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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
肥満気味の人より筋肉質の人のほうが健康的に見えるのは当然です。では、ボディビルダーのように極端に筋肉をつけている人は、本当に健康的なのでしょうか?

今回は筋肉トレーニングやサプリメントと健康の関係について、詳しい話を医師に聞いてみました。

マッチョな体ができる仕組み

筋肉を酷使して多少筋肉にダメージを与えると、その回復過程で筋肉は肥大し、元の筋肉より大きくなります。この生理反応を繰り返し利用して、徐々に筋肉をつけていくことでいわゆるマッチョな体ができてきます。

実際には、ジムなどでウェイトトレーニングをして短時間で効率的に筋肉を酷使することが多く行われているようです、また、その際にプロテイン、ステロイドホルモンなどを併用することで、より筋肉がつきやすくなることが知られており、これらは「サプリメント」としてしばしばトレーニングに併用されています。

サプリメントの使い方

【プロテイン】
広く使われているプロテイン(タンパク質の粉末)ですが、これは摂りすぎると腎機能を低下させる可能性があることが知られています。また、牛乳を原料としているプロテインの場合体質によっては摂りすぎで下痢や腹痛をきたすことが知られています。

【アルギニン】
血流増加に効果があるとされているアルギニンは消化管に負担をかけることが知られています。

【ステロイドホルモン】
同化ホルモンといわれるタイプのステロイドホルモン(アナボリックステロイド)も筋力増強剤としてしばしば用いられています。しかし、副作用として高血圧や高コレステロール、肝障害、ニキビなどが知られており、心筋梗塞などを起こす可能性も指摘されています。違法なものではありませんが、体への負担は大きいので使用には十分な知識とリスク管理が必要となります。

複数のサプリメントが同様の効果を持っており、併用することで思わぬ副作用を及ぼすこともあります。サプリメントの正しいとり方は、バランスの良い食事を基本に補助としてサプリメントを追加すること。この原則を忘れないようにしましょう。

過剰な筋トレによる疾患も!

【腱や骨折の負担】
筋肉を酷使してさらに筋肉をつけていく、いわゆる「筋トレ」の過程で、体を酷使し過ぎたりバランスの悪い使い方してしまう場合があります。それにより、筋肉と骨のつなぎめにあたる腱を痛めたり、疲労骨折を起こす原因となります。

【痛風や腎障害】
またトレーニングで筋肉が壊れる際に尿酸という物質が多量に放出されるため、これが原因での痛風や腎障害なども起こりやすくなります。

【心理的な問題】
マッチョの方は自分の体に気を使って筋肉を鍛えている人が多いのですが、中には、女性における拒食症のように、自分の容姿にコンプレックスをもって必要以上に脂肪を抑え、鍛え上げる人もいます。このせいで栄養失調となったり、日々の生活が普通に過ごせなくなる事例も報告されています。このような場合には心療内科の医師による診察やカウンセリングを通じ、行き過ぎた体づくりを抑えることが必要となってきます。

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【医師からのアドバイス】

このように、あまりマッチョ過ぎるのも、体と心の病気や不調の原因となることがあります。

ボディビルダーには自分の体に気を使う人が多いのですが、それでもトレーニング中のけがや栄養の偏り、サプリメントの副作用には注意しましょう。もしも体がふらつくなどの症状が出るようでしたら一度医師の診察を受けることをおすすめします。

(監修:Doctors Me 医師)



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