子供が好きな本、いっぱいあります。面白いもの、可愛いもの、楽しいもの。今回は、数え切れないぐらいある本の中から、実際に読んだ後で、明らかに子供の中で変化があったもの5冊を選んでご紹介します。

1.子供の食わず嫌いがなくなった絵本『かむんだよ』

小野寺悦子・文/はたこうしろう・絵  福音館書店

出典 http://www.fukuinkan.co.jp

❝しっかりならんだ上の歯と下の歯で、かんでかんでかんでると、あまさがだんだんふえてくる。とろーり、おいしくなったらごっくん。❞

出典 http://www.fukuinkan.co.jp

親が何度言っても聞かない事を、わかりやすい言葉で繰り返し語り掛け、子どもの心をすんなりとらえます。リズムよく読んであげると子供は大喜び。この本を読んでから、食事の時に「かむんだ、かむんだ、かむんだよ。」と優しく声をかけてあげると、不思議なほど夢中で食べてくれるようになりました。「うわー、甘くなった!」と実際に食べる事を楽しむ事も覚え、嫌いだった野菜もしっかり食べれるようになりました。

2.お絵かきが好きになり、塗り絵の仕方も激変!

『The Day Crayons Quit』(『クレヨンからのおねがい!』)

ドリュー・ディウォルト文/オリバー・ジェファーズ絵

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クレヨンたちが起こすストライキ!持ち主の少年ダンカン君宛に、それぞれの色が不平不満を手紙に書いて送りつけます。「いい加減はみ出すのやめてくれない?」「たまにはピンクも使って!」「ぼくばっかり使い過ぎて僕はクタクタだよ・・・」。クレヨンたちの主張がユーモアに溢れていて、本当に可愛らしい。

少年の名前を、息子の名前に変えて読んであげると、夢中になって聞き入り、何度も読み聞かせをせがまれました。この本を読んだ後、塗り絵の時に少し声かけをするだけで、「あっ、そっか!はみださないように!」と言いながら丁寧に塗るようになりました。お絵かきも、クレヨンに話しかけながら色に変化をつけて出来るようになってきました。

原書の英語での表現はユーモアに溢れていて、クレヨンたちの訴えが面白くてくすくす笑えます。英語・日本語の両方で読み聞かせてあげるのも良いかもしれません。

3.1日のリズムに気が付くようになった!    『Peppa's Busy Day』

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知る人ぞ知る、イギリス発、海外で大人気のペッパピグの絵本です。内容は非常にシンプルで、英語が苦手な人でも簡単に読んであげられます。朝起きて、眠りにつくまでの1日の流れを順を追って描いています。本に付いている時計は、実際に針を動かすことが出来、ページをめくるごとに、『大きい針を12に小さい針を7に』などと指示されるので、子どもが実際に時計に触って時間の観念に触れる事が出来ます。

最初はちんぷんかんぷんだった息子も、時間を言ってあげると、「僕が時計あわせられる!」と張り切ってやってくれるようになりました。実際の生活の中でも、「ご飯食べようか?」というと、「いまなんじ?」と聞くなど、時間に興味を示すようになりました。

4.誰かに頼まれたことをやり遂げられるか?

『Don't let the pigeon stay up late!』

『ハトに夜更かしさせないで!』
ハトの飼い主からの依頼を受け、小さな小さな責任を果たして胸をはる子供の姿をみる事ができます!

Mo Willems著

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絵本の中のキャラクターが読み手に話しかける手法で描かれている絵本です。この絵本を読むときには、息子の名前を読んでから、まるでキャラクターが直接息子に話しかけているように読んであげます

読者は、飼い主に、『僕がいない間、鳩に夜更かしさせないようにしてくれる?』とお願いされます。あれゆる言い訳を考えて、夜更かしさせてほしいと懇願してくる鳩に、子どもがどう答えるのか・・・お願いされたことを達成できるか、むくむくと顔をだす子供の責任感の芽を見守るのがとても楽しい一冊でもあります。

5.自分以外の人の感情に気が付くように!

『ようちえんいやや』

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幼稚園に通う子供たち一人一人が様々な理由で「いやや、いやや!ようちえんいやや!」と泣いています。みんな同じだねと声をかけながら読んであげると、みんなの様子に興味津々で聞き入ります。

幼稚園に行って、泣いているお友達がいたら、お友達に声をかけてあげられるようにもなりました。「ぼくと同じだね」とお友達の気持ちに気が付けました。

本の最後、みんなが幼稚園に行きたくない本当の理由が可愛くてほろっときます。

ー番外編ー

ここに、大切な人を亡くした子供たちにお勧めの本を2冊ご紹介します。父をなくした私の息子4歳が、何度も何度も繰り返し読み、心が癒された2冊です。

『Daddy's promise(ダディの約束)』

Cindy Klein Cohen&John T. Heiney 著

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主人公の少年の父は、「自分の野球のバッドをあげる」「試合を観に行く」という2つの約束を果たせぬまま、闘病の末に亡くなってしまいます。死別後、深い悲しみと喪失感に苦しむ少年は、約束を果たせなかった父への怒りさえも口にするようになります。しかし、夢の中で父と不思議な再会を果たし、父との対話の中で、「死」を学び、少年なりに理解し、別れを受け入れ、新たな一歩を生み出します。

私の息子は、この本を読んで大きく変わりました。この本の中にある表現が素晴らしく、今の息子の心の支えにさえなっています。本の表現を真似て

「ぼくのパパは、こことここにいるから。」と言いながら、自分の頭と胸を指さします。

言葉だけでなく、人として一回り強くなった気がします。

スーザン・バーレイ著 『わすれられないおくりもの』

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この話は、死について描かれた最も美しい本と言えるのではないのでしょうか?

皆に慕われるアナグマが亡くなり、遺された仲間たちは、一人一人がアナグマと過ごした時間を振り返り、自分の中にある「アナグマがいた痕跡」に気づきます。アナグマが自分の心に生き続けているという事に気づき、それぞれの心が癒されていくさまがとても美しいお話です。

4歳の息子にも、この本を読み聞かせてから「パパとの思い出」を語り合いました。アナグマが亡くなるシーンのトンネルの描写がとても優しく、息子はそのシーンが一番のお気に入りでした。「死」がどういうものなのかを、比喩的に、でも、明確に感じ取ることができるようでした。

まとめ

以上、お勧めの5冊+番外編2冊いかがでしたか?可愛いや面白いを越えて、実際の生活に食い込む7冊をご紹介させていただきました。

幼いころから英語に触れさせる事に熱心なご両親、実際にバイリンガルの子を持つ筆者が自信を持ってお勧めする英語版もぜひお試しください!

この記事を書いたユーザー

Maria このユーザーの他の記事を見る

オーストラリア在住。息子が生まれて一年半後、夫はアスベストが原因の悪性中皮腫という、これといって有効な治療法もない、強烈な癌を発症。そして、二年の闘病を経て他界しました。今は、5歳になった息子と二人、夫の眠る地で、毎日を大切に生きています。中皮腫の闘病記・アスベストの事・死別後の息子との二人三脚の毎日をブログに綴っています。http://ameblo.jp/maria1428

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