天才ヨウム「アレックス」

アメリカのブランダイス大学にいたペッパーバーグ助教授はヨウムの知能指数を図るために、ヨウム「アレックス」で数々の実験を始めました。2007年にアレックスが死去するまでに残された驚くべき実験結果の数々と、最後に残した言葉を紹介します。

50種類の個体と7つの色を認識

アレックスは50もの違ったものを区別することができ、7つの色と5つの形を覚えていました。「同じ」と「違う」の概念を理解しているし、その場にないものをおねだりすることもできたとペッパーバーグ助教授は説明します。

具体的には10までの数を数える、トウモロコシが黄色いと分かる、さまざまな立体の形の違いが判別し発音する、といった驚くべきものでした。

またアレックスは、例えば緑色のブロック 4 個、赤を 2 個、青を 5 個提示されたとき、「5 個はどの色?」という問いかけに対し「青」と答えることができ、数の概念を把握していたと考えられています。

▼動画で実際に喋っている様子はこちら(英語)

出典 YouTube

足し算の概念を理解

さらに「クリック音を 2 回鳴らし、鳴らした数を答える」という実験を行っていた際、始めに 2 回鳴らした後、さらに 2 回鳴らしたところアレックスが「4」と答え、さらに 2 回鳴らしたところ「6」と答えたとのこと。上のことから、アレックスは足し算の概念までも理解するに至っています。

ゼロの概念を習得

アレックスは、赤のブロックを 2 個、青を 5 個提示した後、「緑は何個?」という問いかけに対し「ない」と答えることができ、ゼロの概念までもを把握していたと考えられています。
ヒトですら、通常はある程度の年齢まではゼロの概念を理解できず、ほかに同じような理解をしている鳥もいません。

死の前日に博士に残した最後の言葉…

それはいつものように、就寝前アレックスをカゴに入れたあとの事でした。

ペッパーバーグ博士「オヤスミ、また明日ね」

アレックス「マタネ。君ヲ愛シテル」

アレックスが死の前夜に部屋から去ろうとする博士へかけた最後の言葉…原文では"You'll be in tomorrow.I love you"。自分の死を予期していたようにも捉えることができます。

アレックスの死後、アレックスの公式サイトには次のような追悼文が寄せられました。

「彼は『オウムは人の言葉を無意識にまねるだけ』という固定観念をくつがえしてくれた。彼は大いなる遺産を残した。鳥の心に対する一般概念を変えただけでなく、バカを表す『bird brain(鳥の脳みそ)』という言葉への認識も変えたのだ」

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