覆面芸術家のバンクシーが手がけ、2015年8月22日から9月27日までの期間限定でオープン期間限定でOPENしていた夢と陰気の国Dismalandが、終了後解体されフランスのカレーで、難民キャンプのシェルターになる事がわかりました。

出典 YouTube

Dismalandは、15年前に閉鎖した英国南西部ウェストン・スーパー・メアのプール施設を改装して作くられたアート展で、チケットは即完売、わずか5週間ながら15万人もの来場者を集めました。ウェストン・スーパー・メアの住人は7万5000人なので、地元住民の約2倍もの人々が小さな港町を訪れ、その経済効果は36億円にもなったといいます。

ディズニーランドを彷彿させるロゴや施設、しかしそこでは、可愛いキャラクターや笑顔のキャストに出会う事なく、愉快なアトラクションもない、夢も希望も魔法もないテーマパークとして話題になり、世界中の注目を集めたディズマランド。

パーク内には、焼け焦げたディズニーランド城や、小さな船にぎゅうぎゅうに乗った移民たち、馬の吊るされたメリーゴーランド(欧州で牛肉100%の冷凍ラザニアに馬肉混入した事件を皮肉)横転したかぼちゃの馬車と倒れたシンデレラとそれに群がるパパラッチなど、バングシーの作品10点と、世界各国から参加した約50名のアーティストによる自然破壊や難民問題、社会問題などを風刺した作品が展示されていました。

Banksyはこの場所を「子供のためにならないテーマパーク」そして「ふざけた現実逃避からの脱出」のためのショーであると解説。

現在は5週間の限定オープン期間を終え、現在は解体作業および、資材などの輸送を行っているといういいます。

出典 http://dismaland.co.uk

公式HPのTOPページでは、カレーでのシェルターについて「カレー版ディズマランド、間もなくオープン!オンラインチケットは購入不可」と皮肉を込めて記載されており、実は閉園後に解体された資材や設備を利用してシェルターを作る所までを含めて、この作品が完成するのだという事が伝わってきます。

カレーには、難民認定を求めて、イギリスに渡ろうとしている多くの人々が、キャンプ生活を行っていて、この新たな試みは、ヨーロッパ各国の難民対策を痛烈に皮肉るものになるとみられる。

出典 http://www.fnn-news.com

グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法で、社会風刺、反資本主義的なメッセージを送り続けてきたバングシーらしい展開といえるのではないでしょうか。

出典 YouTube

この記事を書いたユーザー

Mucoco このユーザーの他の記事を見る

愛犬と一緒に、海を眺めながら暮らしています。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス