シュロの木…これって、関東以北でも見かけますけど…

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筆者は、この植物がどうしても南国植物にしか見えません。ただ、筆者が認識している、ここ何十年もの間、東京などで増殖しているので、南国植物だとしても、越冬能力があるということで、種を食べた渡り鳥の糞や、種自身が飛ぶことなどで少しずつ北上したのでしょうか…。

今回は、シュロの木は南国の木ではないのか?という仮説の元、温暖化との関係や、園芸で植えたのか、自然に飛んできたのか…等、どうして関東以北に定着して自生しているのかを考えていきたいと思います。

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筆者、この木が嫌なわけではないのですが、従来ならば違うものが生えていた雑木林が、シュロの林になったりしていることがあり、急増殖による問題点もあるのではないかと思った上、温暖化などの環境変化のメッセージなのかと思いました。

そのような点もありますので考えていきたいと思っています。どうか最後まで宜しくどうぞお付き合いください。

先ず、シュロとは、どこの原産?

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そこから考えていきたいと思います。


古くは栽培されて利用されていた。

Chinese windmill palm (Trachycarpus fortunei)
by harum.koh

装飾用・縄・クッション材等、以前は利用価値が高く、越冬能力も高いことから、積極的に栽培されたことで、九州原産ながら北上したものと思われます。

どうやら温暖化というよりも、耐寒性の強さによりそうです。

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色々な調べものをしていくと、そもそもの自生は日本では九州以南で、ヤシ科ですから南国調の見た目ではあります。

ただ、上記した利用価値が高いことや、庭木として寒い地方でも洋風庭園などで好まれて植えられたようで、そういったことから徐々に種が飛んだり好んで食べる鳥によって運ばれた経緯があり、現在は東北地方でも野生化したシュロが多数見られるということです。

和歌山県では海南市の棕櫚縄や棕櫚箒や束子の生産の影響で、栽培か野良かは不明ですが沢山生えてます。

九州南部で自生してるらしいですが、野良棕櫚(栽培してる棕櫚の種を鳥が運んで野生化したもの)が温暖化の影響で結構広がってるらしいです。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

筆者の調べの中では、温暖化による拡散というよりは、耐寒性が強いことで(成木で-10度迄対応)東北地方の越冬も可能と考えるに至りましたが、温暖化の影響に触れる記述もありました。

参考にしながら考えていきたいと思いました。

筆者の自宅兼事務所の近所でも急成長

出典筆者撮影

筆者は、この近所に約20年関わっていますが、この木はここに生えていませんでしたので、そんなに古木ではありません。特にここ数年の急成長は激しく、見る見るうちに巨木化していきます。

周辺の会社の植え込みにもシュロが沢山生えているので、この一帯は種が飛ぶなり運ばれることによって、増えてきているものと思います。

数年前から…

出典筆者撮影

民家と民家の間からも力強く発芽し、大きくなってきました。このまま巨木化するのでしょうか?筆者は楽しみですが、生えている住宅の方は、窓を開けられなくなる気がしますが…。

生態系への影響は?

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日本国内では、原始林・原生林と呼ばれて大切にされている場所がありますが、そういった場所でシュロが増殖しているようで、その多様性を認めるのか、やはり日本古来の林にシュロのような、洋風というか、南国調というか…そういった樹木が沢山生えるのは景観的に相応しくないというのか…色々な議論があるそうです。

林の下の日陰の部分を好むので、若木の内は生態系破壊の競合が少ないのではないかと筆者は考えていますが、成長が早いので、元々じっくりそこで成長するはずの樹木より早く巨木化し、それによって従来自生の樹木ではなくシュロ林になってしまった場所もあるようで、そうなってくると問題なのかと思っています。

そのような流れからか…

Chusan Palms & a lamp
by ototadana

一部地域では、シュロの増殖を問題視したり、若木の伐採なども行われ始めているようです。シュロ的には残念ですが、確かにこのままではどこの林もシュロ林になってしまうので(笑)

元々は利用価値も高く、園芸的にも手入れが少ないこともあって、人々が好んで関東以北にも植え続けたシュロの木。その力強い生命力が今となって少し困った存在になってしまい、やや可哀想な気も…

いかがでしたか?

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ということで、シュロの木について考えていきました。

早いペースで増殖しますので、軽い気持ちで栽培すると、後々にご近所がシュロ林に…なんてことにもなりかねないので、種が飛ばないようなお手入れ等に気を付けて、折角関東以北の寒い場所で育つヤシ科の植物ですので、大事に嫌われない様に育てるなり鑑賞するなりしたいと思います。

今のところ一部の林での急増殖の問題がありますが、それ以外の問題は然程聞かれないようです。上手く他の植物と共存して欲しいなぁ…等と思ってしまいます。

最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

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東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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