まずは、こちらのCMからご覧ください。

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GACKTさんが出演するこのCM。よくある普通のコーヒーのCMですが、この数十秒のCMを1本作るのにも、制作現場では様々な事件が巻き起こっているのです。

今回は、このCMができるまでのお話、広告代理店を舞台にしたwebドラマをご紹介します。

「リアルすぎる」と業界内で話題!広告代理店が舞台の『踊る大宣伝会議』

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気になるタイトルは、『踊る大宣伝会議(略)』(ちなみに、前作Season1のダイジェストはこちらから。)

全3話で構成されているこの動画は、2015年10月13日より動画配信サイト「ネスレシアター on YouTube」にて無料配信されています。

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総監督を務めたのは本広克行監督。代表作には『踊る大捜査線』シリーズや『サトラレ』、『UDON』などがあり、今回もかなり本格派なコメディドラマとなっています。

キャストは個性派ぞろい

出典 http://lo.ameba.jp

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GACKTさんをはじめ、中村雅俊さん、升毅さん、片桐仁さん、そして「我が家」の坪倉由幸さんなど、キャストは個性派ぞろい。

登場人物には、崩せない“カースト”が…!

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そして、登場人物の立場には3つのカーストが存在します。依頼主であるクライアント(ネスレ日本株式会社)とその仕事を請け負った広告代理店(TENKO)、そして、広告代理店の下請けで実際に現場で作業をする制作会社(Sプロ)

この人間関係ピラミッドはよほどのことがない限り崩せず、下の者は上の者に対しどうしても逆らえない…。

気になるストーリーは?

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<第一話>
CMを作る仕事は、大きく分けて「企画」と「制作」の2段階。
広告代理店TENKOのCD山城が新しいコーヒーCMの案件を持って訪れたのはCM制作会社・Sプロ。急発注のプレゼンに向けて100パターンのCM案作成に巻き込まれるSプロメンバー。期日は明日!彼らは無事一晩で乗り切れるのか?!

<第二話>
急発注のCM案件のプレゼン準備を整え、TENKOのCD山城がプレゼンに臨むとクライアントから打診されたのは全く別のコーヒーマシンのCM。しかもタレントはGACKTに決定。つまり全バラシで新たにCM案を立てることに!奇才の監督も加わるがプランが出来上がらないまま制作会社・Sプロメンバーは撮影することに?!

<第三話>
ついに撮影スタジオにGACKTが登場!撮影前夜に、またまた大幅な企画変更を告げられたTENKO・SプロのCM制作チームは、どんな新しいCMを作るというのか?! クライアントの目が光る中、奇才監督が立てた仰天CMプランに誰もが驚愕!何のコンセンサスもとれないまま、撮影は始まった・・!!

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簡単なあらすじを見ただけでも、逃げ出したくなるような過酷なスケジュールと仕事量。「これは誇張しすぎじゃない?」と、他業種の人からは思われそうですが、業界関係者から見ればこの展開は全然リアル”!

このドラマの見所はストーリーやキャストだけでなく、そのリアリティさ。「うわーこんな奴いる」「こんなことあるー」と、業界人も思わず共感してしまう随所に散りばめられた“広告業界あるある”にあるんです。業界人のうなずきが止まらない、その“あるある”とは…?

1. クライアントに逆らえないクリエイティブディレクター

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TENKOのクリエイティブディレクター・山城がまさにそのタイプ。しかも、クライアントは言葉の通じない外国人。あり得ないキャスティングの希望や変更のオーダーに対しても、英語で説得することを諦めなんでもかんでもOKを出してしまいます。

そして、そのしわ寄せは制作サイドに。クライアントの意見に左右されて、Sプロメンバーを振り回します。

2. 代理店の機嫌を取るプロダクションのプロデューサー

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Sプロのプロデューサー・伊勢谷は、典型的な代理店の太鼓持ち。後輩の前では「ナメられるんじゃねえぞ!」とドヤしているくせに、本人が現れると「山城さぁ〜ん!」。ちょ、どの顔でそんな声出してるんですか!?いますよね、こんな人…。

3. ヤバい案件のときのみに現れる伝説的なプロデューサー

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Sプロのエグゼクティブプロデューサーの田嶋は、本当にヤバいときにのみ現れるやり手のプロデューサー。人呼んで「蜃気楼の田嶋」
「いつも会社にいないけど、どこにいるの?仕事してるの?」そんな印象なのに仕事はできるんです。踏んで来た場数が違うのか。

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しかも、やたら代理店のお偉いさんと仲がいいんです。他のSプロメンバーには高圧的な山城も「田嶋ちゃ〜ん!」と妙に親しげ。

4. 企画は「絵コンテを描く人」と「コピーを書く人」で分業する

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急発注のプレゼンに向けて100パターンのCM案を一晩で作成するSプロメンバー。(いわゆる「100本ノック」です。)ここで描かれる企画の作り方にも“広告業界あるある”が。

同じCMのクリエイターでも、コピー(文章)で企画を作る人と、絵コンテを描いて企画を作る人がいるんです。CMは絵コンテのみで作られると思っていた人もいるんじゃないでしょうか。

5. “深夜テンション”で変な案を出す

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100本ノックを終え、朝をデスクで迎えたSプロメンバー。一晩明け、冷静に企画を見ると…。

完全にハイになっちゃってました。深夜テンションで出した変な案。あのときはいいと思ったんだけどなぁ。

6. 企画ではなく、タレントで案が決まる

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「GACKTを使った案を考えてください。」

プレゼン会議で、クライアントのアルベルトは提示された企画案に目を通し、TENKO側にこう通達します。ギャラも高くスケジュールもいっぱいのGACKTの起用をした新たな企画出しを求められる制作サイド。

一見、クライアントの横暴と見えますが、実はその原因は絵コンテに

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もう、GACKTじゃん。

これは、まさにうますぎる絵コンテの失敗例

クライアントはCMに関しては素人。絵コンテの絵が、ある特定の芸能人に似ていたら、「もちろん○○さんを使うんですよね?」となるのはしょうがないことなのかもしれません。

7. クライアント「商品を変更してください」

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クライアントから一番聞きたくない言葉。「商品を○○に変更してください」

扱う商品が変わるなんてさすがにあり得なさそうですが、これが本当にあるんです。こうなると、完全に別案件。別料金をもらいたいのが本音のところ。

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商品も変わり、企画も立て直し。構築していたプランが瞬時に喪失することを、業界用語で「全バラ」といいます。

8. 急なスケジュールでも空いている監督には問題あり

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腰の低い紳士的な監督も多くいますが、中には傍若無人な変わった人も多いCM監督。

2時間後の会議に出席できるスケジュールの空いたCM監督を探すSプロメンバーですが、アサインされた監督・溝口は、やっぱり問題アリ。

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「ロケ地はニューヨーク、組織に狙われるGACKT。銃弾と火の海をかわして…逃げ惑う群衆!ビルを爆破!フェラーリでカーチェイス…!」

おもしろそうだけど、実現性0!

企画の意図を理解してない自己陶酔型の監督は、プロデューサーともめることもしばしば。

9. 予算がないときは「グリーンバックで」

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やりたいことはいっぱいあっても予算が追いつきません。そんなときは、グリーンバックで経費削減。合成されたCMのなんと多いこと!

10. 若手に求められる資質「買い物のセンス」

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Sプロの若手・真北の職種はプロダクション・マネージャー、略してPM。

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しかし、実際には見習い。

先輩のごはんやお菓子、備品など、なにかと買い出しに使われます。そのチョイスが悪いと、ボロクソに言われることも。

11. 話がまどろっこしくなる“大人の伝言ゲーム”

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TENKO・山城から、Sプロ・田嶋、そして部下の伊勢谷から若手の真北へと、重要な連絡は伝言ゲームのように、決定権の大きい者から小さい者へと伝わります

詳しく説明されることもないまま「そう言ってるんで」って言われても、現場にはその決定理由が分かりません!

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ドラマ内には、この他にも業界人なら思わず共感してしまう“業界あるある”が満載。さらには笑えるだけでなく、うるっときてしまう感動シーンも。

ネタバレはしません!気になる方は、ぜひ1話からご覧ください!

1話はこちらから

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これからCMを観る目が変わるかも?

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業界人なら思わず共感。広告に関係ない人もドラマを観れば、これからCMを観る目が変わるかも?

ドラマ作品としても十二分におもしろい『踊る大宣伝会議、或いは私は如何にして踊るのを止めて ゲームのルールを変えるに至ったか。Season2』を、ぜひ周りの人にもすすめて、話のネタにしてみてはいかがでしょうか。

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