東京・永青文庫で、9月19日から『春画展』が開催されています。春画は独特なエロティシズムで人気を博した浮き世絵です。一体どのようなものなのでしょうか…?

「春画」とは?

春画という言葉を聞いたことがあるでしょうか。江戸時代に発展した絵画のジャンルで、性描写を描いた版画の一種です。

いわゆる浮世絵ですが、異性間や同性間の性行為、またときには動物と人間の性行為なども描いていて現代でもびっくりするような絵が描かれています。芸術性は高くか、かつ娯楽的な要素もある絵画で人気がありました。

海外でも大反響

実はこの春画、2013年秋~2014年冬にかけて、なんとロンドンの大英博物館で披露されて話題となりました。『春画―日本美術における性とたのしみ』と題し、美術展にはのべ9万人が訪れたということです。この際には、16歳未満の入場は禁止されました。

浮世絵はヨーロッパでも人気が高いですが、こんな浮世絵があるということはきっと知られていなかったはず。日本文化の面白さに人気が集まったようです。

宇多田ヒカルも待ち望んでいた!?

歌手の宇多田ヒカルさんもロンドン大英博物館の美術展に行っていたようで、こんなコメントをつぶやいています。

しかし、これまで日本での開催は難しいとされていた…

はじめのうちは、春画が「ポルノ」として扱われ、芸術としての価値を認められるようになるまでには、様々な苦労があったそうです…。

「国公立の美術館は『教育委員会が恐い』。財団法人の美術館は大抵企業がバックにあるので『企業イメージが悪くなるのはまずい』。新聞社やマスコミは『読者からのクレームがきたらどうする』。みんな見えざる敵におびえて、自主規制してるだけなんです」

出典 http://weekly.ascii.jp

あるときは春画を指して“日本の恥”呼ばわりされたこともあったと言います。

「当時の主催者から聞いた話ですが、2012年にヘルシンキで春画展をやったとき、現地にいる日本人の偉い人から『君たちは日本の恥を持ってきたのか』となじられたことがあったそうなんです。けど、展覧会終了後にもう一度挨拶しに行ったら、同じ方が『素晴らしかったですね』となった。地方の秘宝館レベルで考えていたり、ワイセツなものという先入観を持っていたのだと思うんです。その人も本物を見て、考えを改めたんだと思うんですよ」

出典 http://weekly.ascii.jp

そんな中、海外での開催が人気を集め、日本での開催も決定しました。

春画のなかには、あの葛飾北斎や喜多川歌麿など、世界的にも評価されている浮世絵師の作品も数多く含まれています。

ついに日本で開催

このような経緯があって、ようやく日本でも開催されることが決定しました。これにはもちろん大英博物館でのイベントが成功したことが影響しています。

想定以上に女性ウケが良く、入場者の半数以上が女性だったのだとか。満足度も95%以上が満足と高く、大成功だったようです。

今回の展覧会では、133点もの春画を見ることができます。

2015年9月19日(土)~12月23日(水・祝)
前期:9月19日(土)~11月1日(日)
後期:11月3日(火・祝)~12月23日(水・祝)
※会期中展示替えあり
会場:東京都 江戸川橋 永青文庫
時間:10:00~18:00(9月~11月の金、土曜は20:00まで開館予定、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝休日の場合は開館)
料金:1,500円
※18歳未満入場禁止

出典 http://www.cinra.net

実際にこの春画展を訪れた人は…

どうやらかなり混んでいるようですね…。平日や、遅い時間に行くと比較的空いているという意見もありました。

海外で高く評価された「春画」。日本の文化や春画とはどんなものなのかを知るには、うってつけの展覧会です。ぜひ女性同士、お友達同士で出掛けてみてください。

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白うさぎ このユーザーの他の記事を見る

芸能ニュース、芸能ゴシップ好きの33歳女性。ブログをお休みして、最近はSpotlightでの執筆にハマる日々です。

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