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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
腰が曲がったおばあさんが杖をつきながら歩いている――よく見かける光景ですが、全ての方の腰が曲がるわけではありません。今回は、そんな加齢と共に背中が曲がる理由とその予防方法について解説します。

加齢にともない、腰が曲がっていく人の、主な原因は骨粗しょう症による椎体(背骨の骨)骨折だと考えられます。 これは、特に女性に多く、50歳代の女性の9人に1人は骨粗鬆症と言われているほど。年齢が上がるに従ってその割合は増え、70歳以上の女性の3人に1人は骨粗しょう症と非常に罹患率の高い疾患です。

椎体骨折の原因とは?

椎体骨折は重いものを持ち上げたり、お孫さんを抱っこしたりしたときなどに痛みを伴って起こることもあります。ちょっとした衝撃が椎体の圧迫骨折を引き起こしてしまうのです。また、腰を落とさずに物を拾う、高いところの物を取るといった動作にも注意が必要。驚くべきは、2/3の方が無症状で骨折しているという報告もあるとのこと。

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腰の屈曲による身体的なトラブル

・背が縮みます。2cm以上身長の変化がある場合は要注意です。
・歩くバランスが変わるため膝に痛みが出たり、腰に痛みが出たりします。

改善法、予防法ってあるの?

最近は検診で、超音波やレントゲンによって骨密度を測定し、骨粗しょう症か否かを診断することが可能。腰が曲がる=椎体骨折の原因は骨粗しょう症ゆえ、このような検診を定期的に受けておけば、発生の予防に非常に役立ちます。

<骨粗しょう症と診断されたら…>
ビスフォスフォネート製剤という薬が適応されます。それによって、骨粗しょう症を回避できる可能性が高くなりますが、同時に整形外科や内科の先生にも相談し、自身に適した治療を考えるようにしましょう。骨粗しょう症の治療は椎体骨折の予防のみならず、手首の骨折、腕の骨折、大腿骨の頚部骨折の予防につながります。

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骨粗しょう症は閉経後に進行すると言われており、閉経が早かった方は起こりやすいと言えます。また日頃からカルシウムを含む食品の摂取が少ない方は骨粗しょう症になる可能性があります。

<予防のために摂取したい!カルシウムが豊富な食材>
・牛乳や乳製品
・豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品
・シラスや煮干しなどの小魚
・ひじきやわかめなどの海草類
・小松菜などの緑黄野菜
…などを積極的に食べるようにしましょう。 いっぽうダイエットもカルシウムの摂取量を減らしてしまいます。すぐに骨粗しょう症に結びつくわけではありませんが、過度のダイエットは危険です。

医師からのアドバイス

腰曲がり=椎体骨折は予防可能な骨折。カルシウムを積極的に取ることで、椎体骨折の原因となる骨粗しょう症を未然に防ぐことができるでしょう。また、もし骨粗しょう症と診断されても内服薬をしっかり服薬することで、骨の強度を高めることができます。

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