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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
肌の悩みは女性だけではなく、男性にもあります。思春期にはもちろん、大人や中高年になってからもニキビに悩まされる男性は少なくありません。どんな対処法や予防法があるのでしょうか?

今回は男性のニキビについて、医師の話を聞いてみました。

そもそもニキビって何?

男性ホルモンなどの影響により、毛根の脇にある皮脂腺からたくさんの皮脂が分泌され、皮脂が毛穴の周囲に詰まることが第一段階です。

そして、アクネ菌と呼ばれる菌が毛穴の中で繁殖し、炎症を起こすことで赤くはれたニキビが発生します。炎症が進むと、毛穴の周囲に膿がたまり、周囲の皮膚を破壊して膨らんだのち破裂し、ニキビ痕を残します。

原因は?

思春期のニキビは、男性ホルモンにより皮脂腺が刺激される場合が多いですが、大人のニキビでは、乾燥肌や肌へのダメージを守るために皮脂を分泌しすぎてしまう例が多くみられます。また、睡眠不足やストレスで皮膚の新陳代謝が障害されることも原因とされています。

チョコレートや砂糖などニキビの原因となる特定の食べ物について様々な研究がありますが、いまのところ食事との関係は明らかにされていません。ただ、ビタミンやミネラルの不足は肌を荒らす原因となりますので、バランスの良い食事を心がけましょう。

男性ニキビの予防

1. 乾燥を防ぐ
皮脂腺を刺激する肌へのダメージである乾燥を防ぎましょう。

2. 洗顔方法に注意
皮脂が多すぎるので、何度も洗顔をするかたがいますが、これは肌へのダメージを増してしまい、さらに皮脂を出す刺激となり逆効果です。優しく泡立てた石鹸で汚れを落とすように洗いましょう。そうすれば自然と余分な脂は取れていきます。1日2回の洗顔が推奨されています。

3. 保湿する
洗顔後に男性用化粧水や乳液などを使用し、保湿に努めることで、肌が正常化し皮脂の分泌が減ることが期待できます。

4. 新陳代謝の低下を避ける
新陳代謝の低下は毛穴をふさぐ原因となります。睡眠不足を避け、リラックスできる時間をつくることが効果的です。

男性ニキビの改善法

まずは、予防法を実践してみてください。それだけでも肌の状態が良くなっていくと思います。市販のニキビ用の化粧品や薬などもこの予防法を行う上で助けになるでしょう。

医師が処方する薬としては、以前は抗生物質と保湿剤、漢方薬などがメインでしたが、近年新たに2種類が保険で使えるようになりました。

1. ビタミンAの外用薬
皮膚の新陳代謝を高めることで毛穴が詰まるのを防ぐものです。夜寝る前、洗顔後に用います。新陳代謝が高まることで、最初の数週間ヒリヒリ感や赤みを感じる場合がありますが、徐々に改善することが多いです。ただ、この薬はアクネ菌の殺菌作用はありませんので、感染を伴っている場合には抗菌薬(飲み薬や塗り薬)が併用されることが多いです。

2. 過酸化ベンゾイルの塗り薬
殺菌作用と毛穴を開く両方の作用があります。夜寝る前洗顔後に用います。わずかにヒリヒリ感などの副作用が出る場合もあります。

いずれの薬も治療中、日焼けサロンなどで過度の紫外線を当てないよう注意喚起されています。

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【医師からのアドバイス】

生活習慣と肌のダメージを抑えてしっかり保湿をすることで、ニキビを抑えることができます。それでもしつこく改善されない場合、または痛みを伴ったり大きなニキビがある場合には皮膚科に相談してみましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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