日本でもそうですが、世界中で動物虐待の事件は後を絶ちません。そんなニュースを目にする度に悲しくなります。動物への虐待は、何も肉体的に傷つけることだけではありません。世話の放棄も立派な虐待です。

ここに、心ない輩によって、命の綱を奪われた一匹の野良犬がいます。この「チキータ」と名付けられているメスの野良犬は下半身麻痺を患っていて、今までは歩行器をつけてなんとか歩くことが可能でした。ところが、その歩行器がチキータの体から外されて盗まれてしまったのです。

生きているのが奇跡のチキータ

出典 https://www.youtube.com

どうして、こういう残酷なことを平気でする連中がこの世に存在するのでしょうか。人間でも動物でも、弱者を虐待して楽しむ輩はもちろん人間として最低です。この事件が起こったのは南米ペルーですが、このペルーでは6月にも複数の人間が、生きたまま猫をワニのいる川に放り投げ、その様子を笑いながら収めた動画が世界中から批判されました。

ペルーってそんな残酷な人がいるの!?と思ってしまいがちですが、こういう連中は日本にもどこの国にも悲しいかな、存在するのです。そしてこのチキータも、歩行器を奪われてしまったために歩けず、困難な日々を送っています。

これを知った人々から寄付金が

出典 https://www.youtube.com

この悲しい動画がSNSで拡散され、それを見た人達が募金を募り13万円ほど集まったそうです。募金活動は、リマ在住のアイルランド人のマーティンさんともう一人の男性によって広がりました。

「酷いことをされて、生きてるだけでほんとに奇跡だよ。ここはヨーロッパや北アメリカじゃないからね。障がいを持った野良犬は、ペルーでこんな目にあったら命を落とす方が早いよ。」そう語るマーティンさん。

リマではイギリスや他の国のように手厚い動物保護システムはありません。そのため、虐待された動物のケア費用ももちろんないのです。でも、今回心優しい寄付者たちによって集められた募金で、チキータは獣医さんに具合を診てもらい、手当てしてもらうことができたそうです。

そして、今新しい歩行器をチキータのために準備している最中だとか。更には新しい飼い主が見つかったとのことで酷い目にあったチキータの人生も、これからはようやく上向きになるような、一筋の希望の光が差し込んできたようです。

日本でも報告されている10倍の数が更に虐待されている

Licensed by gettyimages ®

各地で起こる動物虐待の数は、統計的に見ると少なくなってはいるようですがそれでも報告される10倍以上の虐待がまだまだあるのだと言われています。飼ってから3日で捨てられた犬猫も存在します。

飼い主が見つかったということで、これからやっと幸せな暮らしができそうなチキータを応援したい気持ちでいっぱいです。動物好きのみなさんならもうおわかりですが、動物だって気持ちはあるんです。痛みも喜びも感じるんです。話せなくても心が通じ合うことだってあるんです。

悲しいニュースを目にする度に、ほんの少しでもそういう残酷な出来事が減ればいいなと願う筆者です。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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