出典 http://www.gov-online.go.jp

いよいよ配布が始まった「マイナンバー」

この番号には、ありとあらゆる個人情報が登録されているため、番号を他人に知られることは死活問題です。

当初から懸念されていたことかもしれませんが、このマイナンバー制度に便乗した詐欺が横行しています。

どんな詐欺なのか気になる方も多いかと思いますので、現在分かっている範囲での手口を紹介しましょう。

1. 「マイナンバーを教えます」

Licensed by gettyimages ®

公的な相談窓口を名乗る人物から、電話で偽のマイナンバーを伝えられた。

その後、別の男性から「公的機関に寄付をしたい」「マイナンバーを貸してほしい」と連絡があり教えた。

その後、寄付を受けたとする機関を名乗る人物から連絡があり、「マイナンバーを教えたことは犯罪にあたる」と現金支払いを要求され、郵送と手渡しで数百万円を払ってしまった。

出典 http://www.yomiuri.co.jp

被害者は高齢者でした。この事例で注意したい点は以下の3つです。

・マイナンバーは電話では通知されません。10月の第一月曜日時点で住民票を置いている市区町村から、住民票の住所へ簡易書留で郵送されてきます。

名義貸しは、詐欺の常套手段です。公的機関や弁護士を名乗ってくる場合もありますが、絶対に応じず速やかに警察へ通報して下さい。

・現金を要求されたら確実に詐欺です。犯罪がお金で解決するなら、誰も逮捕されません。

2. 「あなたのマイナンバーが漏れている」

Licensed by gettyimages ®

警察の調べによりますと8日、新潟市中央区に住む70代の女性の自宅に役所の職員を名乗る男から「あなたのマイナンバーが複数の会社に漏れている。これを消すには第三者から名義を借りる必要がある」とうその電話がありました。

女性が教えられた番号に電話をして他人の名義を借りる手続きをしたところ、今度は別の男から電話があり、「名義貸しは犯罪だ。解決するには現金が必要だ」と言われ、現金を要求されたということです。

出典 http://www3.nhk.or.jp

この事例も高齢者が狙われています。注意点を順に見ていきましょう。

・マイナンバーは行政手続にしか利用できません。冷静に考えると、マイナンバーを「漏らされた側」が尻拭いをしなければいけないのは、おかしな話ですよね。

・名義貸しが犯罪と言うのならば、それを勧めた役所は組織ぐるみで犯罪をしていることになります。このケースもですが、「名義貸し」と「現金要求」のワードは詐欺です。

※名義貸し詐欺について、総務省が以下のように見解を示しています。

「あなたの名前やマイナンバーを貸してほしい」といった依頼は詐欺の手口です。

こうした手口で、人を欺くなどして、他人のマイナンバーを取得することは法律により罰せられます。

なお、不正な提供依頼を受けて自分のマイナンバーを他人に教えてしまっても、刑事責任を問われることはありません。

出典 http://www.soumu.go.jp

3. 「マイナンバー制度について説明したい」

Licensed by gettyimages ®

区民に対し、「マイナンバー制度について説明に伺いたいので都合のいい日を教えてほしい」といった不審な電話がありました。

出典 https://www.city.edogawa.tokyo.jp

自治体の職員、もしくは業務委託された人が自宅に説明しに来るということはありません。

特に一人暮らしの場合、留守にしている日時を探られている可能性もあるので、こういった電話を受けたら連絡先と相手の名前を控え、折り返し連絡するということにして警察へ通報しましょう。

4. 架空請求詐欺との合わせ技

出典 https://twitter.com

出典 https://twitter.com

使った覚えのないコンテンツ料を請求される「架空請求詐欺」が、マイナンバー制度に便乗した形の詐欺メールが出回っています。

当然ですが、内閣官房認可の企業など存在しませんし、メールで連絡することもありません。極論を言ってしまうと、クレジットカードではありませんから債務があろうがなかろうが、住民票のある方全てにマイナンバーは交付されます。

このようなメールを使った手口は若い世代の被害も相次いでいますので、通常の迷惑メールと同じように、知らない送信元からのメールは相手にしないよう注意して下さい。

これ以外にも、情報収集が目的と思われる不審な電話や訪問も相次いでいるので、併せて紹介しておきます。

これ、全部詐欺ですよ!

Licensed by gettyimages ®

・お金を支給するので振込先の口座番号を教えてほしい。

・マイナンバー制度が始まると手続きが面倒になる。マイナンバー制度に伴い、個人情報を調査している。資産状況を把握する必要があるので、教えてください。

・マイナンバーの通知カードは届きましたか?届いたかどうか、確認をしていますので、カードに書かれている12桁の番号を教えてください。

・今回、国会で新しい法律が制定された。銀行の口座でマイナンバーを使うことになったが、銀行に登録している情報を訂正する必要があるため、口座番号を確認したい。

・マイナンバーの手続きは必ず行わなければいけません。手続が大変なので、代行します。送られてきたカードなどを全てお預かりします。

・総務省から、『マイナンバー確定のお知らせ』という件名で、『マイナンバー制度が確定したので、記載のURLにて確認してください』などと書かれたメールが送られてきた。

・マイナンバー制度に伴い、振込口座を変更する必要がある。口座番号を教えてほしい。

・「マイナンバーの対応しないと高額の罰金が科されるから契約するように」といった過度に誇張した話をして、商品販売や相談業務契約等を強引に取り付けようとする電話があった。

・「マイナンバー制度が始まると金融機関に登録されている個人情報に訂正がある場合は取り消さなければならない」という電話があった。

・電話で、国の行政機関をかたり、マイナンバー制度のアンケートとして、家族構成や年金受給者かどうかを聞かれた。

出典 https://www.city.kita.tokyo.jp

これらは全て詐欺です。

また、詐欺グループも今後手を変え、品を変え皆さんを狙ってくることが予想されますので、少しでも違和感を感じたらその場で即答せず、折り返し連絡する形にした上でお住まいの自治体、警察に連絡して下さい。

※この時、相手の名前や連絡先もしっかり控えておきましょう。

振り込め詐欺、還付金詐欺などは高齢者が狙われることが多かったのですが、今回は年齢を問わず全員が狙われていると言っても過言ではありません。

特に離れて暮らす高齢の親族、一人暮らしをしている親族には声かけをしてあげて下さい。

マイナンバーの制度自体にも賛否が分かれていますが、詐欺被害に遭わないために細心の注意を払っていきましょう。

この記事を書いたユーザー

週休二日制 このユーザーの他の記事を見る

動物が大好き。会社員であり、流浪のライターとしても活動。
興味を持ったことを色々書いてみます。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス