記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
お子さまのいるご家庭にとって、これからの季節はインフルエンザが不安ですね。そのため、予防接種を必ず受けている、という方は多いのではないでしょうか。しかし大人と異なり子どもの場合、間隔を空けて2回接種する必要があるため、その方法事態に不安を覚える方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな子どものインフルエンザワクチンについて、医師に詳しく解説いただきました。

そもそもインフルエンザワクチンって何からできているの?

現在厚生労働省認可の下、日本国内で用いられているインフルエンザのワクチンは次の3つの型を混合した抗原が含まれたものがワクチンとして製造されます。

1:2009年に大流行したインフルエンザの型
2:A型のものからひとつ
3:B型のものからひとつ

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ワクチンのメリット・デメリット

<デメリット>
感染を完全に予防することができない

<メリット>
・ある程度はインフルエンザの発症を予防できる
・発症した際の重症化を防ぐ効果は期待できるとされている

乳幼児のワクチンについて

乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、いろいろ調査がなされ、論文などで報告されていますが、だいたい20~50%ほどの発病を防止する効果があったと報告されているものが多いようです。また、重症化を予防する効果を示す報告もしばしば見受けられます。

確実にインフルエンザから体を守るためには…

上記のことからもわかる通り、ワクチンは一定の効果はあるものの完全に子どもたちをインフルエンザウイルスから守ることができません。そのため、予防接種に加えて、親や周りの家族、子どもにかかわるまわりの大人たちが手洗いやマスク使用、うがいを徹底させるよう働きかけるほか、インフルエンザが流行している時期は人が多く集まる場所にはなるべく行かないようにすることなどもとても重要になってきます。

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子どもは、なぜ間隔を空けて再度予防接種するの?

一度病原体やワクチンに含まれる抗原に体の免疫系が反応すると一定の記憶が働き、再度同じ病原体が来たときは迅速にやっつけようという働きを示します。そのため1回目に病原体に遭遇した時よりも2回目に病原体に遭遇した時のほうが早く強く免疫系が反応して病原体を体から排除しようとします。これと同じように1回のワクチン接種である程度のインフルエンザウイルスの特徴を体が認識し、2回目のワクチンを接種することでさらに高くインフルエンザウイルスに反応する体を作ろうとすることが目的です。

12歳までの子どもは2回の接種が原則とされていますが、それは大人に比べて免疫系の機能がまだしっかりしていないから。 ちなみに12歳11カ月の時にワクチン1回目を打った場合は13歳になったとしても2回目を打たれたほうがよいとされていますし、大人でも先ほどの考え方からしますと2回打つことは何ら問題ないとされています。

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医師からのアドバイス

小さなお子さんに2回針を刺して痛い思いをさせるのはつらいところですが肺炎脳症なども引き起こしうるインフルエンザを考えますと2回接種をしっかりして守ってあげましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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