『お見合いの席で、緑茶が敬遠されるのはなぜ?』

正式なお見合いでは一般的に、関西では「昆布茶」 関東では「桜湯」が用意されます。

これは見合いの席で緑茶を出すのがタブーとされているからです。

では、それは、なぜか…?

理由は、緑茶が仏事と深く結びついているからです。

昔から、緑茶は葬儀や法事の引き出物として利用されてきました。
その為、緑茶は縁談の席には不似合いというわけです。そういえば、私も香典返しではよく緑茶を頂きました。

また「お茶」は、昔から隠語の世界では「女性自身」や男女の交わりと結びつけられてきたそうです。なんと…、「茶碗」「茶壺」は女性自身のことをあらわしいるそうです。そして「茶柱」は男性自身のことだそうです。
(まったく、誰が考えたんだか?想像したんだか・・・?)

そして、花柳界では客がつかず暇なことを「お茶をひく」といいますから(確かに聞いた事あります)若い男女が初めて顔を合わせる席で、いきなり緑茶がでてくるのは…、以上のことを連想させかねないとても失礼なこと…。
(だから、お見合いの席では緑茶はタブーなんですね)

これに対して、「昆布茶」は「よろこぶ」や、或いは子宝に恵まれるという意味の「子生婦(こんぶ)」に通じることから、お目出度い席(お見合いの席)で出されることが多くなったようです。

一方、桜湯はその華やかさがお目出度い席に相応しいと(お見合いの席に)用いられることが多くなったようです。

『敷居、畳の縁(へり)を、どうして踏むのがダメなのか?』

「敷居や畳の縁は踏んではいけない」や、もっと具体的に「戸や障子などの敷居や、畳の縁は親の顔(或いは、父親の頭だから父親が出世出来なくなる)だから踏んではいけない」といわれますが、

それはなぜ?

これは敷居や畳の縁が「境界」であると考えられるからです。

畳は「座って半畳、寝て一畳。人間生きて行くにはそれだけあれば良い」とよくお祖母ちゃんが言っていましたが…。おそらく昔の人の考えでは、畳み一枚は、一人の人間が暮らすための最低限の空間と位置づけられていたのでしょう。このことから、畳の縁は人間一人一人の必要な空間を区分けする境界線と考えられるのです。

また、これとは別の考えですが、あの世とこの世の「結界」として見ることも出来ます。
もし、夜、明かりのついた部屋で畳の縁を踏めば、畳の隙間から漏れる光をわずかに遮ります。

これは、自分が何処にいるかを知らせることになりますから、床下に潜む暗殺者にたいして無防備になることを意味します。
※つまり、下から突き殺されてしまう可能性があるということですね。

また、昔は畳の縁に家紋を刺繍することがありましたから、家紋を踏んではいけないということからも畳の縁は踏んではいけないとしたのです。
(昔、昔、畳があるお家というのは、ある程度の身分のあるお家であったようです。そのため、庶民に畳が普及し始めると、その教えも一緒に庶民の間に普及していったものではないかと思われます。)

『どうして、お茶碗を叩いてはいけないの?』

ごくたまに居酒屋などで、酔って上機嫌になった人が、お箸でお茶碗をチントンシャンとリズミカルに叩いていたりしますが、これ…、昔から伝わるしきたりや食事の作法ではやってはいけないこと、マナー違反です。

昔、日本人は、箸には霊力が宿ると考えていました。

これは、箸が神事に用いられてきたからですが、その神聖な箸で茶碗を鳴らしたりすると、その音に魔物や邪気が引き寄せられてやってくる…と、信じられていたからです。
(私も子どもの頃一度やって…、「バケモノが来たらどうするの!!」と、母親にえらく怒られました。それからは、二度とやっておりません。)

また、戸外で使用した箸には、自分自身の魂が乗り移っているため(自分の魂が乗り移った箸を呪詛の道具や、魔物に魅入られないように)、折って捨てなければならないなど、神聖な箸をめぐっては様々なタブーが存在します。

これは、また、箸には格があり。自分と神様が同時に食事をしていると考えられてきたことと関係しているとも思われます。

※箸は、高価な金額のもの(塗りの箸)が格上と思われるかもしれませんが、実は一番の格下なのです。一番の格上は、白木のどちらを使ってもいいようになっている(つまり、自分と神様が同時に食事することが出来る)お正月に使うお箸が一番の格上なのです。

世の中、高けりゃ全て良し…、では無くて、ちゃんと意味があるんですね。

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知らないことが知りたくて、メンタル、カルマ、礼法に漢方スクール…etc.とお勉強。で、ですね、人を動かしているのは無意識、でも、この無意識を味方につけるとスゴいんだ~と気づいたら…、なぜか、「えっ?!そうくるかぁ~」と、色んな場面に遭遇しれしまう…という面白いことが起こりだすのでした。

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