記事提供:長谷川豊 公式ブログ

少し感じたことがあるので、記したい。ここ数日で、下記のニュースが流れたことは皆さんもご存じだろう。

アグネス・チャンさん殺害予告、中3書類送検へ

シールズ奥田さんに脅迫状 殺害予告、大学に文書届く

アグネス・チャンさんやシールズの奥田氏などは、不安だったろうし、とても嫌な思いをしたことだろう。警察も適切に対応してほしいし、彼らは明確に被害者なので丁寧な保護を願いたいものだ。と、同時に思うのだが、これって…

ニュースにするべきものなのか?

いや、これは個人的な感情と思って聞いてほしい。もちろん、本人たちは本当に恐怖するし、何より、「脅迫」は重大な刑事事件だ。

なので報じる意味合いはあるし、それは分かるのだが…脅迫してくる輩って、そもそも「本気で殺害などする気がない」連中じゃあないのか?

「本気で殺害すると罪も重いし大変だけれど、なんとな~くいやがらせしようかな~」という連中が送ってくるのが「脅迫状」だと思うのだ。そもそも、本気で殺したいのであれば、

黙って殺したほうがよほど殺害しやすい。変な邪魔が入らないのだから。

自殺もそれに近い。

「もう死にたいと思うんだよね~」
「生きているのが嫌になった…」

確かにそれは、命に対するSOSである可能性は十分にある。しかし、同時に単なる「かまってちゃん」の時も、かなりあるのが現状だ。

「つらいんだよね~。でも、普通に言ってもかまってくれないし優しくしてくれないじゃん~?なので『死にたい』って言って注意、ひいちゃいました~」

って輩は、あまりにも多い。私が心の底から軽蔑し面倒くさいと感じる相手だ。いや、個人的な感情は置いといて、とにかく、人間の言葉や感情の中にはもっと冷静に分析すれば、見方の変わるものが存在するって話をしたいのだ。

アグネス・チャンさんやシールズ奥田氏に対する脅迫状は「本気で殺したい」などとは1ミリも思っていないのではないか?という分析をもとにすると、連中の目的は単純に恐怖させたい、単純に嫌がらせしたい、と見て取れる。

何より、彼らの行動を「その恐怖によって抑制したい」と考えているとしたら…その行動の原点は、世界で相次いでいる『テロリスト』たちととても酷似している気がするのだ。

自分はよわっちいのに

対して力もないくせに

必死になって大掛かりに見える脅しをすることによって、「恐怖」という嫌がらせをする。人々や政府はその「恐怖」を抑制するために多大な出費を支出せざるを得なくなる。

アメリカ9・11のテロがその典型だ。飛行機を貿易の象徴のビルに突っ込ませることにより、また、何かするぞ、と。飛行機に乗るときは気をつけろよ、と。

本当は、何度もあんな事件を起こす力もないくせに、とにかくブラフを仕掛けるだけ仕掛ける。そして…アメリカはテロとの戦いを政府として表明。

毎年9兆円もの予算をテロとの戦いに工面しているため、2011年、テロからちょうど10年の時、現地で取材したところによると、アメリカはわずか10年で、対テロの準備のために

90兆円

という天文学的な数字を使わされていたのだ。本来、この金額は全額、アメリカ人の福祉や生活のために使われるべきお金であった。私はその事実一つをもって、「アメリカはテロに敗北したと言える」と現地からの中継の時に断言した。

話を戻したい。

犯罪者たちの本来の目的が単なる「恐怖を与えること」なのであれば、それって…メディアが報じたら「犯人の思惑を助けるだけ」じゃあないのか?

例えば、アグネス・チャンさん、またシールズ、彼らに「脅迫状が届いた」とニュースでやれば、中には恐怖におびえて、彼らを支援したり彼らと行動を共にする人々が、声を上げることが慎重になるかもしれない。

そんなに恐ろしいことになるのであれば、彼らを助けることをやめよう、となるかもしれない。それって…犯人の思惑通りじゃないか。犯罪、助けとるがな。

脅迫は犯罪行為である以上、警察がしっかりと対応し対策すべきだと思うが、2次的な被害というか、犯罪の助長や助けにならないように、報道の仕方も考えてみてもいいかもしれない。

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