記事提供:空間心理カウンセラー 伊藤勇司オフィシャルブログ

こんばんは。片付け心理の専門家・伊藤勇司です。

10月に入り、今年もあと3ヶ月を切りました。

気がつけば年末になり、大掃除のシーズンがやってきます。

例年思うことですが、年末に一気に掃除するよりは、

今くらいの時期からこまめに意識して片付けをしながら年末はゆっくりと過ごしたいものです。


最近肌寒くなってきて秋を感じるようになったからか、今日は少しセンチメンタルな気分で記事を書いています。

片付けの相談を受けていると、当たり前のように聞く言葉があります。

それが、「部屋が汚い」と、いう言葉。

実は今まであまり表立って言ってはいませんでしたが、この言葉を聞くたびに、少し切ない気持ちになります。

その理由は、「部屋は決して、汚くはない」からです。

例え埋め尽くされるような物に溢れていても、埃まみれになっていたとしても、見るからに汚部屋に見えるような状態でも「部屋が汚い」のではありません。

部屋が汚いのではなく、「汚いと感じるような状態になっている」だけ。

部屋が汚いのではなく、住んでいる人が、そうなるようにしてしまっただけなのです。

部屋は、あなたに何も言うことはできません。

そして、何もいわずにいつでもあなたを受け入れてくれています。

楽しいときや喜びに溢れているようなときだけでなく、辛いときや悲しいとき、涙が止まらないときも。

あなたが腹が立ったときに壁を殴ってしまっても、何もいわずにグッと堪えて、何事もなかったかのように、またあなたの帰りを待っています。

いつでも、どんなときも、あなたのことを側でそっと見守ってくれて、いつもあなたに寄り添ってくれている存在。

そんな存在に対して、「部屋が汚い」という一言で、捉えてしまうのは、あまりにも切ない事だと思いませんか。

そして汚いというよりもむしろ【部屋はとても美しい】と、思うのです。

もちろん、これは考え方の問題ではありますが、伊藤はそう考えると、少し部屋に対しても優しい気持ちになれると思うのですね。

先週更新をした「物を捨てれない人が意識するべき、たった1つのこと」の、記事にも通じる部分ではありますが、

「大切にする」という観点は、やはり大切であると思っています。

部屋を綺麗にするというよりも「部屋のことを大切に想う」ということ。

部屋を綺麗にしようと思うのではなく「わたしは、部屋を大切にできているだろうか?」と、常に問いかけるようにする。

そして、自分の立場で部屋を捉えるのではなく「部屋の立場から、自分を見る」という視点に立って、

「果たして部屋は、わたしの事をどう思っているのだろうか?」と、発想してみる。

するとおのずと、部屋に対してどうすべきかの答えは自然にでるのではないかなと思います。

多くの場合は物件を選ぶ段階で「この部屋がいい!!」と、【自分で決めて選んだ場所】が、今のあなたの部屋。

そのときの気持ち、覚えていますか?

「一緒にいよう」そう告白したのは、あなたのほうから。

でも、「部屋が汚い…」そうしてしまったのも、あなたのほうから。

人は良くも悪くも忘れる生き物だからこそ、最初に出逢った頃の気持ちを忘れて、

あっちへ行ったりこっちへ行ったり、帰るのが遅かったり家を空けるのが多くなったり。

【そこにあるのが当たり前】だからこそ、

そうやっていつしか部屋のことを考えなくなったことが、「部屋が汚い」という言葉に集約される結果となっていくものです。

部屋は、出逢った頃から美しく、今も変わらず、美しい。

変わったのは部屋ではなくて「あなたの感性」が、少し曇ってしまったから。

あなたが始めて出逢った頃のように部屋を美しく捉えられなくなってしまうことで、今があるのだと思います。

近すぎる存在ほど当たり前になって、些細な配慮をすることを忘れてしまうもの。

そういった意味で、部屋も人間関係も同じもの。

今年は年末大掃除をしようという意識ではなく「あの頃のピュアな部屋に、逢いに行こう」そんな気持ちで部屋に向き合うと、

きっと、新たな気持で年末を迎えられると思います。

「部屋は、美しい」という言葉、大切に。

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