記事提供:カラパイア

昼間で会ったらわかるだろうが、そもそも夜行性だし希少種なのでめったに出会うことはないが、あまりの尻尾の長さと首の長さに一瞬ヘビかなんかと勘違いしてしまう面白キャットが存在する。

その名はリンサン。まずは暗視カメラがとらえたリンサンの動きをみていこう。

出典 YouTube

その模様もヘビに似てなくもないわけだが、これも進化の過程で得たものなのだろうか?ちなみにリンサンは東南アジアに2種、アフリカに2種が分布する。上記記映像はオビリンサンで体長35~45cm、尾長30~42cm、体重700g前後ほど。

マレー半島、スマトラ、ボルネオなどに生息する。樹木に巣をつくり、リス、ネズミ、鳥、トカゲなどを捕食する。

下の動画はタイで撮影されたマダラリンサン。ブチリンサンという名の方が一般的な呼び方だそうだ。東南アジアに生息する。オビリンサンよりも若干体が小さく、模様も小さく帯状にならず点状に並ぶ。体の地色は淡黄褐色。悪臭を出す臭腺はない。

出典 YouTube

英語版ウィキペディアによると以前はアフリカリンサンもアジアリンサンもジャコウネコ亜科に分類されていたそうだが、最新の研究ではアジアリンサンはジャコウネコ科よりも大型で収斂進化の一例である可能性が高いことがわかった。

アフリカリンサンはDNA分析により、ジャコウネコ科のジェネット属に近いことがわかった。

@ophiacodonさんからコメント欄にて詳しい説明をいただいた。英語版ウィキペディアで調べてくれたものだそうで、リンサン4種のうち最初に記載されたのは、オビリンサンで1821年。

翌年、この動物がジャコウネコ科とネコ科の特徴を併せ持つことから独自の科を設けるべきと主張され、1822年、Prionodontidae科が提唱されたそうだ。

その後アジアでもう1種、アフリカで2種よく似た動物が見つかりPrionodontinae亜科として纏められ、1864年、ジャコウネコ科の下に置かれたそうだ。

1939年にアフリカ産のものとアジア産のものは、見かけは似てるけどよく調べると別系統だろうという見解が出される。アフリカの2種は、アジアのリンサンよりもジャコウネコ科のジェネットに近い種類だと判明したようだ。

2003年に分子系統解析で1939年の見解が裏付けられ、Prionodontidae科を復活させてアジアの2種をそれに属せしめた。Prionodontidae科はネコ科の姉妹群となるそうだ。@ophiacodonさんありがとう!

また、IUCNレッドリストカテゴリーによる保全状況によると、オビリンサンは軽度懸念 (LC)であり、絶滅の危惧はないそうだ。

というわけで、ネコ科ではないものの、ネコ科にごく近縁となるようだ。

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