毎日ドタバタの育児の中で心に留めていることがあります。それは、今目の前にいるこの子達はみんな死を乗り越えて今があるということ。

命の研修

まだ働いていた頃、研修の一環でNICUのある病院を見学したことがありました。

NICUというのは新生児集中治療管理室(Neonatal Intensive Care Unit)の略で、身体機能の未熟な低出生体重児や、仮死・先天性の病気などで集中治療を必要とする新生児を対象に、高度な専門医療を24時間体制で提供する治療室のことです。

出典 https://kotobank.jp

そこで目にしたのは200グラムで生まれてきた子の姿でした。本当に本当に小さくて両手にすっぽり入ってしまうくらいの大きさ。可愛いというより正直「大丈夫なの??」って思えてしまうようなそんな感じだったのを覚えています。

体に何本も管がつけられていて少し痛々しかったです。それでも心臓は大きく動いていてしっかり生きてるのが分かって、その小さくて強い命にすごく感動しました。でも、その後の先生の講義を聞いて色々と考えさせられました。

200グラムの赤ちゃんと青年

「200グラムとか、超未成熟で生まれてきた子たちを最新の医療で助けたとしても『こんなに小さい状態で生まれた子を中途半端に助けたところで障害でも残ったらどうするの・・』と言う親がいるのも事実。」

「一方、事故で運ばれてきた青年が意識不明の重態で、医者に『助かっても障害が残る可能性がある』と言われても家族や親戚は『どんなことをしても助けてくれ』と言う。これほどに新生児は「家族」として受け入れられるのが難しい。五体満足で生まれてくる必要性がある。」

といった内容のお話でした。もちろんこういったケースもあったという話で全てがそうであるというわけではありませんが、当時はすごく納得がいかなかった記憶があります。「あんなに頑張って生きている赤ちゃんを受け入れない親がいるなんて!」と。しかし自分が親になって思うのは本当に正解不正解なんて簡単には決められないということ。

みんなが死を乗り越えた命

人間は「生まれてくる1週間前」と「生まれてから1週間後」が人生の中で最も死に近付く時という話も聞きました。その言葉を思い出すたびに「今ここにいる子ども達、そして私自身や周りの人達、みんなが死を乗り越えた尊い命を持っているんだ」という思いが込み上げます。

今ある全ての命に感謝して生きていけたらいいですね。

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5歳(男)、4歳(女)、1歳(男)の3人の子ども達の育児に奮闘中の主婦です!
母になって、日々思うこと、感じることを書き綴っていけたらいいなぁと思っています♡

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