学校でいじめを目撃して

アメリカ合衆国ミシガン州に住む8歳のニコラス少年は、友人が上級生にいじめられているのをみて、いてもたってもいられずに止めようと試みましたが、大きな上級生を相手ではどうする事も出来ず、唾をかけられ、ただただ悔しい思いをさせられました。

家に帰ったニコラスは両親にこの出来事をはなし、「どうしていじめっ子は僕らの友達になりたくないんだろう」と苦しい胸の内を訴えました。落ち込む息子に、両親は、少し時間をおいて考える様にと促します。

そして、考えに考えた末、このいじめに対し、怒りや暴力ではなく、「思いやり」で返そうと考えつくのです。


いじめっ子に向けた手紙

10月5日、「いじめ反対」のキャンペーンの日、トーマスは学校宛てに書いた手紙を先生に渡します。この手紙を見た先生は、これを全校生徒に向けて読み上げました。

「学校の皆さん

君はいじめなんかしなくていいんだよ。友達がいないなら作ればいいだけのはなし。ものすごく単純な事だよ。でも、君には僕たちという友達がすでにいるんだ。僕らは、君を助けるよ。そして、僕らは君に対して

1.敬う心をもち
2.責任を持ち
3.大切にする

P.S. もう、いじめをやめよう。




誰かの心を動かしたい

「僕はただ、いじめていた子の心を動かせたらと思ったんだ」

"見て見ぬ振りをしない"というニコラスのまっすぐで純真な心が伝わってくる言葉です。現実には、いじめは極めて複雑で深刻な問題です。ニコラスが願う様な思いやりだけで解決出来る世界ではないのかもしれません。しかし、いじめる側の心の中にある闇に目を向け、思いやることが出来る温かさ・・・こういう子供達の心を周囲の大人が一緒になってしっかりと支え、守っていけたら、少しずつ何かが変わっていくのかもしれません。


ニコラスの友達をいじめたいじめっ子たち、この手紙が自分たちに向けられたものだと気付いたでしょうか?下級生のまっすぐな思いを受け止めて、改心してくれる事を願います。

この記事を書いたユーザー

Maria このユーザーの他の記事を見る

オーストラリア在住。息子が生まれて一年半後、夫はアスベストが原因の悪性中皮腫という、これといって有効な治療法もない、強烈な癌を発症。そして、二年の闘病を経て他界しました。今は、5歳になった息子と二人、夫の眠る地で、毎日を大切に生きています。中皮腫の闘病記・アスベストの事・死別後の息子との二人三脚の毎日をブログに綴っています。http://ameblo.jp/maria1428

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