記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
耳慣れない人が多いかもしれませんが、「会食恐怖症」は不安障害のひとつです。これは女性に多く、友人と一緒に食事に行くことなどが苦手で、つい断ってしまうという方は会食恐怖症の可能性があります。

そこで今回はこの会食恐怖症の症状や原因、対策について、医師に解説していただきました。

会食恐怖症とは?

友人や仕事仲間と食事をすること、同じテーブルを囲むことが苦手と感じ、誘われても忙しいことや他の理由を口実に避けてしまうことをさして、会食恐怖症とすることが多いようです。他の人と食事をすること自体に魅力を感じないこと、あるいは、それを恐怖と思ってしまうこと、あるいは、会食の席で他の人と話をしないといけないことが苦手と感じてしまうこと、など様々な症状が存在します。

会食恐怖症の原因は過去のトラウマ?

過去の体験による部分が大きいと考えます。
例えば、以前に食事の席で何か恥ずかしいことがあった、具体的には、

・マナーが間違っていることを指摘された
・食事をこぼしてしまい、テーブルや洋服を汚してしまった
・酷く酔っ払って失礼な行動をしてしまった

などです。また、

・そもそも他人と話をするのが苦手で、盛り上がっていても自分だけ取り残された感じになってしまう
沈黙の時にほどよい話題を提供できない

という、マイナスな記憶が症状の原因であるように考えられています。

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これって会食恐怖症の症状かも?

具体的な症状としては、食事に誘われたときについつい断ってしまうことが一番大きいです。調整可能な予定であっても、どうしても予定が入っていていけない、と言ってみたり、あるいは、そもそも何の用事もないのに先約を理由に断ってしまったりすることがあります。

断れなかった会食が近付いてくると、腹痛やめまいなどの症状が発症したり、気が重くなり悲観的に物事を考えてしまったり、さらには、食事中に手が震えたり、顔が赤らんだりすることもよく見られます。

会食恐怖症の改善法、予防法はある?

改善法としては、場慣れして良い記憶を沢山蓄えることです。具体的には、年長の面倒見が良く、かつ、気を遣わなくて良い先輩がいれば理想的で、その方たちと会食に行き、楽しかったなという経験を積み重ねて下さい。

また、自分は会食恐怖症なのでと敢えて打ち明けることで、話しやすい話題を振ってくれたり、その場を和ませてくれたりするかも知れません。

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会食恐怖症になりやすい人の特徴は?

一貫して、人とのつきあいが苦手な人が多いです。その場合、食事だけを改善しても抜本的な改善にはなりませんので、人間関係全体の見直しが必要になり得ます。

また、単なる「苦手」といったことだけではなく、神経症という病気が隠れていることもあります。神経症は、通常の社会生活は送れても、特定の行為(この場合、会食)に対して、極端に拒絶反応を示す(具体的には、気持ちが落ち込んだり、腹痛などの身体症状が出たり、場合によっては自傷行為をしたり)ことがありあます。この場合は、専門家を受診して薬物治療で症状を改善することも検討が必要です。

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【医師からのアドバイス】

もし会食に恐怖心を抱いていたとしたら、誰かに打ち明け相談してみたり、そういったことができない場合は、医療機関に頼ってみてください。ご自分のペースで、焦らず、慌てず少しずつ克服することを目指していきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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