記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
冬が近づくと、インフルエンザの流行が気になってきますね。特に近年は、毎年のようにいわゆる新型インフルエンザが大きな話題になっています。

インフルエンザは一旦かかってしまうと症状が重く、周囲の人にうつしてしまう可能性も高いことから、予防したいという意識も高い方が多く、流行の季節になるといつも以上に手洗いやうがいを熱心にしたり、外出の時はマスクをするようにする、といったかたも多いと思います。

こういった対策と合わせて、インフルエンザワクチンの接種も検討されるかたが多いのではないかと思います。
そこで今回は、インフルエンザワクチンの接種について、医師に解説していただきました。

ワクチンを打ったのにインフルエンザになるのは何故?

インフルエンザの予防接種の話になると、時々耳にすることがあるのが「打ったのにインフルエンザにかかってしまった。効果がなかった!」といったもの。インフルエンザの予防接種はこの点を誤解をされている方が多いようです。

実はインフルエンザワクチンの効果のうちもっとも重要なものは、インフルエンザウイルスに感染しない、ということではなく、重症化させないということにあるのです。また、インフルエンザワクチンに感染しても、強い悪寒や動けないほどの高熱、といった激しい症状を出すいわゆる発症を抑える作用もあると考えられています。

この「重症化させない」という作用は、非常に大切なものです。特に、毎年インフルエンザでお年寄りが肺炎などを起こし、亡くなってしまうといった痛ましいニュースを耳にしますが、何と65歳以上の健康なお年寄りのインフルエンザの感染に起因する死亡を、インフルエンザワクチンは8割も抑えてくれるといわれています。

ワクチンはいつ打つのがいちばん効果的?

また、インフルエンザワクチンについて気になるのが効果のある期間。特に受験や就職の面接などを控えていて、「この日、この期間にだけは絶対インフルエンザに罹りたくない!」という日がある方は、出来るだけインフルエンザワクチンの効果がその付近に最大になるように持っていきたいところですよね。

一般的に、インフルエンザワクチンの効果は予防接種を行った2週間後くらいからおよそ4~5か月程度と考えられています。例年インフルエンザは冬の期間、12月から3月くらいの間に流行するので、大体11月から12月の半ばくらいまでに予防接種を行っておくのが合理的と考えられるのではないでしょうか。早目に打てばよい、というものでもなさそうですね。

子どもは2回接種が必要!

13歳未満の子供さんの場合は、大人とは異なり2回、インフルエンザの予防接種を受けることが推奨されています。また一回目と二回目の間は2~4週間あけて打つことになります。

加えてインフルエンザの予防接種の効果が一番高まるのが2回目に接種した1か月後といわれているので、子供さんが冬の間に大切な試験やお正月の旅行などを控えている場合は、一回目を予定日の6~8週間前くらいにインフルエンザワクチンを打つようにし、タイミングを合わせるようにするのが理想的と考えられるでしょう。

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【医師からのアドバイス】

ワクチン接種に加えて、忘れてはいけないのがやはり日頃の体調管理。野菜や果物を積極的に摂り、規則正しい生活をしてインフルエンザに負けない体づくりも忘れないようにしましょうね。

(監修:Doctors Me 医師)

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