泣きながらドライブスルーにやってきた女性。そのわけとは・・・

イリノイ州にあるアイスクリームショップ、Whitey'sで3ヵ月前からアルバイトを始めた16才の高校生、ブレンダン(Brendan Mcgee)さん。
ある日店のドライブスルーに、1人の女性が車に乗ってやってきました。

その女性は、とても動揺した様子で、泣いていました。

彼女はアイスクリームシェイクを注文したいのだ、とやっと理解したブレンダンは、すぐにシェイクを作り、彼女に手渡しました。

お代はいりません。僕のおごりですよ。お気をつけて!

出典 http://kwqc.com

その女性は笑顔を浮かべ、だまって走り去りました。

翌週になってその女性が、突然店に現れました。

「店長と話があります。」

「店長に話がある!」と言う場合は、良い事か、悪いことか開けてみないとわからない、店長のバンダイク(VanDyke)さんは、この時緊張したと話しています。

「幸いそれは、とても良い話のほうでした。その女性は、数週間前にご主人に先立たれたこと、その後の日々がどれだけ辛かったかということ、そしてあの日、かなり気持ちが動転していたこと、など話してくださいました。私自身も、同じ経験をしていたので、彼女の気持ちが痛いほどわかりました。そんな彼女に対してとったブレンダンの行動が、どれだけすばらしく、どれだけ彼女を元気づけたことだろうか、と思いました。」

女性は、ブレンダンを店から表彰して欲しいと願いましたが、残念ながら、店では特別そういった表彰をしていません。しかし、スタッフはキッチンにこんな張り紙をしてブレンダンの功績を讃えました。

出典 https://www.youtube.com

”やったね、ブレンダン!

悲しみにくれるお客様に仕事を越えて手を差し伸べ、元気付けてあげました。
君はすごいよ!”

ほんの小さな親切が、人を大きく動かすことができる、ブレンダンはそれを見せてくれた気がします。

この店で、今回のようなことが起きたのは、実は初めてではありません。

店長の話によると、毎日店を訪れるというある男性に、時折店長や他の同僚がアイスクリームを無料で提供したり、また誕生日には、身銭を切って店の商品券をプレゼントしているそうです。お客様あってのお店、ということなのでしょう。

「店で働きはじめてわずか3ヶ月のブレンダンが、自ら進んでご婦人に示した行動は、まさにお店の伝統とも言えること。しかも、そのことを知らず知らずのうちにブレンダンがしていたということは、驚きであり、すばらしいと思います」店長はインタビューに答えました。

ニュース報道の動画

出典 YouTube

店長さんとブレンダンくんへのインタビューなど、ニュースで紹介されました。

「人に親切で礼儀正しく接するということ、みんなが自然にそうできることが一番ですが、少しだけ頑張ってそういう風にすることが大切だと思います。」

ブレンダンは、はにかみながら、カメラに向かってこう話しました。
あと2年、彼はこのお店でバイトを続け、将来のために貯金をしたいそうです。こんな若者が、ひとりでも多くこの世の中にいたら、きっと地球はもっと住みやすい場所になる、そんな気がします。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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