどは感染する恐れがあります。

・クラミジア
クラミジアや淋菌は喉に炎症を起こし、一般的に良く用いられる抗生物質では治療が難渋して検査して初めて原因が分かったということもあります。

・B型肝炎
B型肝炎は急性肝炎を起こして黄疸や倦怠感、食欲低下などを起こし、入院加療となることが一般的です。98%は自然に治癒していくものですがごくまれに劇症肝炎というものを起こして命にかかわることもあります。

最近では小さいお子さんの時期にB型肝炎のワクチンを打っておくことも増えてきています。また将来的な心配をされたり医療従事者になろうとされる方などはB型肝炎のワクチンは打っておかれたほうがいいと思います。

・HIV
HIVは不治の病として恐れられていますが徐々にお薬も増えてきていて健常な生存期間も伸びてきています。その恩恵にあずかるには早期に発見し早期からお薬を飲み続けることがとても大事です。もちろん危ないセックスはオーラルセックスも含めしないことがもっとも大事です。

・ヒトパピローマウイルス
これは子宮頚癌の原因として有名なのですが、最近になって喉の癌に関わっているのではないかと疑いがかけられています。実際に乳頭腫という出来物をのどで起こすことは確実にわかっています。子宮頚癌の治療は難渋しますが、ワクチンによって予防することが可能です。しかし現行のワクチンは重篤な副反応が出る可能性があるため、厚生労働省は積極的な摂取勧奨を差し控える措置を取っています。今後より安全性の高い子宮頚癌ワクチンが出てくることに期待ですね。

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【医師からのアドバイス】

第一に必要なことは不必要な性行為はしないこと。自分の体が一番大事です。一時の快楽で人生を台無しにしてはもったいないです。可能な限り安全性を判断してワクチンのあるものは接種してかからないようにし、感染の危険性がある行為がもしあった場合は早めに検査して放置せず治療をすることです。

(監修:Doctors Me 医師)

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