ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車などはどんどん発展していますが、レーシングカーの世界でも同じです。フォーミュラEという電気自動車のレースがあり、今シーズンは世界11ヵ国を戦うという、いわゆる電気自動車のF1です。これが2016年10月9日に香港で公道レースが開かれることになりました。

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記者会見には香港政府のトップ、梁振英・行政長官も(写真左)

「電気自動車だからそれほど速くないんでしょ?」と思うかもしれませんが、最高速は225キロ。公道で走るのですから十分すぎる速さです。クラッシュしたら最悪の場合は死に至るほどの速さです。マシンは1つのレーシングマシン・メーカーが製造しているワンメイクマシンなので性能差がほとんどありません。つまりドライバーの能力が如実に表れ、しかも接近戦になることがしばしばです。エンジンにあたるパワートレインはマクラーレン、システム・インテグレーションはルノーなど現在F1に参戦しているチームやサプライヤーが技術協力しているのも魅力です。元F1ドライバー、鈴木亜久里もチームを結成して今シーズン、参戦予定ですし、飛行機やレコード会社を所有するヴァージン・グループがありますが、数年前にF1チームを結成して参戦していました。同グループのトップ、リチャード・ブランソンは2020年にはフォーミュラEがF1を上回るといって、こちらのレースにチームの出場を衣替えしたということからもわかると思います。 

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 場所は、高層ビルがならぶ香港の政治・経済の中心地である中環(Central)地区。近くには九龍方面などに向かうフェリーターミナルがあるほか、巨大観覧車、高級ブランドが入るショッピングモールという最高のロケーションにあるといっていいでしょう。スタート/ゴール地点は2014年の雨傘革命のデモ現場から徒歩数分という、これまた刺激的な位置で、全長は約2キロのコースにです。公道ですから、ドライバーがミスをすれば即クラッシュという緊張感が高く目が離せないレースになることは間違いありません。面白いのは電気自動車のレースゆえにF1のような爆音がなし。静かなのでレース中は音楽が流れます。音楽を聴き、お酒を飲みながらレースを観るという新しいスタイルのスポーツでもあります。来年のことなので、チケットの詳細は未定ですが、わかりしだい、お知らせしたいと思います。

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メディア業界で約20年の経験を持つフリーランス・ジャーナリストです。政治経済からスポーツ、グルメ、エンタメまで広くカバー。香港との関わりは2001年から。10年前からライフスタイル・ブランドLiucia(www.liucia.com)を共同で立ち上げ、経営もしています。

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