「言葉」のプロが集まる広告業界においても、慣習のように使われるが中身のない言葉というのが存在する。今回はそんな言葉の数々を紹介したいと思う。

1. ゴゴイチ・アサイチまでに

カレーチェーン「CoCo壱番屋」のことではない。「午後早い時間に提出してください」の意味だが、この言葉の解釈は人によって異なり、「14時」と解釈する者もいるが、15時になるとさすがにマズく、14時36分くらいが解釈の限界だろう。「アサイチ」に関しては、発注主の始業時間からして10時11分くらいまでが限界だと思われる。

2. 担当者レベルではOKだった

競合プレゼンテーションで負けた時、営業担当が制作やSP、マーケ等のスタッフを慰める時に言う言葉。普段営業担当が仕事をしているクライアント担当者は評価したものの、その上司が評価しなかったということにより、スタッフを気落ちさせない魔法の言葉。

3. 部長

普通の会社であればすさまじくエラい人のように思われるかもしれないが、広告会社の部長は一般企業の「課長」レベルである。要は、「ウチはちゃんと立場ある人を御社に送り込んでいますよ!」と言いたいため、「役職ロンダリング」をしているのである。

4. お土産

クライアントのところに足繁く通うことが、忠誠心の証しと考えられているものの、用もないのに行くのは憚られる。そこで、社内スタッフが考えた企画や、外部のメディアから提案された企画を営業担当はなんとしても集めようとする。こうした「お土産」があることにより、クライアントの時間を取ってもらえることに正当性が与えられるのである。

5. ユニクロみたいな…

おしゃれな広告を作るにあたっては、「ユニクロみたいな…」と言うことが多い。面白いCMを作りたい場合は「金鳥みたいな…」や「エステーみたいな…」となり、勉強熱心な人が多いだけに、ベンチマークする対象をいかに知っておくかが重要。

6. 担当者ガー

何しろ多くの人が一つの企画にはかかわるだけに、利害関係を一致させることが難しく、様々なことがなかなか決まらない。「自分は悪くない」ということを主張する際、「担当者ガー」を多用することによって相手からの怨嗟を減らそうとする。相手にとってもその「担当者」が何者かは分からないため、手出しができない。

7. ○○さんの話がよく出ています!

昨今活躍中のクリエーターやプランナーに仕事をしてもらう時に言う言葉。これにより、そのクリエーターやプランナーは気持ち良くなる。

8. 社内で揉んで、次回ブラッシュアップさせましょう

とりあえず、会議を終わらせるための言葉。

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