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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
水虫は若い女性にも多く発症します。足の指の間にできるというイメージがありますが、水虫は頭、手の指、爪など体のどの部分にでもできます!今回は身近なようで意外と知らない、水虫について医師に話を聞いてきました。

水虫について詳しく教えて!

水虫は白癬(はくせん)菌というカビの一種です。特別なものではなく、我々の身の回りのどこにでもいます。頭に居着くと「しらくも」股間だと「いんきんたむし」などと呼ばれます。こういった俗称があるということは、古くから多くの人になじみのある病気だという証拠です。

白癬菌は暖かく湿ったところが好きなので、靴を履いて蒸れやすい足にかかることが多いです。手は基本的に外に出ていますし、足とは違い一日に何度も洗う機会があるので、白癬菌が居着きにくいと言えますが、手の水虫は症状が分かりにくく治療が遅れることがあり、要注意です。

手の水虫、その症状と感染経路

手の水虫は足とは違い、じゅくじゅくしてかゆいというより、かさかさしていてかゆみや痛みに乏しいという特徴があります。手のひらや指の付け根の皮膚が分厚くかさつきひびわれる、皮膚がボロボロとむけるなどの症状で、手荒れなどと区別がつきにくいかもしれません。単なる手荒れ・湿疹と思われて市販薬を使うと悪化することが多いです。

実は、足に白癬菌がいる人が、自分の足を触ることで手に白癬菌が感染していることが多いのです。手の水虫になった場合は、足にも水虫がいる可能性が高いので、同時に治療する必要があります。

治療方法は?

白癬菌はいったん居着くと自然に治ることは期待しにくいので、皮膚科での治療が必要です。皮膚科に受診された場合、患部の皮膚をこすってプレパラートに取り、顕微鏡で観察して白癬菌を見つけることで診断します。特に痛い検査ではないのでご安心ください。

治療には塗り薬と飲み薬があります。いずれもカビを殺す作用があります。爪にも感染している場合、爪が新たに生え変わるまでの長い時間治療が必要です。しかも爪は塗り薬が染み込みにくいので飲み薬が必要です。手の爪で約半年、足の爪だとそれ以上かかることもあります。

ご自身でも患部を清潔にし風通しをよくするなどの努力が必要です。手の水虫は指輪の下などに居着くこともあるといわれています。アクセサリーを外して洗うようにしましょう。

他の人に移してしまわないか心配…

手に水虫がいるとなると、誰かにうつしてしまうのでは?と心配になりますよね。白癬菌は皮膚でしか生存できない弱い菌ですので、手の水虫を持った人がドアノブやキーボードを共有したり、握手をした程度の軽い接触では白癬菌に感染する可能性は考えにくいです。

爪水虫のある人に強くひっかかれる、股間の水虫がある人と性行為をするなどの濃厚な接触があり、しかも感染部位を高温多湿な状態に保っていた場合には感染・発症する可能性があります。

家族の中に水虫患者がいると、お風呂の足拭きマットやカーペット、スリッパ、手拭きタオルなどを通して繰り返し濃厚に接触することで移してしまう可能性もありますので、水虫がある場合は、スリッパやタオルは共有しないなどの配慮が必要でしょう。

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【医師からのアドバイス】

水虫はいつでもだれもが感染・発症する可能性がある身近な病気です。体のどこかに「水虫かな?」と感じる皮膚の異常があったら、近くの皮膚科を受診してみて下さいね。

(監修:Doctors Me 医師)



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