(おでこが、ピカピカだなぁ…笑)

そのセミナーの懇親会のときにこんなご質問を頂きました。

「物が捨てれない人に対して、どんなアドバイスをすれば良いでしょうか?」

という内容。

これは片付けの仕事をされている方からのご質問だったのですが、物が捨てれない人や、捨てるのを促したいと思う人は

【捨てること】

に、意識が向きやすくなるものです。

よく、

「物が沢山あるから捨てなきゃ!」

とか、

「断捨離しなきゃ!」

と、口ずさんでいたり。

それは当たり前と言えば当たり前なのですが、

実はこの捨てなきゃという発想自体が、捨てれない連鎖を生み出しています。

物が捨てれない人が意識するべきことは、たった1つ。

それが、

【大切にする】

という発想を取り入れるということ。

物を捨てるという観点で見るのではなく

【大切にする】

という観点で見つめていく習慣が、結果的に捨てることにも繋がっていくのです。

伊藤はご自宅へセッションでお伺いするときに、一番最初にやることがあります。

それが、

【物をまったく捨てない掃除】

です。

やる場所の範囲を決めて

その場所の物をすべて出した後に空間を綺麗に掃除&拭いてから、また物を元に戻すのです。

そして物を戻す際も、1つ1つを丁寧に拭いていきながら戻していきます。

どう考えてもいらないようなペットボトルの空なども、丁寧に拭いて戻していきます。

「物が捨てれないのだから、今日は捨てなくてもいいので、絶対に捨てる事を考えないでくださいね」

そうやって捨てない掃除をすると

「お願いですから、捨てさせてください…!!!」

と、今まで100%物を捨てる結果になっています(笑)

こうしたように、物が捨てれない人にアドバイスをするなら

【物を捨てる方法】

を、教えてあげるよりも

【物を大切にする方法】

を、教えてあげたほうが結果的に手放していくようになります。

手当たり次第捨てていくことを考えるのではなく

「手当たり次第大切にしていく」

と、発想をするほうが効果的なのです。

すると結果的に、

沢山のものを同時に大切にすることができないことにも気づき、本当に大切にするべきものも見えてくるようになります。

これは以前執筆をしていた

「中々言う事を聞かない子供が、自発的に「片付けをする」ためには?」

の、記事にも通じる話ですね。

物が捨てれないと悩む人の多くは

【大切にする・大切にされる】

という経験が少ない傾向があります。

家庭やプライベートなどでも、

・自分自身を大切にする経験
・人に自分自身を大切に扱われるような経験

が、少ないからこそ

【まるでそんな自分の分身のように大切に出来ないもの】

に、囲まれてしまう結果になるのです。

なので、単純に捨てることを考えてしまうことは

【大切にしない】

という連鎖を繰り返すことになります。

よくテレビなどでも、家の物をどんどん業者に捨てられていき、泣き崩れている人の映像も見かけますが

そうなっていく理由も本心は溢れた物を捨てたいと思っていたのではなく

【大切に扱いたい】

を、思っていたから。

なのに、

その本心とは裏腹に他人にぞんざいに扱われて捨て去られていく物を見て、どこかで「大切に扱われない自分」とリンクしてしまうことがあるのです。

捨てる・手放すという事は

「切り離す」

というようなイメージに持たれている方は多いのですが

伊藤的な解釈で言うと、捨てる・手放すという本質は

【受け入れる(大切にする)】

ことにあります。

捨てる(切り離す)というような意識が強くなると、それが人間関係にも表れていき

相手と自分を切り離すようなコミュニケーションのパターンを取りやすくもなります。

物に溢れている人が、

言いたい事を言えない心理にあったり

他人と深く関われないような傾向が高くなるのも


ここに繋がる部分があるのですね。

でも、大切にする(受け入れる)という発想で物に接するようにして、1つ1つを大切にする習慣が身に付くと、

それが必然的に人間関係にも表れていき、自然と1つ1つのご縁が深まるようなコミュニケーションを取れるようにもなります。

その結果、沢山広げるような人脈形成、八方美人的な関わりがなくなり、少数を深めていく人脈形成になり、本音で関わる人だけが周りに集まるようにもなります。

あなたがもし、物が捨てれなくて悩んでいるなら。

今この瞬間から出来る一歩は、捨てるようないらない物に囲まれているのではなく

【大切にするべき尊いものに囲まれている】

という意識で、

囲まれている物に対して、優しくなることから始めてみてください。

そして、今日一日1つでもいいので、その尊いものを大切に扱ってみる。

・パソコンを綺麗に拭いてあげたり
・靴を綺麗に磨いてあげたり
・灰皿をピカピカにしてあげたり
・手鏡を綺麗に拭いてより美しく自分が映るようにしたり

小さな一歩でも大切にすること、始めていきましょう。

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