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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
性的な欲求や刺激的な映像を見たりシーンに遭遇したり想像するなどの性的刺激によって性的な興奮が徐々に強くなっていきピークに達した時、恍惚(こうこつ)感を伴う快感を感じます。これをオーガズムといいます。

今回はこのオーガズムをなかなか感じにくい、「オーガズム障害」について医師に聞いてみました。

人間も含めて性行為・交尾をする動物は基本的にこの恍惚感・快感を伴うために性行為をすると考えられます。子孫を残すために遺伝子に組み込まれたうまい仕組みですね。オーガズムはある程度の年齢に達しないとみられないものです。

性的な成熟は生まれてから浴びる光の量の多さによって早まることがわかってきていますので電球・蛍光灯がある現代では昔に比べて性早熟が早まっていることは明らかなことです。乳房の発達、陰毛発毛、ひげの発毛、精巣・陰茎の発達、声がわりなどの二次性徴は女児では8歳ころから18歳ころ、男児では11歳ころから19歳ころに見られるとされ、この時期に状況に遭遇すればオーガズムを感じることができるようになるものと推測されます。

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オーガズム障害の原因について

この健常者に見られる性的絶頂期の恍惚・快感が見られないものをオーガズム障害といます。原因にはいくつか挙げられます。具体的には
・性体験がまださほどない場合
・性行為そのものや妊娠への恐怖など精神的なものが関係している場合
・糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症・喫煙などがもとに起こる動脈硬化が関与するもの
・高プロラクチン血症や性ホルモンのバランスの不具合
・うつなどの精神疾患
・各種お薬の影響
などが挙げられます。

オーガズム障害の対処法

対処法に関しては原因次第です。

○性経験が浅い場合
性経験が浅い場合はまったく病気でなく、パートナーがサポートしていくことでしょう。

○性行為や妊娠への恐怖心がある場合
性行為や妊娠への恐怖心がある場合はよく話し合って性行為への恐怖のもとがあればできる限り除去してあげたり嫌な経験があって思い出してしまうような場合は精神科などで心理的療法なども必要になってくるものと思います。妊娠への恐怖は未婚の女性は体を守るという点で一概に疾患とは言えませんが行為そのものは妊娠するためにあるべきものですので必要な時期が来るまでじっと待つのもよいでしょう。

○動脈硬化の危険因子になるものがある場合
下記はオーガズム障害だけでなく、全身の臓器の機能低下をきたすものになります。

・糖尿病
・脂質異常症
・高血圧
・高尿酸血症
・喫煙

また、これらは将来的には心筋梗塞や脳梗塞、腎機能障害、認知症、狭心症など老化を早めるものです。日ごろからかかりつけ医をもち、良い状態を保つことが性生活にも体全体の健康にも大切ということですね。

ちなみに高プロラクチン血症はお薬の一部で上昇することもありますし脳の一部に腫瘍ができてプロラクチンがたくさん作られてしまうこともあります。プロラクチンが高い場合は脳神経外科や内分泌内科などで診察を受けられるべきでしょう。

○性ホルモンのバランスの不具合
男性ホルモン不足、女性ホルモン不足、男性での女性ホルモンの相対的増加なども性機能に影響を与えます。補充できるものもありますのでこれも内分泌内科で見ていただくと良いでしょう。精神疾患に関しては精神科で診察を受けられ適切な治療を受けられることが大事です。

服用している薬などが問題となることも?

お薬として問題となるのは

・女性ホルモン製剤
・スピロノラクトンという高血圧のお薬
・ジゴキシンという強心剤
・シメチジンという胃酸を抑える胃薬
・メトクロプラミドなどの吐き気止め
・抗不安薬
・抗うつ薬
・抗精神病薬
・気分安定薬などの精神に関係するお薬
・枢性交感神経抑制薬
・利尿薬
・内服の毛生え薬
・前立腺肥大上のお薬

また、過剰なアルコール摂取も「オーガズム障害」の原因になることがあります。飲酒のみ自身でコントロールすることが可能ですが、必要なお薬に関しては必ず主治医に恥ずかしがらずに相談され対処可能かどうか聞くようにしましょう。

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【医師からのアドバイス】

オーガズム障害は、心因性のものや、服用しているお薬が原因であったりします。相談できるパートナーが周りにいる場合はそのパートナーに相談してみたり、恥ずかしかったり言いにくい場合は、医療機関にそうだんしてみると良いかと思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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