あなたはこんな写真を撮ったことはありませんか?

これはカメラのシャッタースピードを利用した「長時間露光」という方法で撮影されたもの。シャッターが落ちるまでの速度を通常より遅くすることで、カメラが動く光の跡をとらえられるようになり、花火や懐中電灯を使って写真内に文字や絵を描くことが可能になります。

スマホが普及した今は専用アプリで簡単に挑戦できるようになり、「花火文字」「花火アート」などの呼び名でもはや広く親しまれているこの撮影方法ですが、実はいま、その仕組みを利用したとある”最新機器”が誕生。さらにすごいアート作品が続々と生みだされはじめています。

”花火アート”の未来!LEDスティック「Pixelstick」とは?

まずはこちらの映像をご覧ください。

出典 YouTube

こちらは日本の女性アーティスト・DJみそしるとMCごはんのミュージックビデオ。音楽×料理をテーマに活動している彼女と有名百貨店・伊勢丹が”食”をテーマにした企画展を通じてコラボすることになり、書き下ろしの「THIS IS ISETAN UNDERGROUND」という楽曲とともに、こちらの映像が制作されました。

閉店後の伊勢丹新宿店で歌う彼女を包んだり、時には一緒に踊っている”光の落書き”たち。これはコンピューターでの合成ではなく、なんと上の花火や懐中電灯と同じ方法で撮影された映像になります。

ただ一つだけ違っていること、それはミュージックビデオにはPixelstickという最新機器が用いられていること。全長187センチ、重さ3kgほどの棒状の機械で、内部には198個のLEDライトが並んでいます。

スイッチをいれると本体から光が。一見不規則なただのライトに見えますが、実はこの光は付属のコントローラーですべてコントロールされています。本体を持った人の動きと連動してPixelstick内蔵のコンピューターが必要なライトを点灯、それを「長時間露光」で撮影すると、人力だけでは不可能だったこんな風景が表現可能に。

さらにPixelstickはSDカードに対応しており、あらかじめパソコンなどで用意した画像をSDカード経由でPixelstickに取り込めば、写真のような細かい描写も再現可能。DJみそしるとMCごはんのミュージックビデオに登場する手書き風の文字やイラスト、そして”ごちそう”たちも、きっとこの方法で表現されているはずです。

このPixelstick、元は2013年に開発者自身がクラウドファンディングサイトで出資者を募って制作されたもの。デモ映像を見たユーザーからは資金援助が相次ぎ、わずか数日で目標額を大きく上回ったという実話も存在しています。

その期待値に機器がしっかり応えられているかは、まさに”一目瞭然”。ちなみにPixelstickは、現在日本の個人ユーザーでも購入可能になっているようです。ミュージックビデオでその発想に刺激を受けた方は、いっそ自分自身で挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。

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twitter→ @drifter_2181 / 1983年生まれ。北海道在住。2012年にブログ「小娘のつれづれ」をスタート、2014年からはフリーライターとしても活動。デビューから応援しているアイドルの再評価をきっかけに、新規 / ライトファンを意識したエンタメ記事を日々研究しています。

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