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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
安全日、危険日という言葉は、非常によく聞く言葉ですよね。特に、定期的にセックスをする相手がいる男女にとって、気になる言葉の一つだと思います。実際、セックスを避妊なしでしてしまったり、避妊に失敗して妊娠したかもしれない、どのくらい妊娠の可能性があるか知りたい…といった質問は、非常に多いものです。特に、10代、20代のカップルの中には、コンドームをつけなくても膣内で射精さえしなければ絶対妊娠しない、といったような説を信じている方も多くおられ、心配になることがあります。

今回はこの、危険日、安全日について医師にお話を伺ってきました!

安全日なら妊娠しない?

まず、最初に大切なことは、危険日、安全日とも、100%の危険日、安全日というのは存在しない、ということです。俗に言う危険日の中でも最も妊娠の可能性の高い排卵日当日に、生殖能力に問題のない男女が膣内射精で性交渉を行ったとしても、妊娠する可能性は50%りはるかに少ないのです。

ただ、もちろん「一般的に」半分に満たなくても、その方が妊娠してしまえば本人にとっては100%と全く同じことですよね。相手との間に十分な信頼関係(相手が性感染症を持っていないといったことを含めて)や、子どもを産み育てられる背景があり、妊娠したら産もう、と思えるような状況であれば、避妊をしない性交渉も問題ないと思いますが、妊娠しては絶対に困るのに危険日だから避妊する、安全日だからしない、という考えは非常に危険です。

また、安全日については、医学的には一ヶ月の中で「セックスしても妊娠しない」という安全日は存在しない、というのが正しい考え方です。

実際、いつが危険日、安全日なの?

これらのことを踏まえて、女性の性周期の中でより妊娠が成立しやすい時期はいつか、100%ではないが妊娠が比較的成立しにくい時期はいつか、ということについて見ていきましょう。

まず、女性の月経周期には個人差があります。大体は、25日〜38日前後を一周期と考えます。生理の初日から、次の生理の初日までを一周期と考えます。生理の開始から大体平均で二週間前後で排卵が起こることが多いと考えられ、この排卵日の前後が最も妊娠しやすい、いわゆる危険日といわれています。基礎体温をつけていれば、この付近で低温期から高温期に変わることが多いと思います。

この高温期に入ってから、大体4日目以降から次の月経が来るまでを、比較的妊娠の可能性の低い安全日、と便宜上呼んでいることが多いようです。また、生理中も妊娠の可能性は比較的低く、安全日に分類されるでしょう。ただ、女性の身体は非常にデリケートなものですので、排卵日を正確に推測することは非常に難しく、些細なきっかけ、日常生活上のストレスその他によって排卵が大幅にずれたり、イレギュラーに起こることは十分にありえます。

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【医師からのアドバイス】

安全日、危険日は100%の確率で妊娠する、しないと言いきれるものでは決してありません。妊娠を避けたい場合は、ピルとコンドームの併用などある程度確実性の高い方法をパートナーと話し合って実践するようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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