親が年を取ったなと感じた時。親が小さく感じた…と書いてくれた人も多く。それわかります。

自分にとって親ってすごく大きい存在。それは体も。親は自分より大きいと思いこんでいて。

ある時、あれ…こんなに小さかったかなと、気づく時があって。

あとコメントの中でドキっとさせられたのは、肉体的なものだけじゃなくて、性格で年を感じたというもの。

優しくなった。厳しかった親が、優しく感じて年を感じる。

そして、そういうのもあるんだと思ったのが、親が、融資の審査が年齢で通らなかった時に、年を感じたと。

そういう風に感じてしまう時もあるんですね。

親が年を取ったと感じた時に、自分との距離がまた変わり、それがいい方向に変化していくことが素敵なことなんですよね。

でも現実はそうじゃない人も多いかと思いますが。

僕は若い頃、色々ぶつかったことも多かったので、これから、息子を授かったことをきっかけに、もっといい距離感になっていけたらと思ったりします。

そして只今、カンニング竹山君の放送禁止というライブがありまして。僕は構成・演出を担当しています。

芸人さんのライブは父勉に入ってもお手伝いすると言ってたので、今年で8回目となるこのライブはやらせてもらっています。

なので、妻と息子に会う時間は減っています。だから、家に帰ってきて、妻と息子と会う瞬間がより愛しく。

今朝、息子を見ていて。親バカですが、目に入れても痛くない…という表現があります。聞いたことある言葉の中にも、心から実感して使ってるものって意外と多くない。

この言葉もそう。目に入れても痛くない…って聞くけど、正直心からそんな気持ちになったことはない。

けど、今朝。息子の顔を見つめていたら、この言葉が浮かんできて。

これだ!!と思ってしまいました。目に入れても痛くない!って言葉、今の気持ちはこれしかないと。

もちろん入れたら超痛いですよ。そんなことわかってます。だけどね、目に入れても痛くないって言葉作った人すごいなと。

誰なんだろう。この表現しかないんですよね、と。

こうやって、息子が生まれたことにより、日本語を心から実感していく日々。

写真。この帽子を被ってる姿。これぞ。

今日は狭いこと聞いちゃいますが。皆さんは…目に入れても痛くない…と心から思えた瞬間ありますか?

あるとしたらそれはいつですか??何に感じましたか??

で、昨日掲載した「妊活ダイアリー from ブス恋」の6月22日のダイアリー。

昨日の続き、もうちょっと掲載します。昨日の続き!!

Bダッシュボタンを押したかのようにすべての行動をハイスピードで行った僕は、30分ほどで「ある荷物」を家からピックアップし、病院に戻ってきた。妻は先ほど点滴を受けていた部屋ではなく、病院内の和室に入っていた。

妻は分娩室での出産ではなく和室での分娩を希望していたのだが、僕はそこに入り、思った。え?

和室?分娩?え??

産まれるの!???と。戻ってきた僕を見た助産師さんが言った。「カメラ回すなら早くしないと。あと1時間ちょっとで産まれると思います」

え?え?どういうこと?今日下がってこないんじゃないの?

水曜日にもう一回、病院来るんじゃないの?なんで?陣痛じゃなくて薬で起こしていた痛みなんじゃないの?

なのにどういうこと?産まれちゃうの?

心の準備は出来てなかった。ハワイに行こうと思ったら目の前にどこでもドアが出てきて、ドア開けてハワイ着いちゃったみたいな。もう、ここ!?的な。

出典妊活ダイアリー from ブス恋

しかし。僕のブログでは何万人を超える人が出産体験をコメントで書いてくれていて、読んで頭に入れていて良かった。その日までお腹の赤ちゃんは下がってなかったのに、突然下がってきて生まれたんですよ!とか書いてた人もいて。

1000人いたら1000通りの陣痛と出産がある。どんなお医者さんにもわからないことは子供が産まれてくるタイミングなんだ。そんなことを思い出して、焦りとか動揺をすっ飛ばして、覚悟を決める。

先生も、まさか今日来ると思ってなく驚いて入って来た。

僕が和室に入った時には妻はバランスボールに上半身をもたれかかりながら、苦しそうな声を出していた。助産師さんの産まれる宣言を受けて覚悟を決めた僕は、家に取りに行っていた「ある荷物」を取りだした。それはヘルメットカメラ。

妻は出産する時に、CCDカメラ付きのヘルメットをかぶって産まれる時の自分の顔を撮影したいと希望していた。そしてそれを『イッテQ!』で放送してほしいと。

出典妊活ダイアリー from ブス恋

理由は2つ。子供に将来その映像を見せてあげたい。もう一つは、自分は芸人でありリアクション芸人である。

尊敬する出川哲朗さんやダチョウ・倶楽部さんにも出来ないリアクション。出産中の顔を、リアクション芸人の相棒であるヘルメットカメラで撮影すること。

予定日の2週間くらい前にそのヘルメットカメラは家に届き、妻はかぶって練習したりしていた。

出産中にヘルメットカメラをかぶるなんてけしからんと怒る人もいるでしょう。出産をなんだと思ってるんだ!

という人もいるでしょう。でも、妻は女性でありそして芸人である。

もちろん母子ともに安全に産まれることが一番である。それを撮影することによって、とてつもなく悲しい記録が残ることになってしまう可能性だってある。だけど、妻はやってみたいと言った。チャレンジしてみたいと言った。

バランスボールの上に上半身を乗せて、聞いたことない声を絞り出している妻を見て、思った。

無理だ。ヘルメットカメラをかぶるなんて。無理だと思ったが、妻の希望だ。僕は陣痛で苦しむ妻にヘルメットカメラを出して聞いた。「かぶるの無理だよね」と。

妻は返事をしない。横でお母さんが「無理だよ!!」と厳しく言ってくる。僕だってわかっている。無理だって。でも、でも本人が希望したことだったから聞いたんだ。

出典妊活ダイアリー from ブス恋

妻はその後、布団の上で横になった。横のポーズが自分的には少し楽で、このまま産みたいと言った。

僕はカメラを回すことにした。ヘルメットカメラをかぶって出産に挑む妻を僕がカメラで回すことになっていたからだ。妻はヘルメットカメラをかぶってはいない。

が、出産を迎える妻の姿を撮影しておきたい。そう思った。ヘルメットカメラは妻の顔の近くに置いた。かぶってほしいわけじゃなく、ヘルメットカメラ魂だけ近くに置いておこうと思ったのだ。

横になり助産師さんに言われたとおりに呼吸を整える。これから10か月以上妻の体の中にいた子供が出てくる。沢山の人が経験していることだけど、信じられない。

バランスボールの上では悶絶していた感じだったが、横になってからはリズムを捉まえてきたようだ。

すると妻は。目の前にあるヘルメットカメラを見た。そして。僕にはうなずいたように見えた。「いくぞ」と。妻は自らの手でヘルメットカメラを取り、かぶったのだ。僕は妻の取った行動が信じられなかった。この状況でかぶるなんて。

出典妊活ダイアリー from ブス恋

カメラのレンズのところには蓋がついていたので、僕が外そうと思ったのだが、妻が出産を迎えるという人生初の状況に加えて、ヘルメットカメラをかぶるという行動を起こしたことで動揺して、手が震えた。

緊張と感動からだった。僕は泣きそうだった。涙が出そうなのを必死にこらえた。

こんな時にヘルメットカメラをかぶろうとした妻を非難する人もいるだろう。だけど。

芸人という仕事は血液まで芸人になっていく。母親になる女性であるが芸人である。カメラをかぶって、その顔を残したい。その顔を、いつか子供に見せたい。その気持ちが勝った。

僕はヘルメットをかぶった妻の姿が、お腹の中の子供に母親として、芸人としての根性を見せているような気がした。お腹の子に「お母さんの職業は芸人だよ」と言ってるような気がして、だから涙があふれそうなのをこらえた。

出典妊活ダイアリー from ブス恋

さあ、ここまで!!この続き…良かったら本、読んでみてください!!

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